こんにちは、朝ドラみ隊です。
桂場さん、ギャップで押してくる罪な男……
【虎に翼】第23週4話あらすじ
寅子の提案を上層部に話してくれていた桂場。この一歩を無駄にするまいと前に進む寅子。
星家では朋一と航一・優未の仲が着実に深まっており、全てが順調に見えていた。
しかしある日、のどかが「家を出る」と宣言。
優未はのどかを引き留めるため、星家の流儀にならって、のどかに麻雀勝負を挑む――
本日のあんこ味チェック
寅子の提案する制度に同意してくれた友人たち。
皆の意見を確認したところに、桂場と久藤がやってきました。
店内が賑やかになったところで、梅子は桂場にあんこの味見を申し込みます。
(桂場)…………
(久藤)あれ、駄目? 僕は美味しいけどね
日々の励みだから厳しい方がいい。と、梅子は笑顔でその場を立ち去りました。
裏で話を通してくれていた桂場
寅子は桂場が団子を咀嚼したのを見計らい、話しかけます。
(寅子)それにしても驚きました。最高裁事務総局の方に相談しに行ったら「桂場さんから既に話を聞いている」と言われました
(久藤)僕からも周りに話しておくよ。……何か珍しくお茶に誘ってきたなと思ったら、サディたちがここに集まることを知って会いに来たんでしょ
あからさまに顔を背ける桂場。それが答えでした。
(寅子)桂場さん、この一歩を大切にします。そして、確実に、次の一歩につなげます。
航一の勇気が身を結ぶ瞬間
夜。寅子が帰宅すると、リビングに航一・百合・優未・朋一の4人が集っていました。
(寅子)何か問題がありましたか?
(航一)問題というか、提案がありまして
家族も増えたから棚を増設しないかと考えていたところ、優未が1つの提案をしたそうなのです。
(優未)昔の猪爪のおうちには納戸があって、番号をふって、どこに何が入ってるか管理してたって
机の上には、納戸の詳細について描かれた紙が置いてありました。
寅子は紙を見ながら、懐かしい記憶をふりかえります。
(寅子)母が家族にものをとってほしい時に言うんです。「いの四の棚、にの二の棚」って……
(百合)聡明なお母様だったのね
(寅子)ええ。頭の回転が早くて、主婦の達人といいますか……そんな人でした
母を褒められて嬉しい寅子。その横で、朋一が口を開きます。
(朋一)この棚はいいんじゃないかな。合理的な事も、いいことだし
(航一)……朋一も賛成してくれるなら、今度作ろう。一緒に
(朋一)………………ちょっとくらいなら
直明からの嬉しすぎる頼み事
猪爪式の納戸を作ることに決めた一同。百合は満面の笑みで言います。
(百合)朋一さんは器用なのよ。前も…………
(寅子)! なんでもできちゃうのね! カッコいいわ
心から思ったことを口にした寅子。ところが朋一は完全に固まってしまっています。
(朋一)……お母さんもよくそうやって「格好いいわ」と褒めてくれたな、と
朋一が照子について語るのは、寅子の前では初めての事。
少しずつ歩み寄ろうとする朋一が嬉して、寅子は柔和な笑みを浮かべます。
(朋一)寅子さんをお父さんに紹介されてから、よくお母さんの事を思い出して……。でも最近は、つらくないことも思い出すようになって…………
(優未)私も一緒。おばあちゃんと一緒にいると、死んだおばあちゃんのこといっぱい思い出すよ
(朋一)優未ちゃんも?
ずいぶん久しぶりの思い出話
(寅子)よかったら聞かせて?
(朋一)わざわざ話すようなことは……
我に返ったのか、口をつぐむ朋一。そんな朋一に、航一も頼み込みます。
(航一)……お父さんも聞きたいな
父の変化に驚きつつ、朋一は母との思い出を1つ挙げました。
(朋一)まぁ例えば、一緒にピアノを弾いたこととか
(航一)……そうだった。照子がピアノが好きだから、お父さんが知り合いから譲り受けたんですよね
(朋一)そうなの!?
