こんにちは、朝ドラみ隊です。
優三さん最高かよ……。正直直道兄さんよりもっといい男だと思うのです。
寅子も大変だけど優三さんと二人三脚で頑張ってほしいのですが、明日は水曜日。地獄の展開が始まってしまいそうなのが嫌です……。
【虎に翼】第8週1話あらすじ
この日、寅子は仕事を休んで家で新聞を読んでいた。内容はどれも一面戦争のことばかり。憂鬱な顔で新聞を読む寅子に、はるは直言の元までお使いを頼む。道中、寅子の脳裏をよぎるのは先日の”賢い”依頼人のことばかりだ。
直言の工場に着いた寅子。彼の職場は軍からの需要もあり、仕事は順調。休む暇もなさそうだ。寅子が持ってきた書類は、直言が取引先に提出するものだという。用事が済んだから帰ろうとする寅子だったが、優三がそれを引き留め、2人は静かな川辺に向かうのだった。
川辺に着いた2人はそこにしゃがみ込む。優三が懐から取り出したのは食べ物だ。しょんぼりした顔の寅子を見て、気晴らしにと差し出してくれた。しかし寅子の表情は曇ったまま。それを見た優三はゆっくり、諭すような口調で話し始める。
「みんないい面悪い面があって、守りたいものが違う。だから法律があると思うんだよね」
寅子は女性弁護士として、正しい人であろうと常に努力しているのだ。しかしずっとそれでは疲れてしまう。だから、優三の前でだけはその肩の荷を下ろして、2人でこっそり美味しいものを食べる。優三の提案は寅子のことを思いやったとても温かなもので、寅子の心に初めて恋が芽生えたのだった。
寅子、妊娠!
夜、優三と寅子は静かに話をしていた。
昼間優三は、寅子が試験に合格するか諦めるまで、自分も試験を受けると言っていたのだ。結局彼は諦める道を選んだが、どんな弁護士になりたかったのか、寅子は興味が湧いた。寅子の問いに優三は、なりたい弁護士像はなかったが、法律に関する本を出版したかったと答える。自分が法律を学んだ楽しさを、他の誰かにも伝えたかったらしい。それを聞いた寅子は、もうすぐ出せると自信満々。
「『有名弁護士 佐田寅子を育てた佐田優三の法律教本』なんてどう?」
寅子の言葉に2人は同時に笑い、そして静寂が訪れる。寅子は意を決し、優三の布団のすぐ横まで転がった。優三は嬉しそうに寅子を布団に招き入れるものの、顔はガチガチに緊張している。そうして2人はもう1回笑いあって、恋人同士のように額を合わせて眠るのだった。
そして昭和18年(1943)、5月。
まだ日が高いにも関わらず、直言と優三は大慌てで家に帰ってきた。その目的であるらしい寅子はまだ帰ってきていない。と、玄関の扉が開き、寅子が帰宅。
「先生はなんておっしゃってたの?」
はるの問いに寅子は満面の笑みで頷いた。
寅子の体を心配するはるに、寅子を全力で支えると公言する優三。寅子と優三の様子に黄色い声を上げる花江に大喜びの直言たち。寅子の妊娠が決定したのだ。
最後の女性弁護士、佐田寅子
妊娠しても仕事は変わらずこなすと意気込む寅子であったが、体はそうもいかない。1日中眠く、だるく、胃の調子もすぐれないのだ。そんな時、寅子は法廷からの帰り道で久保田と出会った。久しぶりの再会を喜ぶ寅子だったが、久保田は硬い表情。2人はそのまま竹もとへ向かった。
「ごめんなさいね、お仕事中なのに」「どう?お仕事の方は順調なの?」
竹もとで久保田は早速寅子に話しかける。しかし、なんだか違和感を感じて話に乗り切れない寅子。その答えを久保田はすぐに明示した。職場の人間に、喋り方を注意されたそうだ。さらに久保田は話を続ける。
「今度、夫の実家がある鳥取に家族と移り住むことにしたの。弁護士も辞めると思う」
久保田によれば、中山も同じ選択をしたらしい。
「婦人弁護士なんて、物珍しいだけで誰も望んでなかったんだ」
未婚では半人前。結婚すれば子育てと仕事の完璧な両立を求められる。そんなの不可能なのに。大きな目に涙をためながら久保田は去っていく。仲間がいなくなり、思い出の場所だった竹もとも今月末で閉店する。よねはまたも試験に落ち、皆の思いを背負っていたはずの寅子はいつの間にか1人だ。そんな彼女のつぶやきを、衝立の向こう側で団子を食べていた桂場が聞いていた。
寝る前、寅子は久保田が行っていた婦人雑誌の『婦人法律相談』の仕事をこなしている。優三が寝ようと声をかけても、寅子はもう少しだけといって作業を続けていた。
婦人弁護士はもう寅子しかいない。寅子がやるしかないのだ。

優三と両想いになり、生活も順調な寅子。しかし仲間は脱落していく
優三さん!よかったねええ! ここまで滅茶苦茶長かったんじゃないでしょうか!
寅子も気づいていなかっただけで、元から優三には完璧に心を許していましたし、優しい優三さんに恋に落ちないなんてありえない。何はともあれおめでとうございます。
そして久保田先輩の口調を注意したやつは絶対に許さない。
火曜日から水曜日放送の前半くらいまではいつも幸せなのですが、その後はしんどい展開が続くことでおなじみ【虎に翼】。特に今週の事前予告はあまりにも不穏でしたし、明日が来るのが恐ろしいです……。

狡猾な依頼人……。寅子はどうすればよかった?ネットの反応
時々2人で美味しいものを食べる。そんなことが許されない時代でも、相手のことを思いやって言えてしまう優三さんは最高の男。