こんにちは、朝ドラみ隊です。
やっぱりコミュニケーションが足りていなかった様子。
それにしても寅子はいい感じになってきたなぁ……
【虎に翼】第17週4話あらすじ
稲と優未に留守番を頼み、向かうは開店前のカフェ・ライトハウス。
寅子は涼子の前で更生指導所について調べたことを伝え、最後は2人で話すべきだと伝えた。
遠慮がちに本音を語る玉。しかし彼女のある発言に涼子は激怒して……?
優未と友達(?)のクラスメイト
いつもより少しだけ早く帰路についた寅子。
その途中、子供たちの話し声が聞こえて、寅子は思わず様子をうかがおうとします。
(子供)なあして いっつも黙ってるん?
声の正体は優未と、2人のクラスメイトでした。
同情や頼まれて作る友達はいらない
思わず草むらに身を隠す寅子。優未はうつむき、女子生徒に詰め寄られていました。
(子供)もっと楽しそうにせえて。友達になってあげたんだすけ……私が先生に怒られんねっけ
(優未)やっぱりそうだったんだ。……声をかけてくれてありがとう!
優未は感謝を述べつつ、互いに我慢しあう関係では本当の友達にはなれないと言います。
だから、もう一緒にいなくていいよ。と。
その言葉を正面から受け取ったクラスメイトたちは、呆れて先に帰っていってしまいました。
優未vs寅子 迫真の変顔対決
(優未)おかえり、早かったね
それ以上の言葉は交わさず、優未は勉強。寅子は身支度を整え始めます。しかし。
(寅子)優未~!
寅子は優三を元気づけようと、変顔攻撃を繰り出しました。
しかし、こっちを見ている優未の顔も同じく変顔だったのです。
寅子は優未を強く抱きしめ、言いました。
(寅子)本当に悪いんだけど、次の日曜日……稲さんとお留守番、お願いできるかな
優未は了承はしたものの、その声は明らかに沈んでいます。
その姿に胸を痛めつつ、寅子は友人のために六法全書を読み始めました。
「全て話すべき」 背中を押した、寅子の一声
日曜日、営業時間前のライトハウスにて。寅子は早々に本題を切り出します。
(寅子)玉ちゃん。この近くには……残念だけどどこにも空きがなかった
(玉)……寅子さん
「今はやめて」
玉の心の声をあえて聞こえないふりをして、寅子は続けます。
(涼子)ねえ、何の話をなさっているの?
(寅子)玉ちゃん、お願い。涼子様に胸の内を全部伝えて
玉の胸の内
(玉)……私、ここを出たいと思っています。十分すぎるほどよくしていただきました。もうこれ以上甘えるわけには……
(涼子)冗談はおよしになって。全く笑えませんことよ
冗談どころか、いたって大真面目な玉。
自分がいなければ、涼子はもっと自由になれた。幸せに、なりたい何かになれていたはず。
(玉)私が中途半端に生き残ったばかりに、こんな目に……
(涼子)おぞましいことをおっしゃらないで!
涼子の秘めた思い
(涼子)……玉がいなかったら、私、今頃どうなっていたかわかりません
日傘を持つ事からお弁当の蓋を開けるまで、全てを玉に任せてきた涼子。
自分はその借りを返しているだけなのだと。
そして、夫・胤頼とは円満離婚であったこと。母からの遺言を聞かせたあと、静かに言いました。
(涼子)私の人生と母の人生を重ねて……あなたを、いつまでもそばに置いてしまった。
けれども、あなたの気持ちを考えずに、独り善がりだった。…………ごめんなさいね
長い時間をかけて、ようやく対等な立場となった2人
2人の会話を聞いていた寅子は、どうしても我慢ができなくなり、口を挟みます。
(寅子)玉ちゃん! 私は、せめて2人が対等であってほしい! すべてを諦めてほしくない
玉は、自分のせいで大切な涼子が傷つくのを見たくはありません。それでも
(玉)あなたなしの人生は考えられない 私の親友になってくれませんか?
(涼子)…………あなたはもう、親友ですよ
自分の気持ちを曝け出した2人は熱い抱擁を交わし、いつまでも涙を流していました。

ナイスアシストの寅子 その道のりをふりかえる
涼子様と玉ちゃんの問題を鮮やかに解決してみせた寅子。彼女の成長をふりかえっていきます。
学生編の寅子は、白黒というより、気に入らないことをハッキリ言う女性でした。
時は流れ戦後。寅子が取り組む問題は大きく変化します。
多岐川さんの「愛」。杉田弁護士の「持ちつ持たれつ」。
一度諦めた法の道。戦争孤児。優未との確執……。
少しずつ、色んなことが寅子の心に影響を及ぼしたのだと思います。
特に家裁の「相手がよりよい人生を送るために問題と向き合う」という目標の影響は大きそう。
今回の「私は答えを出すことを放棄する」は、本当に成長を感じる一言でした!
以下の記事は、少年裁判を執り行っていた頃の三淵さんの様子が語られた記事です。
今の寅子を見ていると、彼女も三淵さんのようになっていくのではないかとワクワクしますね!

ネットの反応
寅子の一押し、とてもよかったよ! ようやくたまちゃんと涼子さまが本当の意味で親友になれた神回