こんにちは、朝ドラみ隊です!
寅子のまっすぐな姿勢がとても好きです。
考え方の違いでとことん対立する寅子とよねですが、今くらいの関係性が1番健全でよいのではないかと思います!
【虎に翼】第3週5話あらすじ
実は桜川は、学長が法廷劇用に台本を書き換えたことを知っていた。それをこの時まで言い出せなかった理由はただ1つ。
「私、どうしてもおまんじゅうを作ってみたかったの」
自分を特別扱いしない人物との、何気ない幸せの時間を失いたくなかったのだ。しかしその桜川の言葉を聞いたよねは、踵を返して玄関へ向かう。
「帰る。無駄な時間を過ごしただけだった」
そんなよねを止めたのは、はるだった……。
「よねさんは、そのまま嫌な感じでいいよ」
帰ろうとするよねを引き留めるはる。
まんじゅうづくりの時間は無駄ではなかったと優しく言う。まんじゅう1つで様々な考えを巡らせることが出来た。何より、娘が志同じくする仲間に出会えたと分かったことが1番よかった、と。
驚きの表情を浮かべる寅子。その視線は、後ろに佇んでいた花江に向かっていた。彼女ははらはらと涙をこぼし、目元をぬぐっていたのだ。
「私は皆さんの輪の中には入れない。私は戦わない女だから」
「とらちゃんも私のこと、もう親友だと思っていないでしょう?」
ずっと抱えてきた孤独を、花江は爆発させた。しかしその言葉を聞いたよねは、怒りをあらわにする。
学友たちは皆、辛い思いをしながらもそれを口に出すことはない。それは自らで選んだ道だからだ。花江だってそれは変わらない。自分以外の人も皆つらい思いをしていると分かっていないから弱音を吐くのだ、と。
その言葉に、寅子は「はて」と呟く。
「弱音を吐いても何も解決しないけど、その人を受け入れてあげることは出来る。自分は、弱音を吐く人の居場所になりたいのだ」と。
寅子の言葉に呼応するように、皆自分の弱音を言い始める。
努力が認められないことが嫌な桜川。姑の存在が鬱陶しい大庭。日本語を間違えて笑われるのが嫌な崔。そして花江も。
「お義母さんが褒めてくれない。料理にはいつも砂糖を足されてしまう」
驚くはるの横から突然現れたのは兄の直道。
彼は、はるの気持ちを想像しながらも、自分は花江の味方だから、2人が互いを嫌いにならないためにもこの家を出る! と宣言。思っていることは口に出す方がいい。と、その場を強引にまとめるのだった。
そして帰り際。家を出ていくよねに寅子が声をかける。
「よねさんはそのままの感じでいいから」
よねは面食らい、小さな声で「ばか」と呟き走り去ってしまうのだった。
翌朝、登校したよねは、「扱いにくい組」と談笑する寅子の元へまっすぐ向かうと、突然膝をつき、寅子の袴を少しめくった。寅子は驚きのあまり声も出なかったが、よねが触れているところは生理痛に効くツボだと言う。店のお姉さま方から聞いたらしい。
すると寅子はにんまり笑い、声高らかに、「よねさんが生理痛を抑えるツボを知っている」と言った。あっという間によねはクラスメイトに囲まれてしまうが、彼女は戸惑いながらもツボのことを教えるのだった。
いざ、明律大学へ!
昭和10年(1935)、春。
寅子たちは無事に女子部を卒業した。クラスメイトはいつもの面子だけになってしまったが、法廷劇の一件が全国の”変わり者”の女性の目に留まり、女子部自体はなんとか継続の運びとなったようだ。
そして向かった明律大学。寅子たちはここで本格的に弁護士資格を取得するための勉強に励むこととなる。校舎内で先輩の久保田と中山にも再会し、共に勉学を励むことを誓う女子部の面々。
しかし、そんな彼女たちを鼻で笑う男子生徒の影があった……。

女子部編完結!しかし先行きは不安……!?
女子部編最終話ということで、本当に色々なことがありましたね……!
ようやく自分の思いを言えた花江。彼女のために家を出ると言った直道。自分の過去を明かしたよねに、「そのままのあなたでいて」と言う寅子。やはりというべきか、学友はいつもの5人だけになってしまいましたが、そんなことは前に進む彼女たちには関係ありません。
次回からは、晴れて明律大学に入学した彼女たちが、より大きなものと戦っていく展開になると予想しています。予告を見るに早速クラスメイトとひと悶着ありそうな予感……。
とこで猪爪家から帰る際のよねさんは最高でした。受けたことのない感情を食らって小さな声で「ばか」と言うので精一杯……。
これも古き良きものなのではないでしょうか?

ネットの声
はるさんがいつも砂糖を足すのは地元の味だったからなんだね。猪爪家ではちょこちょこ甘いものが出てくる描写があったけど、あれが伏線になっていたとは……!