【朝ドラみ隊】虎に翼第119話ふりかえり:15分で過ぎ去った2年間の密度が凄い。気になるネットの声も調査!

虎に翼第119話 朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です。

航一さんの感情表現を見るたびに感動している自分がいます。

【虎に翼】第25週4話あらすじ

ついにのどかの恋人・誠也がやって来る日。しかし星家は優未の将来について激論の真っ最中。

決着のつかない話題にピリオドを打ったのは、驚くことにのどかだった。

そして時は流れ昭和45年。家庭裁判所はその存在意義を問われる事態に陥っていた――

のどかの結婚報告。その前に……

のどかが恋人を連れて来る予定の日。

外から帰ってきた寅子は、玄関前から中の様子を伺うのどかと男性を見かけました。

(寅子)のどか?

(誠也)あっ……あっ、あっ!

(のどか)シーッ!

声を潜めて挨拶をした寅子は、玄関から室内を覗き見ます。

室内では、航一と優未が何やら話をしていました。

(航一)やっぱり僕には納得できない。……ここまで来て、研究の道を諦めるなんて

大学院卒業を諦めたい優未。その胸の内

(航一)研究者にならなくても、せめてきちんと博士課程を終えて、そこから考えても遅くないんじゃないですか?

(優未)本当にごめんなさい…… でも、私はそうは思えない

優未は周囲の人の態度から、自分が寄生虫研究を続けるのは難しいだろうと考えていました。

勉強が好きというだけの自分では、博士課程卒業後の熾烈な席の奪い合いには勝てないだろうと。

(航一)厳しい戦いかもしれないけれど、男女関係なく機会は訪れるはずです

(優未)もう、戦う自信がない。……寄生虫の研究を嫌いになりたくない。だからすっぱり諦めたいの

どうしてもやめたいと言う優未に、航一は思いとどまるよう説得します。

そこまで黙って様子を伺っていた寅子は、航一に声をかけました。

(寅子)航一さん、黙って! 優未の道を、閉ざそうとしないで

航一と寅子、初めての喧嘩?

(航一)閉ざす? 僕は彼女に諦めるなと伝えているんですよ?

(寅子)それが優未の進む道を妨げているの。どの道を、どの地獄を進むか諦めるかは優未の自由です

(航一)じゃあ寅子さんは、この9年近くの時間を無駄にしろと言うんですか?

(寅子)はて、無駄? 手にするものがなければ、これまで熱中して学んできたことは無駄になるの?

2人の議論は激しさを増す一方。

(航一)寅子さんは現実を見ていない、甘すぎる! この年齢で何者でもない彼女に社会は優しくない!

(寅子)私は、優未が自分で選んだ道を生きてほしい

優未も、自ら選んで地獄に向かうことは理解しています。

その答えを聞いた寅子は満足そうに微笑みますが、航一はそうもいきません。

(航一)僕は可愛い娘が傷つくのは見たくないんだ!

(のどか)お父さん!!

のどかの恋人・誠也

航一の言葉を遮るのどかとともに現れた若い男性。彼を見て、航一はすべてを理解します。

(航一)あっ、つまり…………後ろのあな、あなたが……

のどかの恋人らしき男性は、少し怯えた様子で航一と視線を交わしました。

硬直する航一と恋人を置いて、のどかは言葉を続けます。

(のどか)お父さん、あのね。やっぱり自分の一番で生きた方がいいんだよ

2人が結婚の許しを貰いに来たのは、のどかの恋人・誠也が、普通に働くことを決めたから。

しかし、のどかは『普通の』誠也とは結婚できないと考えなおしたのです。

(のどか)普通の家族も、子供もいらない。自分の人生を、自分のためにだけ使いたい。……誠也にも、私と一緒になるために芸術の道を諦めてほしくない

のどかの言葉に勇気をもらったのか、誠也も自分の意見を口にし始めました。

「もう大人なのだから、親の許可を得ることはない」

(誠也)お義父さん、お義母さん。のどかさんはきっと苦労するし、自分の幸せは自分で見つけてもらうことになるし、人が当たり前に持っているものはほぼ持っていないような人生になりますが……

(航一)…………

(誠也)僕たち結婚します

『結婚する』と言い切った誠也に、さすがののどかも困惑しています。

誠也はのどかの方を向き直り、のどかの手をそっと握りました。

(誠也)大人の僕らが、親の承諾を得るものじゃないかなと

(のどか)…………それもそうね!

