こんにちは、朝ドラみ隊です。
肩の力を抜いて見られる回が増えてきて嬉しい限りです
【虎に翼】第19週4話あらすじ
突如寅子の家を訪れた花江。成長した彼女の姿に稲は涙が止まらない。
優未と稲が眠るころ、花江は自分がやってきた本当の理由を話す。
「いい人との関係を尻込みしているの、優未のせいにしてない?」そんなことないと否定する寅子。
その声で起きてきた優未は、優三に渡した五黄の虎のお守りを「開けて」と言うのだった――
花江が新潟にやってきた!
佐田家の台所に立っている花江。
触れる。温かい。本物だ!
(寅子)花江~~!!
(花江)トラちゃん! 本物よ! だってトラちゃんお正月も帰ってこないんだもの!
寅子を心配する花江を見て、直明が背中を押してくれたと言うのです。
(優未)切符はね。花江さんのへそくりで買ったんだって
(花江)優未それはシーッでしょ!
稲は成長した花江を見て、再会のときから泣きっぱなしのようでした。
猪爪家の近況
花江が来たことを祝して、佐田家では小さな宴会が執り行われています。
(寅子)みんなは元気?
(花江)うん、と~っても元気
直明は学校でも人気の先生。直人は勉強に熱心に取り組んでいるそう。直治も、まあ元気だそう。
(寅子)フフ……何? 直治がどうしたの?
(花江)何か……ジャズをね? お友達とやりたいって言って、毎朝早起きして、新聞配達してお金をためているところなの
花江は直治が不良にならないか心配のようですが、まず、そんなことにはならないでしょう。
涼子様、気遣いからの忠告
場面は変わり、ライトハウスで1人晩御飯を食べている航一。
水を注ぎに来た涼子は、そっと航一に声をかけます。
(涼子)トラコちゃんは昔からお気立てはよろしいけれど、全方位に愛がおありで……恋愛ごとの機微のようなものには無頓着ですの。ですから、後悔なさらないように
花江が佐田家まで来た本当の理由
一方佐田家。
稲と優未が一緒の布団で寝静まったころ、寅子と花江はゆったりとした時間を過ごしていました。
(寅子)こうして花江と2人きりで話すのも、なんだか久しぶり
(花江)ねぇ、フフ……。 …………トラちゃん、私に何か言うことない?
全く心当たりのない寅子。その様子を見て、花江は「仕方ない」と寅子の方を向き直ります。
(花江)トラちゃん、ここからが本題です
思い出として、僅かでも優三のことを話せるようになった寅子
(花江)最近、いい人がいるんですって? その方とのこと尻込みしてるの、優未のせいにしたらしいじゃない
そんなつもりはと否定する寅子。
しかし、少なくとも優未は「そう」思ったから花江に手紙を出したのです。
その時、寅子の背後でふすまが開く音がしました。優未です。
彼女は無言で寝室に戻ると、そこから何かを持ってきました。
お守りの中に隠されていた、優三からの手紙
優未が持ってきたもの。それは五黄の虎のお守りでした。
(優未)中、見て
お守りの中には、小さく折りたたまれた紙片が入っていたのです。
(優未)お父さんからのお手紙
寅子と優未のことを精一杯考えた手紙
寅子は声を震わせ、愛する人からの最期の手紙を読み上げました。
トラちゃん。
もしトラちゃんのもとに帰る事ができなかったら…… そう思って、この手紙をしたためています。
僕の望みは前に話したけれど、もう1つだけ望みを増やしてもいいですか。
正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。
できれば 心から恋して、愛する人を見つけてください。
でも見た目とか甘い言葉をささやく相手にだまされちゃいけない。
トラちゃんと優未をスンッとさせる相手は駄目。
トラちゃんと優未を縛る相手は駄目。
トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手は駄目。
トラちゃんを心底愛せない人は駄目だ――
優三らしい、寅子のことを精一杯思いやった手紙を前に、寅子は必死で涙を堪えます。
ところが、手紙にはまだ続きがありました。
自分の気持ちよりも寅子の気持ちを優先する男、優三
――でも、その人を前にして胸が高鳴って仕方ないのなら、その人が好きなら、
今書いたことも、僕も、全部忘れて、その人のもとに飛んでいってほしい。
トラちゃん、自分を信じて。
そんなトラちゃんを、僕は信じる。
優未もお母さんを信じて。
優未のことを、ずっと見守っているよ。
2人のことを、誰よりも、何よりも、一番愛しています
(寅子)何で、いっつも……いっつも…………!
胸がかき乱され、涙が止まらない寅子を、花江と優未は優しく抱きしめるのでした。
花江、帰る
翌朝、東京に帰る花江を見送る寅子、優未、稲の3人。
(寅子)……離れてみて、改めて感じたわ。花江には本当に感謝しています、ありがとう
(花江)こちらこそ、ありがとう
(寅子)もっと早く言わなきゃいけなかったのに。ごめんね
(花江)ううん……
花江は「自分に正直に」という言葉を残して、東京へと帰っていきました。
失敗しても、それはそれでいい。高瀬と小野の恋路を応援する寅子
朝、職場を訪れた寅子は、高瀬と小野を執務室に呼び出します。
緊張の面持ちの2人に、寅子は優しく声をかけました。
(寅子)考えたんだけど、やっぱり2人の好きにしたらいいと思うの。2人の「結婚とは?」の答えを見つければいい
寅子の言葉は一見無責任に聞こえます。
しかし、外野が何を、どれだけ言ったところで、相手の人生の保証は出来ない。
何を言っても、結局は無責任なのだから。
(寅子)だから……うん、私は2人が選んだ決断を応援します

手紙の存在が発覚! 優未の不可解な行動に説明がついた!
綺麗に話が終わってしまったので、「もう今日が金曜日でいいんじゃないかな」といった気分です。
しかしそういうわけにはいきません。明日は波乱の金曜なのですから……。
今日の考察は優未について。彼女は何故、新潟行に賛成してくれたのでしょう?
新潟に来る前の寅子は仕事に必死で、「新潟に優未を連れていく」と発言した時は、ネット上に心配の声が数多く存在していました。
やはりというべきか多忙の寅子は優未との時間が作れず、稲さんに懐いていく姿は個人的にもかなりつらかったです。
それ以前に、優未は猪爪家の人と仲がよかったですから、家族と引き裂かれるのは嫌だったはず。
なのになぜ、新潟についてきてくれたのか?
その裏には、今回の手紙の存在があったのですね。
花江ちゃんも知っていましたから、優未が猪爪家にいるときにお守りを発見していた説は濃厚。
優未はあまりにも幼かったので、優三さんの記憶はほぼないに等しいでしょう。
それでも寅子を信じ、新潟で家族の”やり直し”をしたのは、優未の優しさあってのもの。
優未ちゃん、やはり凄い子です。
優未ちゃんは直明を始め、直人、直治や道男まで、幼少期から様々な人と触れて生きてきました。
彼女の心の強さはそういったところにあるのかもしれません。
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ネットの反応
やっぱり優未ちゃんが花江ちゃんに手紙で、航一さんのこと相談してたか……。そこまでは予想出来てたけど、まさか手紙が出てくるとは! 内容もそうだけど、もっともっと優三さんが好きになってしまう