こんにちは、朝ドラみ隊です。
ハギャレンの理解度が上がるたび、姉への理解度が少しずつ上がっていきます。
【おむすび】第3週5話あらすじ
「神戸に戻りたいか?」穏やかなおやつタイムに、聖人が訪ねた質問が結の内側に嵐を巻き起こす。
平穏無事が夢では駄目なのか? 自分の夢、ハギャレンメンバーの夢、そして姉・歩の夢。
大嫌いだったギャルと行動を共にするある日、決定的な出来事が結の前に立ち塞がる――!
聖人と取り残された結
夜、四ツ木翔也の母からもらったいちごをほおばっていた結と愛子、佳代。
そこに風呂上がりの聖人が現れると同時に2人は机から離れ、結は聖人と一対一の状況。
叱られる? と体を硬くする結に、そういう話ではないと前置きし、聖人は言います。
(聖人)もし……「家族で神戸に戻ろう」って言ったら、お前、どうする?
寝耳に見ずの「神戸へ帰る」話
(結)……神戸に? なんで急に?
結がかろうじて返せた返事はたったそれだけ。
聖人によれば、今すぐ引っ越すわけではないが、気持ちは聞いておきたかったとのこと。
(結)今そんなこと言われても…………わからん。
脳裏に刻まれた”あの日”の記憶は、今も結を苦しめているのです。
待ち伏せされた結
胸にもやもやを抱え、糸島の港に向かった結。そこには既に先客がいました。
(結)なんでおると!?
(翔也)ここで待ってれば来んじゃねがなと思って。
四ツ木翔也は「母が世話になった礼だ」と言って、大量のいちごを結に手渡します。
断ろうとした結が袋の中を開けた時、1冊のノートが目に留まります。
表面には大きく【夢】の文字。背表紙にはサクセスマップが書き込まれた、四ツ木翔也の夢ノートでした。
翔也の夢
(翔也)あっ!
(結)……それ、自分で書いたと?
(翔也)そうだ、悪いが?
(結)いや……。「12歳で優勝」って書いてあったけど、実現したと?
(翔也)当たりめえだ。ここに書いた目標は全部クリアしてきた
翔也の夢はメジャーリーグに行くこと。
ノートの目標を達成できなければ、メジャーなど夢のまた夢だと翔也は言います。
キラキラした言葉を前に、結は思わず本音を吐露してしまいました。
(結)夢って……なきゃだめなんかな。
農家を継ぐことも立派な夢。
翔也は静かに結の話に耳を傾けています。
(結)農家継いで、平穏無事に生きるって、それじゃダメなんかな。
(翔也)ダメじゃねえ。ただ……平穏無事に生きるのが夢って、ちょっとさみしくねえが?
結は翔也の言葉を聞き、咄嗟にお茶らけてみせます。
「さみしくはないか」という質問に、結は答えることができなかったのです。
歩のことが、分からない
家に帰ってきた結は、家計簿とにらめっこしていた母に声をかけられます。
(愛子)結。神戸のことは、ゆっくり考えればいいからね。糸島に残りたかったら、そうすればいいんだから。
結を気遣う母の言葉は、結の胸の内の疑問を一層大きくします。
(結)……お姉ちゃんやったら、どうするんやろう? なんであんな不良みたいになったん?
(愛子)お母さんは、歩が不良になったなんて全然思わなかったけどな。
姉の考えていることも、母の考えていることも、結にはよくわからないまま。
その疑問の答えを探すように、結は歩の部屋へと足を踏み入れました。
天神カツアゲ事件の現場
瑠梨の知り合いのおかげで、カラオケの大部屋をパラパラの練習に使えることになった結たち。
目的地へ向かう途中、珠子が誰かの悲鳴を聞きつけ、ひとり走っていってしまいます。
(女性)ざけんなよ! 触っただろ? おっさん!
(男性)やってませんよ!
(女性)痴漢したやろが!
奥にいたのは3人組の若い女性と、怯えた様子のサラリーマン。
珠子は恐れることなく前に歩み出て、凛とした声で言います。
(珠子)あんたらでしょ。天神界隈荒らしとうの。
ギャルたちの違い
女性たちは珠子の怒りも瑠梨の制止も、気にも留めない様子。
(瑠梨)もうこういうことやめようよ
(女性)ハッ! 何偉そうなこと言ってんの? あんたらもおんなじようなことしとんやろ?