幸せそうに笑いあうのどかと誠也。

その姿を見ていた航一は、力なく笑い、畳に倒れ込んでしまいました。

桂場の新しい法解釈

昭和45年、3月。家族写真にのどかと誠也の結婚式も無事終わった、ある朝のニュースです。

(アナウンサー)林田法務大臣は昨日の国会で、度重なる学生運動や凶悪化する少年犯罪に対応するため、遅くとも5月までに 少年法改正について法制審議会に諮問を行うと答弁しました――

過激化する学生運動や少年犯罪を防ぐための重罰化

この方針に家庭裁判所の面々は猛反対します。

(久藤)刑罰を強化すれば非行少年は生まれない? 全くもってナンセンスだと思わない?

同時期、桂場は公害訴訟の問題と向き合っていました。

高度経済成長を発端とした、水俣病含む数々の公害と裁判。その数300近く。

苦しむ人々を迅速に救うべく、桂場は新たな法解釈を提示します。

(桂場)裁判長は、推論により因果関係が認められれば原告側の主張は成立していると判断する。企業側が不服であれば、過失がないことの立証をするよう求める―― 公害被害で苦しんで助けられるべき人は速やかに助ける。それが司法の力であるべきだ

過失が「ない」ことを証明するのは至難の業。

桂場の法解釈は、数々の公害裁判で原告側の勝訴を導く大きな要因となりました。

存在価値を疑われた家庭裁判所

優未が大学院を中退し、寅子が桂場の言動に焦りを感じ始めた昭和45年、6月

法務大臣からの少年法改正に伴う諮問が裁判所に届きます。

(久藤)少年事件の家裁全件送致の見直しと厳罰化ねぇ……

(桂場)家裁の存在そのものに異議を唱えていると言える

まもなく始まる議論に向けて桂場は、久藤に議論に参加する人物を探すよう伝えました。

そして久藤がその対象として選んだのは、寅子でした。

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のどかちゃんの恋人・誠也さん登場までの伏線

問題が一気にあふれ出した木曜日。

家庭問題には一通り片が付き、いよいよ寅子のターンがまわってくるといった感じでしょうか。

 

ところで、のどかちゃんの恋人の誠也さん

『恋人』の存在が明らかになったのは昨日(118話)のこと詳細はこちら)。

視聴者にとって、そして寅子たちにとっても驚きの発言でした。以下はその抜粋です。

言われてんの。

来年までに芽が出なかったらきっぱり諦めて、仕事に就いて、お父さんたちに結婚の許しを得るって

 

しかし、私はこれ以前に誠也さんに該当しそうな人物の話を聞いた記憶があります。

彼、もしかしてのどかが大学生時代に手伝いに行っていた「友人」なのではないでしょうか?

その発言は111話、百合さんの認知症が始まってすぐの頃のことです。以下抜粋詳細はこちら

(百合)のどかさん、遅いわねぇ

(航一)のどかは友達の卒業展示の準備を手伝うから、今日は泊ってくると。

このやり取りは昭和34年11月のもの。恋人の存在が発覚したのは昭和44年の出来事です。

のどかの友人が他の人であることも十分考えられますが、10年間、画家として芽が出ていないのなら『画家もどき』という辛辣すぎる評価もさほどおかしくはないと感じます。

芸術の道を諦めたのどかにとって、夢を追い続ける誠也はとても眩しく見えたでしょう。

 

誠也さんは義両親の前で「大人だから許可をとる必要はない」「結婚します」と言い切る人です。

そしておそらく、結婚の許しを得に来たということは、誠也さんは絵の道を諦め、就職しているのではないでしょうか。

只者ではありません。そんなところものどかさんの心を掴んだ要因の1つかも。

 

『好き』という感情が芽生える要因は様々ですが、男女共に自分にない特徴を持つ人に惹かれやすいという法則があるようです。のどかさんと誠也さんが何故お互いを好きになったのか、こちらのサイトを参考に考えると、とても幸せな気持ちになれますのでぜひご覧ください!

人を好きになる瞬間やきっかけ15選!男性・女性に違いはある? -セキララゼクシィ
人を好きになる瞬間や恋に落ちる瞬間ってどんなとき?男女で違いはあるの?人を好きになるきっかけや心理を、男女の恋愛観に詳しい心理カウンセラーに教えていただきました!恋愛・結婚のホンネからイマドキ事情まで満載のセキララゼクシィ

 

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ネットの反応

「地獄を選ぶ覚悟はあるの?」「ある」 かって、はるさんと寅子の間で交わされたやり取り。 今度は寅子と優未で再現。なんかよかった

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