【朝ドラみ隊】虎に翼第121話ふりかえり:美位子の実刑判決・朋一の左遷。問題だらけの月曜日。気になるネットの声も調査!

虎に翼第121話 朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です。

虎に翼の放送も残りわずか! 物語が幕を下ろすまで目を離すことができません。

【虎に翼】第26週1話あらすじ

 

尊属殺裁判・二審では重罪

昭和45年7月。

美位子の事件の第二審の判決が下りました。

東京高裁は二審で一審判決を破棄。懲役三年六ヶ月の実刑判決を言い渡した。

父親を殺す行為自体は無期懲役に該当するものの、度重なる虐待を考慮した結果です。

(轟)残念だが、この結果は想定していた。だからすぐに最高裁に上告したんだ

(よね)最高裁が受理するかどうかは別問題だがな

最高裁調査官の仕事

最高裁は上告された事件を扱うべきか否か、最高裁調査官の調査によって決断します。

そしてそれは、美位子の事件も同じ。

調査官である航一は、桂場の元へ書類を届けに来ていました。

(航一)去年1年間に上告された刑事事件の分析結果です

(桂場)そこに置いておいてくれ

(航一)お疲れのようですね

(桂場)それは君も同じだろ。他人の気遣いなど無用だ

桂場の眉間に刻まれた深い立てジワ。

その原因となる人物が、航一が出た後の執務室へと入っていきます。

桂場と対立する幹事長・寒河江

桂場の執務室に響くノック。入ってきたのは反町と寒河江でした。

(反町)寒河江先生がどうしても桂場長官にご挨拶させていただきたいと……

穏便にことを進めようとする反町に対し、寒河江は早速本題を切り出します。

(寒河江)最近のお宅らは、とても司法の更生を守っているとは言い難いんじゃないか?

寒河江は昨年度、桂場の反対によって調査特別委員会の設置を延期にされています。

今回の訪問は、委員会の設置をせかす意図もありました。

崔香淑の決断

家庭裁判所が重要な局面を迎える中、寅子は汐見一家に呼び出され、笹竹を訪れていました。

(ヒャン)トラちゃん、時間を作ってくれてありがとう

(寅子)そんな! いいのよ。どうしたの? 話って

顔を見合わせ、恥ずかしそうにする汐見とヒャン。

そんな2人の背中を薫が押します。

(薫)もう! もったいぶってないで早く話して!

(ヒャン)実は……よねさんたちの紹介でお手伝いを始めることにしました。原爆被害に遭われた朝鮮や中国、台湾の方々の。

汐見一家の決断

(ヒャン)戦後国に帰った人も帰らなかった人も、被爆したことを秘密にしてきた人はとっても多いの

(寅子)……法的支援を受けられていない人がたくさんいるという事よね

同意するヒャン。次に言葉を発したのは汐見でした。

(汐見)これを機に、僕は裁判官を辞めようと思う

(寅子)えっ!?

汐見は裁判官として事件の知識を生かし、ヒャンを全面的にサポートしたいと考えていました。

仲睦まじげな2人を見て、薫も負けじと声をあげます。

(薫)私だって、すぐ頼りになる弁護士になるんだからね!

家族皆で、最高の弁護士事務所を作る。

話を聞いていた梅子は、料理を机に運ぶ際にヒャンに笑いかけます。

(梅子)本当に、最後はいい方向に流れていくわね

迷える子供たちの将来

夕方。汐見一家は先に帰り、寅子も店を出ようかという頃。

(道男)おお寅子。最近、また忙しいんだって? 優未が言ってたよ

大学院を中退し、将来に悩む優未。彼女は笹竹で働くことになったそうです。

(寅子)優未のこと雇ってくれて、本当にありがとうね

(道男)何水臭ぇこと言ってんだよ。優未は俺の妹みたいなもんなんだからさ

笹竹は新体制になってから、優未ともう一人、大五郎という少年が働いています。

大五郎は元非行少年。梅子たちが補導委託先として名乗りをあげてくれたのです。

大五郎がよく笑うようになったと聞き、胸をなでおろす寅子。

(寅子)そういえば最近、桂場さんはお店にお見えになっていますか?

(梅子)あれ以来、一度もいらしてくださらなくて…… 私も心配しているのよ

桂場のやつれ切った顔が寅子の脳裏をよぎるのでした。

少年法改正の是非を問う意見会のはずが――

昭和45年10月。遂に少年審議会・少年法部会が開かれることに。

この会議は、少年法を改正すべきか、各方面から意見を募るための場です。

会議開始直後、豊谷幹事の発言は、寅子たち家庭裁判所側の人間を大いに驚かせました。

(豊谷)少年法を改正する必要があり、皆さまからご意見を承りたい――

(寅子)はて? ここは改正が必要かどうかを議論する場所ではありませんでしたか?