(珠子)うちらそういうことしない主義やけん
そのとき、結の脳内でこれまでの疑問が形を持って広がり始めます。
聖人に止められても、ギャルの格好をやめなかった歩。社会のクズになると言われても自分を曲げなかった歩は、いったい何がしたかったのか。
(女性)アッハッハッハ!! 誰が信じんだよ、そんなこと!
(珠子)……ッ!!
(瑠梨)やめな! 手ぇ出したらこいつらと一緒になる!
ただ1つ、ハギャレンと付き合いをする中でわかったこともある。
それは、彼女たちには皆夢があり、輝きながら日々を送っていること。きっと、歩も同じ。
(女性)他人から見たら、うちら一緒だから。
結は一歩前に踏み出し、言います。
(結)全然違います!
九死に一生を得る
(結)みんなは人に迷惑をかけるような悪いことは絶対にやりません。そういうダサイことはやらない掟があるんです。
(女性)掟? 何それ、さ~っぶ。
(結)あなたたちと違ってみんなは、みんな、ちゃんと夢を持ってるんです。だから……。
女性たちは結に腹を立て、ずんずんと近寄ってきます。
瑠梨と珠子が結を守ろうとした、そのときでした。
(川合)やめなさい!
カツアゲされていた男性のおかげで、警察が駆け付けたのです。
まさかの”伝説”帰還
その夜、ギャルの掟が刻まれた色紙を歩の部屋に返しに来た結。
結が色紙を置くのと同じタイミングで、誰かが玄関扉を開けて帰ってきました。
慌てて歩の部屋から出て、1階へ向かう結。そこにいたのは。
(歩)ただいま~~! 結!!
伝説のギャル・歩本人でした。

歩がギャルになった理由。不良ではないと母が言った理由。
結ちゃんが歩さんのことを改めて考えるきっかけとなった今週のお話。すごくよかったです。
さて朝ドラみ隊では、来週以降描かれそうな歩の話の前に、もう一度彼女についてふりかえり&考察していきます。
◆結の姉・歩とは?
物語開始時点では登場していなかった歩。ようやくその姿がお披露目されましたね。
彼女のことを知るすべは家族の会話からしかなく、その内容は「伝説のギャル」「母から金を借りている」「父の心配性のもと(?)」など、怖い印象を抱かせるようなものが多かったです。
そして、結ちゃんは歩さんを滅茶苦茶嫌っていた。
その理由は、まだ明らかにはされていません。しかし、次回予告から考察できることもあります。
◆歩はギャルじゃない?
「私、最初からギャルなんかじゃなかったから」
予告の中、この言葉を背景に流れるのは、高校生くらいの女性が指切りをしているシーンと、「BARBARヨネダ」と書かれた店。たしかにこの時点では、歩はギャルの格好をしていません。
となると、彼女が総代まで上り詰めることになったのには、何か理由があるはずです。
◆大胆考察! 歩は自らを「ギャルと定義していなかった」説!?
彼女は強烈なカリスマ性を発揮していたことは、既に物語の中で語られています。
そして、歩さんは「最初からギャルじゃない」と発言しています。
このことから、「彼女自身はギャルであるつもりはなかったが、そのカッコよさが人を惹きつけた」可能性が考察できます。
やがて彼女の生き方に惚れた人が集まり、ハギャレンが出来た。彼女たちが歩のように生きるため、「歩らしさ」を刻んだものがギャルの掟なのではないでしょうか!?
◆結論:歩は多くの人から尊敬されるうち、「ギャル」と呼ばれるようになった!
今回は、アユの生きざまに憧れた女性たちがやがて「ギャル」と名乗り始めた……と考察しました。
この「生きざまこそギャルたる所以」という考えは、令和のギャルにも受け継がれているようです。
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ネットの反応
タマッチのかっこ良さは #虎に翼 のよねさんと通じるものがある気がする… 特に、明律大時代のよねさん。 見た目や性格はちがうけど、曲がった事が許せない所が似てる気がするしかっこいいな〜と惚れ惚れする