こんにちは、朝ドラみ隊です。
優三の忠告を聞かなかったために起きてしまった今回の事件……。
やはり彼は寅子にないものを持っている最高のパートナーなんだなと強く感じた回でした。
【虎に翼】第8週1話あらすじ
昭和17年(1942)、1月。
日に日に満足な食糧が手に入らなくなる世のなか。はるはその中でどうにか満足できるような食事を作らなくてはならないことを日記に記している。
一方その頃、優三と寅子は穂高先生に結婚の報告を行っていた。寅子は結婚してから立て続けに依頼が舞い込むように。直言の事業も順調であるし、穂高先生は笑いながら、何もかも順風満帆ではないかと言葉を送る。寅子もその通りであると思っていた。
かぼちゃでかさましされた夕食を食べる寅子。そう、確かに自分が望んでいたものはすべて手に入ったはずだ。隣の布団で横になり、即座に寝付く優三を見ながら、寅子は1人思い悩んでいた。
「女から離婚を成立させるのは至難の業だ」
そんなある日、寅子は新たな依頼人を受け持つ。
彼女の夫は、子供と自分を放置して借金をこさえてばかりいる。この状況に耐えかねた女性は、離婚の決断を下したのだ。依頼を受けることにした寅子に、女性が去ったあとによねは言う。
「女側から離婚を成立させるのは至難の業だ」
寅子にも今の段階で勝算があるわけではない。しかし、あの依頼人を見ていると、寅子は梅子を思い出すのだ。どうにか力になってあげたいと思うのは、至極当然のことだった。ところが数日後。依頼人は離婚を取りやめるつもりであると寅子に伝えに来た。夫の元に赤紙が届いたという。寅子とよねは、おめでとうございますと静かに頭を下げるのであった。
昼休み、その話を聞いた優三は、その依頼人のことを『仕方ない』と評する。本心はどうあれ、周りの目が離婚を許さない状況になってしまうのだから。今後民事の案件が減っていくと考察するよねであったが、寅子と轟はあまり心配していない様子。
お昼から戻った寅子を待っていたのは、これまた女性依頼人だった。
「やっぱり女性弁護士は手ぬるいのね」
夜、寅子は依頼人についてを優三に語る。依頼人は2人の子供を育てなければならないが、すでに夫は他界。夫の義両親は満足に援助をくれないため、依頼人は生きていくために他の男に夫の医療所を貸出し、男と1つ屋根の下で暮らしているらしい。義両親側はこれを妻の不行跡とし、子の親権を依頼人から取り上げようとしているそうだ。
鼻息荒く語る寅子に優三は深呼吸するように言うも、寅子はそんなことはないと言い返す。寅子の目標は、女性が虐げられない社会を作ること。自分の怒りは真っ当なものだと寅子は考えていた。
そして同年3月。
寅子と依頼人の女性は裁判に勝利する。上機嫌で事務所に帰る寅子だったが、彼女はとある記述を見つけてしまう。それは、依頼人の腹の中の子が芽生えたタイミングについてだ。よねさんの目測によれば、腹の子はあと1月ほどで生まれる。そこから逆算した子種が芽生えた時期、依頼人の夫は寝たきりで声も発せず、3か月後には昏睡状態になっていたのだ。
「こんな状態でお子さんを?」
寅子の嫌な予感は的中。
依頼人の腹の子は現在同棲している男の子で、長男もそうだったのだ。後日菓子折りを持ってきた依頼人に対し、寅子はよねが止めるのも聞かず、真実を問いただした。すると、依頼人の女性は笑いながら言うのだ。
「やだわ、気づいてらっしゃらなかったの? てっきり目をつむってくださっているのだとばかり」
やっぱり女性弁護士は手ぬるい。それだけ言い残し、依頼人は去っていった。
実は雲野先生も、過去に同じような経験をしたことがある。彼は自分の失態で、1人の人生を狂わせたことを今でも悔いているという。寅子とよねは雲野先生に厳しく叱られ、彼は頭を下げる2人の横を通り抜けていく。
寅子は雲野先生がいなくなった後も、いつまでも頭を下げているのだった。

寅子、手痛い失敗。これを糧に舞い上がれ!
「女はずるがしこくないと生きていけない」そういう時代だったんですよね。
ですが、大切に愛されて生きてきた寅子にはない発想だったはず。けして寅子が女性だから手ぬるかったのではなく、あくまで実践不足だとは思うのですが、それでも責められるのは仕方ないことでもある……。
この苦い経験を生かして寅子には頑張ってほしいです!
寅子にはこの経験を糧にして頑張っていってもらいたいものですね!がんばれ寅子!

狡猾な依頼人……。寅子はどうすればよかった?ネットの反応
穂高先生の描かれ方はわざとだと思う。猪爪って何度も間違えられることで、寅子の「はて?」に続けていく伏線だと予想。