こんにちは、朝ドラみ隊です。
先週の予告で見ていたものの、突然試験開始のシーンから始まったのには驚きました!崔さんのお兄さんも登場で、かなり色々なことがトンと始まった月曜日でしたね!
【虎に翼】第6週1話あらすじ
同じ長机に向かう寅子と優三。共亞事件の終わりから半年が経った昭和12年(1937)、ついに2人の高等試験が始まった。
高等試験は筆記と口述の2部制に分かれており、筆記を合格した者だけが次へ進むことが出来る。そして、今日は筆記試験の合格発表日。
寅子の名前は、そこにはなかった。
その夜、猪爪家では家族会議が開かれることとなる。
「とらに試験を受けさせてやってくれ」
「寅子、あなた言いましたよね? 一発で合格してみせますって」
はるは向かいに寅子を座らせ、あきれ顔で言う。寅子は今年24となり、大学を卒業する。将来のことを考えるなら、今がまさに最後のチャンス。諦めるべきだと言うはるに反論したのは、遅れて帰ってきた直言だった。
「自分のせいで散々迷惑をかけた。とらに試験を受けさせてやってくれ」
土下座しながら懇願する直言に寅子と優三も続く。すかさず横の直道が助け船を出してくれた。
「ここで止めたってとらはこそこそ勉強する。母さんも分かってるだろ?」
同じことを、はるも内心では思っていたようで。ただ飯食らいを置いておく余裕はないのだと、半ばあきらめるように言う。それはすなわち、仕事さえ見つければ試験を受けてもいいという敗北宣言だった。
クラスメイトの中で筆記試験を通過したのは花岡と稲垣の2人だけ。先輩の久保田も筆記試験を通過できたらしい。いつもの甘味処に集まっていた女子部とその先輩2人は、互いの成果を尋ねあっている最中だ。
そして話題は先輩の中山は来年も試験を受けるのかという内容へと切り替わる。すると中山は泣き出してしまった。彼女は夫に言われたそうだ。「お前がならなかったら誰が女性弁護士になるんだ」と。
その夫にはつい先日、日中戦争への召集令状が届いたそうだ。
目を伏せ、おめでとうございますと言う一同。最悪の空気になったところへ、ある男性が現れた。彼は崔のお兄さんで、崔に日本への留学を進めた張本人でもある。
仲睦まじそうに2人は帰ったのだが、その晩、突如現れた男2人によって彼は連れ去られてしまう。そしてこの日から、崔の態度が少し変化するのだった。
そして昭和12年(1937)11月。口述試験の結果発表が行われ、花岡と稲垣の合格が決定した。胴上げされる花岡を見かけた寅子は彼に「おめでとう」と声をかける。
「次は君の番だよ!」
花岡の笑顔が眩しかった。
その後寅子はいつもの甘味処へと向かう。久保田は試験の出来に手ごたえを感じていたが、惜しくも合格することは出来なかった。沈む一同の元に、女子部1年生たちが新聞を持ってやってくる。そこには女子部新入生募集禁止の文字が刻まれていた。
女子部廃止の危機再来!?
先陣を切って大学の廊下を歩く崔と女子部一同。彼女たちは学長へ直談判に向かっていた。何かの間違いであることを祈る女子部だったが、残念ながら新聞記事に書かれていたことは本当だったのだ。
その理由は様々だったが、最も大きい要因はやはり女子部から合格者が出なかったこと。その返答に対し、食い下がったのは意外にも崔だった。
「合格者が出ればよいのなら、あと1年だけ待ってくださいませんか」
土下座をする崔に続くように、寅子、女子部一同も土下座。そして後ろで様子を見守っていた男子生徒たちも頭を下げた。その様子を黙って見ていた穂高先生は、最後のひと押しというように学長に語り掛ける。
「水滴石穿、来年こそ石を穿つ時が来るかもしれません」
この一言が決定打となり、学長は新たな条件を出した。来年の試験に女子部の誰かが合格すれば募集を再開する、といったものだ。
条件を引き出し、僅かながらでも猶予ができたことに喜ぶ一同。しかし寅子は、この時の崔の本当の思いを知る由もなかったのであった。

猪爪家動乱編完結! しかし早くも次なる暗雲が?
今週の事件へ向けて様々な布石が打たれたお話でしたが、個人的に一番嬉しかったのは直言が幸せそうな顔に戻っていることでしょうか? じいじとして孫と楽しそうに遊んでいる姿を見て、思わずよかったねと口に出してしまいました!
そして花岡と共に合格した稲垣というクラスメイトですが、彼、ここまでに目立った活躍ありましたっけ……。突然出てきたので「誰!?」となってしまいました。ですがわざわざ取り上げられたということは、今後活躍する人物になる……はず?
ちなみにこの試験、この時代だから実は女子の点が下げられていた……なんてことはない……ですよね?
とにかく、明日以降の放送も要チェックです!

突如積極的になった崔の真意を探るネットの声
かつて「これ以上法律の勉強をするなら」と言われていた中山さんは、彼女の道をまっすぐ応援してくれる伴侶に出会えたんだな……