こんにちは、朝ドラみ隊です。
今朝のあさイチ、伊藤さんが出演されるとのことで非常に見ごたえがありそうです!
【虎に翼】第24週5話あらすじ
梅子のお団子、ついに合格!
今日も今日とて、桂場に味見を頼む梅子。
桂場は団子を口にした後、驚きながら拍手を送ります。
『合格だ』と、お墨付きをもらったのです。
(梅子)あ……ありがとう、ございます……
待ち望んだ合格なのに、梅子はどこかぼうっとしています。
梅子を引きもどしたのは、店主の嬉しそうな声でした。
(店主)よく頑張ったね、これで安心して……なぁ?
( 妻 )ええ! 安心してこの店を任せられるわ
道男、居場所をくれた寅子への感謝と謝罪
恍惚の表情で団子を味わう桂場。
そこへ道男がやってきます。寅子は道男に呼び出され、梅子の合格の瞬間を見届けていました。
向かい合って座った2人。俯いている道男に話しかけたのは寅子でした。
(寅子)どうしたの? 2人で話したいって
(道男)……おっちゃん、実はもう、ほとんど歩けなくてさ。……俺に笹寿司を継がないかって
しかし道男はその申し出を断ったと言います。
(道男)俺バカだろ? ……だから料理は好きだけど、客商売には向かないと思うんだよ。せっかく俺の居場所を作ってくれたのに、ごめん
道男は寅子に土下座をして、花江にもはるにも合わせる顔がないと酷く落ち込んでいる様子でした。
梅子から道男へ、思わぬ申し出
道男の謝罪に、何も言葉を返せないでいる寅子。そこへやってきたのは梅子でした。
(梅子)なら、一緒にやる? 和菓子とお寿司の店を、ここで
梅子1人では、せっかくお店を継いでも長くは続けられない。
梅子は、今のままではお店の味を残すことができないと日頃から考えていたのです、
竹もとの店主と妻も意見に賛同し、あとは道男の答えを待つのみ。
駄目押しのように、梅子は不敵に微笑みます。
(梅子)さっきあなたが苦手と言ったもの、私全部得意。あと……私、頭はすこぶるいいわよ?
道男はちらりと寅子を見た後、梅子の方へと向き直り、頭を下げました。
(道男)よろしくお願いします
百合の本音
昭和38年、秋。
寅子たちが原爆裁判の判決文に頭をひねっているある日の事。
自宅で仕事に取り組んでいた寅子を、百合がじっと見つめていました。
しかしすぐに百合の意識は別のものに移り、寅子は視線から解放されます。
寅子は百合が聞いていない前提で、ぽつりぽつりと独り言を話し始めました。
(寅子)……最近お月のものが遅くなったり早くなったりしてね。更年期ってやつは随分とたちが悪いけれど、生理の苦しみから解放されることが心から待ち遠しくもあったりして……
(百合)…………朋彦さんのところに、行きたい……
「情けない」「ごめんなさい」と涙を流す百合のそばへ駆け寄る寅子。
(寅子)私ね……苦しいっていう声を知らんぷりしたり、なかったことにする世の中にはしたくないんです。だから……ねっ?
むせび泣く百合の背を、寅子はいつまでも優しくなでているのでした。
原爆裁判、異例の読み上げ順
昭和38年12月、原爆裁判の判決が下る日。
汐見は開廷の宣言をしたのち、主文からではなく、判決理由からの読み上げると宣言しました。
戦争当時、広島に住んでいた33万。長崎に住んでいた27万の人々。
原子爆弾の圧倒的な破壊力は、軍事施設だけでなく、市民を巻き込む甚大な被害をもたらしました。
(汐見)……当時の国際法から見て、違法な戦闘行為である。では、損害を受けた個人が、国際上、もしくは国際法上において損害賠償請求権を有するであろうか? 残念ながら……その権利が存在するとする根拠はない
つまり、裁判は国側の勝訴である。
この結果を1秒でも早く報告しようと、記者たちはこぞって退廷を試みます。
汐見は一段階声を張り上げました。
(汐見)人類始まって以来の大規模、かつ強力な破壊力を持つ原子爆弾の投下によって、心から同情の念を抱かないものはないであろう
ここから先は、立法と行政の職責である
ばらばらと席に戻る記者たちに、汐見は原子爆弾と戦争が如何に非人道的であるか。
国が国民を戦争に巻き込んだことによって、どれだけ多くの人が苦しい生活に追いやられたかを語っていきます。裁判官3人の総意として、国が被害者を救済すべきだと伝えたのです。
(汐見)……しかしながらそれは、最早裁判所の職責ではなく、立法府である国会及び行政府である内閣において果たさなければならない職責である。それでこそ、訴訟当事者だけでなく、原爆被害者全般に対する救済策を講ずることができるのであって、そこに立法・及び立法に基づく行政の存在理由がある
こうして、8年に及んだ裁判は国の勝訴で幕を閉じたのでした。

司法にしかできないこと。その意味
桂場さんが昨日寅子に伝えた「司法が何を出来るか」という問い。
それに答えるような裁判でした。
司法は国のため、国民のため、法に則った正しい方向を示す。
私はこれが、桂場さんの問いへのアンサーなのではないかと思います。
寅子が言うように、無力さを感じる瞬間もあるでしょう。
それでも、法に基づき道を示せるのは裁判所の人間だけ。
そのことを伝えるための、判決理由であったと思います。
こちらは寅子のモデル、三淵嘉子さんと共に裁判に携わった方の記事です。
非常に興味深いので、ぜひご覧ください!詳しくはこちら👇

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ネットの反応
寅ちゃんが見守る中、梅子さんの作った串団子が、やっと、やっと、桂場さんに竹もとの味として認められた。おめでとう!道男は、経営と接客が苦手だから、笹寿司をつがなかった。和菓子とお寿司のお店を一緒にやる?と梅子さんが誘う。承諾する道男。自己実現の流れが来ている。乗るしかない!