こんにちは、朝ドラみ隊です。
1回でいいからぎゅるぎゅるが効果的にはたらいてくれないかな……と思っています
【虎に翼】第23週5話あらすじ
寅子と優未によって、星家が変わっていく。
のどか・朋一・百合の本音を聞き、航一は改めて家族と向き合う。
止まっていた星家の時間が、ゆっくりと動き出していく――
いつも輪の中心にいる優未と寅子が許せないのどか
家族としての繋がりを賭けた麻雀勝負の最中、優未は腹をおさえて倒れ込んでしまいます。
(優未)心配しないで、いつものぎゅるぎゅるだから……
少しして、痛みは残るものの起き上がれるようになった優未。
誰もが優未を見て、心配して、笑顔になる。
その光景を1人離れたところから見ていたのどかは、もう平静を取り繕うことができませんでした。
(のどか)そういうところ……そういうところが嫌!!
亡き妻・照子が子供に託した最期の願い
(のどか)私の知っているお父さんは仕事第一で、家族との付き合いが下手な人なの!
お祭りや海に一緒に行ってくれることもない。
写真撮影のときに子供と手をつなぐこともなければ、散歩に誘うこともしない。
星家は仲が悪いわけではないけど、互いに干渉もしない。そういう家族だった。
(朋一)……それは僕だって思った。正直、嫉妬もした。でも寅子さんたちがお母さんの願いをかなえてくれてよかったってお前も言ったじゃないか
(航一)……願い?
(朋一)お父さんを甘えさせてあげてって
航一・百合。それぞれの思いを打ち明ける
大好きだった照子の最後の願いを聞き、航一はポツリ、ポツリと話し始めます。
(航一)……2人に甘えることなんてできなかった。そんなことしたら、気持ちがあふれて、もう立ち上がれなかった。……きっと自分が壊れてしまっていた
戦争研究所での出来事をかいつまんで話す航一。
尋常ではない責任を感じていた航一は、あえて子供たちと距離をとっていたことを告白します。
(航一)だからお前たちとも距離をとって、全てを百合さんに押し付けてしまった……
(百合)航一さん、『押し付けた』だなんて、それは違う。……2人を、家族を支えることが私の誇りなんです
百合は1度目の結婚の際、子供を身ごもることができませんでした。
そのせいで前の夫に三くだり半を叩きつけられたのです。
(百合)でもそのおかげで、あなたのような息子ができた。可愛い孫たちができた。心から喜んで育てたのよ
直明からの嬉しすぎる頼み事
(のどか)でも優未ちゃんの方がいいんでしょ? 寅子さんと優未ちゃんといるとニコニコしてる
(百合)それはね、寅子さんと優未ちゃんがいつも私をたくさん褒めてくれるから
誇りをもって家を支えている百合。
しかし、自分から進んでやっていることであっても、時々は褒めてほしくなるものです。
(百合)のどかさんと一緒で、私も自分を見て欲しいのよ
百合が初めて、自分の思いを口にした瞬間でした。
今からでも、時々は子供扱いをさせてほしい
(寅子)……最近、よく両親のこと思い出すの。思えば私は、心ゆくまで「子供」をやらせてもらえた
しかし朋一ものどかも、そして優未も、早く大人になることを強いられてしまった。
寅子は3人に、「時々は子供扱いさせてほしい」と頼みます。
その言葉を聞いた航一が、小さな声で呟きました。
(航一)……それは、僕がやるべきこと。今日までのことは、それがうまくできなかった僕の責任です
航一の言葉をかみしめるように聞く寅子。
やがて寅子は、1つの提案を思いつきました。
(寅子)そうだ航一さん、お互い少しだけ、家族のようなものをお休みしませんか?
無茶だと言う百合。ありなのではと賛同する朋一。
朋一という賛同者を得た寅子は、優未の手を引き、部屋を出ていきます。
リビングには星家の4人だけが取り残されました。
「子供扱い」の意味を必死に考える航一
寅子たちが出て行ってすぐ。
航一は、顔を背けるのどかにそっと近寄り、その場で腰を落とします。
何を言うべきか。逡巡したのち、航一はのどかに問いかけました。
(航一)……何が食べたい?
