こんにちは、朝ドラみ隊です。
今後の話の前提となる内容が詰め込まれた放送回でした!
【虎に翼】第25週1話あらすじ
8年に及ぶ原爆裁判は国側の勝訴で幕を閉じる。しかし、岩居たちは被爆者救済のため熱を入れる。
百合の認知症はゆっくりと進み、2年後に亡くなった。香子は出自を理由に娘・薫との関係が悪化。
そして昭和44年、1月。第五代最高裁長官に桂場等一郎が就任し、事態は動き始める――
原爆裁判その後・寅子、竹中
(汐見)主文。原告らの請求を棄却する
8年に及ぶ原爆裁判は、国側の勝訴で幕を閉じました。
しかし世界初の『原爆の使用は違法』と判断したこの判決は、世界中で話題を呼ぶことになります。
一連の騒動を追っていた竹中は、その記録を本として出版することに。
裁判所の廊下の長椅子に座る竹中は、隣に座っている寅子に話しかけます。
(竹中)長い長~い記者人生の中で、初めての本だ。まぁこれで俺も……
寅子の強い視線に、続く言葉を飲み込んだ竹中。
(竹中)また、どこかでな。佐田判事
席を立ち、遠ざかる竹中。寅子はその背中に、いつまでも頭を深く下げていました。
原爆裁判その後・原告側弁護人
(よね)控訴せず、判決確定。……これでいいんですか?
(岩居)原告たちにこれ以上負担をかけるわけにはいかない
(轟)それに、俺達にはこの判決がある!
8年かけて被爆者の現状を訴えてきた岩居たち。
裁判自体は敗訴したものの、判決理由は今後の活動への大きな後押しとなります。
(岩居)そうだ! 我々で被爆者救済の立法を求める活動をしていこうじゃないか!
(轟)よし! 原爆被害者救済弁護団、ここに結成~!
3人が酒を酌み交わしていると、そこに寅子がやってきます。
深々と頭を下げる寅子に、よねは何も言わず酒を注ぐのでした。
百合、静かに息を引き取る
翌朝、寅子は航一に、自らの胸の内を明かします。
(寅子)できることはやった。でもこれで、原告の……被爆者の方々が救われたわけじゃない
「自分の無力さが情けない」といった様子の寅子。
航一は寅子の手を握り、優しく言葉をかけます。
(航一)上げた声は……判例は決して消えない。これからも、もがきながら……。一歩一歩です
航一の言葉にほぐされていく寅子の心。
その様子を黙って見ていたのは百合でした。
(百合)……そろそろ朝ごはんの支度をしないと
しかし、現在時刻は午後2時前。
百合の痴呆は日に日に進み、彼女はこの2年後、静かに息を引き取りました。
香子と薫。すれ違う親子
昭和43年。がんで入院していた多岐川が退院したとの知らせを聞き、多岐川邸を訪れた寅子。
(寅子)多岐川さん、ご退院おめでとうございます
(多岐川)おおよく来たな。……腹の傷、見るか?
(寅子)結構です
多岐川が眠りについた頃、多岐川邸の廊下が騒がしくなりだしました。
(香子)薫、どこに行ってたの!?
(薫)関係ないから。ほっといて!
大学生の薫は自らの出生の秘密を知って以来、両親に冷たくあたるようになったと言います。
(香子)多岐川さんが入院している間に色々話したの……そうしたら、薫は…………
(薫)『朝鮮人である自分は捨てたって……自分の生まれた、自分の血が、恥ずかしいって思ってたってこと!?』
(香子)『それは絶対に違う。そういうことじゃない』
(薫)『信じらんない! それってだって、安全な場所に……加害者側に立って今までずっと見て見ぬふりしてきたってことじゃない! 最低だよ!』
以来、薫は学生運動に没頭するようになっていきました。
桂場等一郎『長官』
年が変わり、昭和44年、1月。
寅子は家庭裁判所・部総括判事として、少年部の部長を勤めることになります。
直人、朋一には婚約者が出来、直治は本格的にサックス奏者として活躍を開始した春のこと。
寅子、航一、百合の3人は、年明けのニュースを見ていました。
(アナウンサー)続いてのニュースです。第5代最高裁長官に桂場等一郎氏が就任……
(寅子)よっ! 桂場長官!
家庭裁判所発足から20年。
ようやく桂場が、司法の頂点に上り詰めたのでした。

今後の話の鍵は桂場さん!?
情報量が多いことに定評のある月曜日。
多くの情報の中から、今週の鍵となりそうなものを予想していきます。
それはずばり、桂場さんの長官就任です。
Wikipediaで見ただけでも、多くの困難がモデルの石田さんを待ち受けていることが分かります。
(詳しくはこちら👇)
彼がもとより嫌っていた、行政による司法介入。デモや学生運動。公害訴訟に、尊属殺。
この中で特に取り上げられそうなのはやはり尊属殺でしょう。
子が親を殺すと、終身刑または死刑が決定しているこの制度は『法の下の平等』に反するとして、穂高先生が反対意見を出していたものでもありました。(詳しくはこちら👇)

あの時恩師が上げた声を、桂場さんが繋いでいく。
それはまさに、航一さんが言っていた「上げた声は決して消えない」なのではないでしょうか!
また、以下のサイトでは、当サイトとは違った部分をピックアップし、今後の展開を予想しているようです。非常に興味深かったため、紹介させていただきます。

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ネットの反応
竹中記者「また、どこかでな」 自分の年齢的にもう会うことはないとわかっていて、だから最後にお嬢ちゃんではなく佐田判事と敬意を表して去ったのだろうけど、あなたの本を読めばいつでも会えますよ、と思う。