こんにちは、朝ドラみ隊です。
物凄く大変な1週間でしたが、最後は来週への期待が持てる終わり方で本当によかった!
来週からはまた新しい登場人物が寅子を導いてくれそうな予感……!
【虎に翼】第9週5話あらすじ
河原に腰を下ろした寅子は、焼き鳥の包み紙の新聞の記事に目を奪われる。
『日本国憲法』『すべての国民は法の下に平等である』
寅子の脳裏に言葉が蘇る。
『とらちゃんができるのは、とらちゃんの好きに生きることです』
『とらちゃんが後悔せず、心から人生をやりきってくれること。それが僕の望みです』
ひとしきり泣いて、寅子は立ち上がった。
家に帰った寅子は新聞を開き、その内容をノートに書き留めるのだった。
「これからは、家族みんなが柱になればいい」
「家族会議を始めます!」
彼女の手には先ほどのノート。目を輝かせ、朗々と憲法を読み上げる。
『第13条、すべて国民は尊重される』『第14条、すべて国民は平等である』
しかし、寅子の感動は皆に伝わっていないようだ。どこか他人事の皆に寅子は熱弁する。
「自分には関係ないって言いたいの? この国は変わるの!」
皆の幸せ、寅子の幸せ。そして直明の幸せ。
直明は随分大きくなってしまったけれど、昔から勉強が好きなことは変わっていなかった。それならばと、寅子は直明に向きなおる。
「大好きな勉強をして、やりたいことを見つけて」
大黒柱にならなければと大人ぶる直明を見ていると、寅子は胸がざわつくのだ。
だから、寅子は弁護士に復帰して、直明の学費をねん出する。
だって二十歳なんて、寅子はまだ学校にいたし、花江ははると喧嘩して泣いたりしていた。男だからって、全て背負わなければいけない時代は終わったのだ。その言葉で花江は気づく。
「これからは、家族みんなが柱になればいいのよね?」
直明は寅子に尋ねる。
「……勉強していいの?」
寅子は答えた。
「必死になって勉強しなさい!」
寅子、直明。夢見た道を再び歩き出す!
昭和21年11月3日、日本国憲法が公布され、翌年の春。
昭和22年3月、直明は学生服を着込み、寅子はずっと閉まっていた弁護士の道具を取り出す。
これまでの道のりを振り返る寅子。
新聞の切り抜き。直言の『でかした』の書き込み。海辺で皆と遊んだ記憶。試験の合格證書。そして優三との夫婦写真。優未も映る家族写真。
寅子は力強く言う。
「いってきます!」
「なぜ寅子を採用しなければならないのか」
戦争の爪痕が色濃く残る街を進み、寅子は司法省を訪れた。目的は人事課長。
見つけた人事課長はサツマイモを食べようとしていた桂場だった。彼はサツマイモを諦め、寅子に声をかける。
「何か用か」
寅子は声を張り上げた。
「私を裁判官として採用してください、お願いします!」
その言葉を受けた桂場は、淡々と返答する。
「なぜ私が君を採用しなければならないのか、理由を説明したまえ」

新たな環境に飛び込む寅子!新たな出会いに胸躍る!
ついに立ち上がった寅子は早速行動を起こしましたね!
新憲法のすばらしさを共有できる相手がいないことだけが寂しいですが……優三さん……
でも、さすがは花江ちゃん。寅子が言いたいことをくみ取って、分かりやすく言語化する能力がずば抜けてますよね!「皆が柱になればいい」なんて物凄く新しい考え方なのに、すっと受け入れられる猪爪家もすごいです。
さて来週は新たな登場人物が追加され、寅子が新しい環境に踏み出していくようです。
私はこちらのインタビュー記事を読んで、優三ロスした心の傷を慰めようと思います……。


覚醒した寅子に色々気付かされるネットの反応
日本国憲法13、14条。あれは優三さんの言葉まんまだったんだね