思い出話に花を咲かせる4人。
のどかはその様子を上階から1人、見ていました。
法曹界の未来のため、諦めず道を探す寅子
別の日、時刻は午前2時を回る頃。
緊張の面持ちの寅子・百合・朋一の下へ、航一とのどかが帰ってきました。
(航一)お騒がせしました。警察では厳重注意でおとがめなしとなりましたので
この日、遂にのどかの夜間無断外出が発覚し、一同は大騒ぎ。
のどかは警察に補導され、航一と共に帰ってきたのです。
どうしても「家族のようなもの」を受け入れられないのどか
翌朝、遅れて朝食の場にやってきたのどか。
何でもない顔で百合に和食を注文するのどかに、朋一は怒りを露わにします。
(朋一)おい、先に言うことがあるんじゃないか?
(のどか)何? 言うことって。私別に悪いことなんて――
(航一)のどか!
あわや兄弟喧嘩に発展するところで、航一が2人の仲裁に入りました。
(航一)朝からケンカはしたくない
百合もこの言葉に同意し、のどかの朝食の準備に取り掛かります。
準備を手伝おうとした優未に、のどかは半ば悲鳴のような声で言いました。
(のどか)やめて!! ……ごめんなさい、私、やっぱり無理だわ
『家族のようなもの』になれるよう努力したけれど、無理だった。2人のことが受け入れられない。
その言葉を聞いた寅子は、優未を連れ外の空気を吸いに行くのでした。
星家流の「おねだり」
寅子と優未が出て行ってすぐ、航一は黙り込んだのどかに近寄ります。
(航一)のどか。無理をさせてごめんなさい。 たくさん負担をかけてしまった
(のどか)じゃあ私が家を出ていく。それがいちばん、みんな幸せでしょ
のどかには、朋一の言葉も百合の言葉も届きません。
目の前で家族がバラバラになっていく様を見て、体が硬直してしまう航一。
そこに入ってきたのは、外出したはずの優未でした。
(優未)……この家では何かおねだりをする時、おじいさんと勝負をしてきたと前に言ってましたよね
優未はまっすぐのどかを見つめ、言います。
(優未)私と勝負してください。私が勝ったら、私と母の何が好きになれないのかを正直に話してほしい。解決策を、一緒に探ってほしい
(のどか)……いいよ。私が勝ったら、私は家を出る

のどか・その本心を考察
今週初めの予想通り、優未が事態好転の鍵となりそうで何よりです!
今日の考察はのどかについて。
週初め、ネットにて「のどかの方がこじらせている可能性がありそう」と考察されていたのどか。
彼女は寅子たちが来て以来、強いストレスを感じていたのではないでしょうか?
照子さんが亡くなって以来、「お父さんは無口で無表情な人」と思って耐えてきたのに、その姿は本当の父のものではなかったと知ってしまったら。
自分が受けられなかった父からの愛情を、存分に受け取っている優未の姿を見たら。
同じ気持ちで生きてきたと思っていた兄が、自分を置いて輪に馴染んでいくのを見たら。
しかし、のどかは優未の体調不良に気づき、すぐに試合を中断したりもしています。
そのまま試合続行すれば、のどかの方が有利なのにも関わらず、です。
この「相手の変化にすぐ気づき、相手のために最適な行動をとる」姿こそ、
のどかの元々の姿なのではないでしょうか?
今も昔も、親の再婚に子供が戸惑ってしまうのは変わらないようです。
リンク先の質問やその回答など、こういうところにのどかと朋一の気持ちを探るヒントが隠れているかもしれません。
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ネットの反応
優未ちゃんの姿を見て、かつて猪爪家に検察が押し入った際に優三さんが腹痛を抱えながらも一步も退かずに「靴だけはお脱ぎいただきたい」と言っていた姿を思い出した