その言葉でのどかの涙腺は崩壊。
泣き崩れるのどかのそばに、『家族』のみんなが集まってきました。
自分がしてほしかったことが、次の世代では当たり前になるように。
数日後、寅子の元に秋山が、産休前の挨拶に訪れました。
しかし秋山の表情は暗く、何か悩みを抱えているようです。
(秋山)私、やっぱりここで辞めた方がいいんじゃないでしょうか? だって怖いんです。成果を上げられなかったらどうしよう……って
(寅子)そっか、そりゃそうよね
寅子は1つ1つ言葉を選びながら、自分の考えを秋山に伝え始めました。
(寅子)私が一番期待しているのは、秋山さんがやりたいことを選択して進んでいくこと
出産を機に、裁判官という仕事に魅力を感じなくなるかもしれない。
仕事を辞めて、子供と向き合いたくなることもあるかもしれない。
しかし、仕事に復帰したくなったら。秋山が戻ってくる場所は残されている。
(寅子)あなたの居場所はちゃんとここにある。その選択肢があるって、覚えておいていてほしい
それはかつて、寅子が『自分にしてほしかったこと』でもありました。
賑やかで、会話が飛び交う『家族』
昭和31年、12月。
再び『家族のようなもの』となった寅子たちは、皆で食事の準備をしています。
全員がせわしなく机を囲んで準備を行うその様子は、賑やかな家族そのものです。
(朋一)……それで、秋山さんは裁判官に復帰はされるんですか?
(寅子)ええ。そのつもりで動いてはいるんだけど、保育所が決まらないみたいで……あとはベビーシッターを探すか……
(のどか)そうなんですか……
(百合)じゃあ私やろうかしら。ベビーシッター
皆が家事を分担するようになって、自分の時間を持てつつある百合。
その時間を使って、彼女はさらに仕事がしたいと言うのです。
当然驚く一同。しかし、百合には百合なりの考えがありました。
(百合)実は憧れだったのよ。誰にも気を遣わず、自分のために使えるお金を持つことが

事情を知ってからもう一度振り返ってみると
綺麗にまとまった星家問題。もう爆発しそうです。
そういえばのどかさんは朋一さんより年下なんですよね。
終始大人びた態度だったので分かりづらかったものの、本当に航一さんに甘えたかったのはのどかさんだったのかもしれません。
朋一さんが比較的早く寅子たちに心を開いたのは「母の願いを叶えてくれたから」だったんですね。
朝ドラ公式の人物紹介には「子供っぽい一面も……」とありましたが、そんなことはありませんでしたね。
のどかちゃんが補導された翌日も「先に言うことがあるだろ」と怒ったり、妹に寄り添いつつも、怒るときは怒る兄なのではないかなと考えています。
航一さんが「子供らしく」と必死に質問を考えた結果が「何が食べたいか」というのも胸を打たれるものがありました。
これから少しずつ、今までできなかった経験を埋めていけるといいなと思わずにはいられません。
そして百合さん。初登場から1人だけ好意的なので、個人的に最も怪しく見えていた人物でした。
ところが、百合さんは最もまっすぐ家族に向き合っていた人だったのです。
星長官の前妻や照子さんに遠慮するあまり、積極的に見えなかっただけ。
家族を守るという仕事に誇りをもって取り組んでいた人でした。
さて、話し合いを重ねる事で関係を改善した星家ですが、
世の中には距離を置くことで関係を改善できた親子もいるようです。
以下のリンクの記事を読むと、「とらつば世界にLINEがあったら関係はどうなっていたかな」と想像してしまいそうです。

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ネットの反応
百合さんが後妻に入ったってことは前の家追い出されたんだろうな…と思ってたけどその時代はよくあったことなんだよね(そういう話はよく聞いた) だからこそ家事を懸命にやって存在を示すしかなかったんだろうな…