こんにちは、朝ドラみ隊です。
じゃんけんぽんっ!! 大事なことだからこそのじゃんけん。とても素敵だと思います
【虎に翼】第20週2話あらすじ
寅子が新潟にいた3年間の間に、東京では様々な変化があった。
直明の同居問題。よねは司法試験に合格。桂場、工藤、多岐川の3人は順調に出世し、
再開した竹もとの味を守るため、梅子は奮闘中。そんな中、初めて会うことになった航一の家族は――
うっかり秘密をこぼした花江
東京に戻った途端、寅子が直面した直明の結婚と同居問題。
連れ立って出発する子供たちを見て、寅子は改めて3年という時間の長さを痛感します。
(寅子)3年も経つと色々と大きく変わっていくものね。世の中も。子供たちも……
(花江)そうね、よねさんだってやっと…………
3年間の変化~よね~
その頃、法律相談事務所にて朝食中のよねと轟。そこへ寅子がやってきます。
(轟)……ん? あれっ! 佐田お前、新潟から戻ったのか!?
轟には目もくれず、まっすぐよねの元へ向かう寅子。
よねは寅子から逃げるように、自分の仕事机に着席し、顔を背けてしまいます。
しかし、よねの胸元には弁護士バッチが輝いていました。
(寅子)とうとうなったのね、弁護士に。自分を曲げず、何も変えず、よねさんのままで
するとそこへ、轟がよねの名刺を持ってやってきます。
(寅子)山田轟法律事務所……
(轟)どっちの名前を先にするかでもめてな。最後はじゃんけんで決めたんだ
3年間の変化~桂場・工藤・多岐川~
無事よねに「おめでとう」を伝えられた寅子は、東京地裁所長室へと急ぎます。
(工藤)サディ~!
(多岐川)待ちかねたぞ!
笑顔の工藤と多岐川。その奥には桂場もいます。
(寅子)佐田寅子、新潟で自分なりに土台を作って帰ってまいりました。成長を実感していただける仕事をすべく、東京地裁で頑張ります!
寅子が新潟にいた3年の間に、桂場は東京地裁所長。多岐川は家裁所長。そして工藤は司法研修所所長にそれぞれ栄転を果たしていました。
(工藤)一度遊びに来てよ。少しずつだけど、女性法曹は増えてるよ。
寅子が道を開いたおかげだと褒める工藤。それを固辞していた寅子は思わぬ話を耳にします。
(工藤)……それから君の同窓の山田くん、実にいいね。僕がニックネームを付けるのをあんなにハッキリと断ったのは、彼女と桂場くんくらいだからね。フフ……
それだけ言い残し、工藤と多岐川は自らの仕事場へ戻っていきます。
桂場と2人きり。寅子は、桂場にどうしても言いたいことがありました。
3年間の変化~寅子の「法」に対する認識~
(寅子)共亜事件の後、私、桂場さんに「法とは何か?」というお話をしたんです
(桂場)あぁ。君は「法律とは綺麗な水」「水源のようなもの」と言っていたな
桂場が自分の言葉を覚えてくれていた事実に思わず喜ぶ寅子。
しかしすぐに気持ちを切り替え、再度話し始めます。
(寅子)社会のあちこちに残る不平等を前にして、思ったんです。きれいなお水……水源は、法律ではなくて、人権や人の尊厳なのではないかと
寅子の言葉に返事をすることはせず、まるで追い払うように寅子を職場へ向かわせた桂場。
1つ小さなため息をつく桂場ですが、その表情はまんざらでもなさそうでした。
3年間の変化~汐見・梅子~
寅子の配属先は民事第24部。裁判長は――
(寅子)汐見さん、またお仕事ご一緒できてうれしいです
汐見の出世。寅子の部下にもあたる判事補の漆間という男。
汐見夫妻の子供・香も大きくなり、もう少ししたら香子も司法試験の勉強に取り組む予定だとか。
3年という時間の流れは、竹もとにも訪れていました。
(寅子)やっぱり落ち着くわ。竹もとに来ると、ほっとします
寅子に配膳をする梅子でしたが、梅子はどこか上の空。
その理由は、時刻を知らせる鐘の音と共に明らかになります。
竹もとの味を守るため手を組んだ梅子と桂場
(寅子)あの……今、何が行われようとしているのですか?
緊張の面持ちで桂場に団子を運んだ梅子。
どうやら梅子は竹もとのあんこの味を継承すべく、時折桂場に検分を頼んでいるようでした。
団子をじっと見、香りを確かめ、口に運ぶ桂場。直後、彼は静かに首をかしげました。
(梅子)……またお願いします
緊張の糸がほぐれた竹もとに次なる客が訪れます。
(航一)あっ、やっぱりここにいた
桂場に挨拶をすませた航一。しかし、待ち合わせの時刻よりもだいぶ早い到着に寅子は驚きます。
(寅子)どうしたの? 待ち合わせの時間までまだあるけど
(航一)寅子さんに、早く会いたくなって
一同が凍り付き、その場を去ったあと、航一はようやく話を切り出しました。
(航一)寅子さん、今週末我が家へご招待したいと考えているのですが、いかがですか?
航一の家族と初対面。不穏な空気を感じる寅子と優未
次の日曜日。寅子と優未は手土産を持って航一の家を訪ねます。
2人を温かく迎えてくれた航一の義母・百合。そして航一の子供、朋一とのどか。
一見温かく迎えてくれた彼らでしたが、どうやら隠し事がある様子。
寅子と優未は、彼らの態度から思わず察してしまうのでした。

桂場さんの笑顔の裏に隠された本音を考察!
久しぶりの皆の登場でテンションが上がる火曜日の朝。
梅子さんに何かあったのか!? と心配してしまいましたが、桂場さんの来訪に向け、気合をためていただけのようで一安心。
さて、今日の考察は「法とは何か」寅子の考えを聞いた後の桂場さんの笑みについてです。
懐かしいですね。件の回は第25話。共亜事件を追っている最中でしたが、放送日が5/3(憲法記念日)ということで話題にもなりました。

法とは、汚してはいけない、守らなければならない綺麗な水。
憲法改正についてはまだ説明できないが、そういうものであると考えるのがしっくりくる
しかし戦後、様々なことを経験した寅子は、綺麗な水は法律のことではなく、人権や尊厳のことだと考えるようになりました。
ということは、法は人権や尊厳を守るための傘や盾……ということになります。
その考えはまさに、法を遵守する裁判官の姿勢そのものと言えるのではないでしょうか?
桂場さんの笑顔は「ようやくそこまでたどり着いたか」という喜びの表れかもしれません。
参考に、当時のネットニュースのページをどうぞ!

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ネットの反応
梅子さんが竹もとの味を守るために桂場さんに検分をお願いしているのもいいし、桂場さんがそれを快く引き受けてくれているのも最高