寅子の発言に同意する久藤、小橋、稲垣。

しかし、豊谷は淡々と続けます。

(豊谷)お気持ちは分かりますが、少年の凶悪事件解決は国民が求めていること。その空気はお感じになっていますよね?

少年法を厳罰化するだけでは、昨今の問題は解決しない。

多岐川の最期の言葉は、まだ他所属の委員には届きませんでした。

家庭裁判所がやってきたことは、決して間違いじゃない

会議後、笹竹に来た寅子は酷く落ち込んでいました。

そこへ道男が団子を持ってきます。

(道男)これでも食って 元気出せよ

(寅子)ありがとう。……いただきます

ふと思い立ち、寅子は道男の様子を眺めます。

(道男)うちで新しく雇うことになった大五郎……

道男自身、元・非行少年です。

しかし彼は立派に成長し、今は他の非行少年たちの保護委託先を申し出ている。

彼は、家庭裁判所の取り組みが正しかったという事実の体現者なのに。

やるせない気持ちのまま、寅子は団子を口に運びました。

よね。かつての自分を美位子に見出す

山田轟法律相談事務所にて。

(相談者)採用内定をもらっていたのに、急に取り消しになったんです。……僕の実家に、何度も身元調査に来てたみたいで……

この日の相談者は、突如就職先から内定を取り消された青年です。

おかしいと思った彼が会社を訪ねると、会社側は説明もせず、金を渡してきたと言います。

彼が帰ったあと、美位子はよねたちに笑顔を向けながら言いました。

(美位子)お二人がたくさんの方を救う姿を見ていると、元気になるわ。……ここに置いてもらって、よかった

女を捨て、家を飛び出したよね。何の後ろ盾もないよねを守ってくれたマスター。

美位子のつぶやきを聞き、よねは昔を思い出していました。

朋一、突然の左遷

ある日の夜。

(優未)私、知り合いの雀荘で週に2度働くことにしたから

優未が仕事を見つけたと聞き、晩酌中の寅子と航一は視線を交わします。

そこへ、朋一がやってきました。

何の連絡もなしに帰ってきた朋一に、寅子たちはただ驚くばかり。

一方朋一は、端的に要点を口にしました。

(朋一)……異動が決まった

(航一)えっ?

(朋一)家裁に。……勉強会に参加していた仲間も、何人も支部に異動になって……

どう考えても左遷としか言えない人事異動。

航一は朋一に座って話すよう促しますが、朋一はこれを断ります。

(朋一)2人とも、勘違いしないで。僕は与えられた場所で仕事をこなして成果を出す。どこに所属しているかで考えは曲げない。新しい議論と変化は、裁判所に限らずどの組織にも必要なことなんだから――

(航一)…………いいから

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航一さんの変化を感じる月曜日

早速明日の展開予想ですが、

航一さんが桂場さんの元へ突撃するところから始まるのではないでしょうか?

 

航一さんは最高裁調査官なので、もしかすると左遷の理由に見当がついていることも考えられます。桂場さんの変化は誰もが感じているところ。朋一の件をきっかけに桂場さんに切り込むなら、「親」の立場ではなく、「同僚/ 部下」としての立場を持つ航一さんは適任そうです。

 

もう1つ展開として考えられるのが、予告の「桂場さんは巌となったのではないか」という発言

明日の放送で時が進み、家庭裁判所の立場がさらに悪くなるであろうことは想像に難くありません。桂場さんが寒河江幹事長と度々面会していることは、そのうち寅子の耳にも入るはず。

桂場さんの真意はともかく、その行動は「司法に他を介入させない」と言った所信演説からは遠くかけ離れています。

 

これまでのように、寅子の言葉が桂場さんに「一理ある」と思わせて、事態が好転することを願ってやみません。

 

最後に、寒河江幹事長について。

調べると「寒河江」という土地は、山形に実際にあるそうです。

サクランボが美味しいことで有名な土地なのだとか!

詳しくは以下のホームページをご覧ください!

寒河江ってどんなところ? | ふるさと寒河江会
ふるさと寒河江会

 

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ネットの反応

朋一が社会人になっても寅子と航一のもとに行って、色々吐き出せるのがいいね

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