こんにちは、朝ドラみ隊です!
ほっこりしまくりのいい金曜日でしたね! よねさんとの仲直りはだいぶ後になりそうかしら
【虎に翼】第12週5話あらすじ
道男は花江に謝罪し、本心を打ち明ける。
はるが残した言葉は確かに道男の中で息づいていた。
一方、よねは自らの苦しみを轟に知られてしまう。すでに親友と死別した轟の言葉とは……
道男の本当の願い
猪爪家の仏壇の前に一家が集まっています。その後ろには、道男の姿も。
居心地悪そうにしていた彼ですが、決心して口を開きます。
(道男)花江ちゃん……ごめん。この前のこと、ずっと謝らなくちゃいけないと思ってた
道男は猪爪家で暮らす中で、この家の人間になりたいと思っていました。そのためには、花江ちゃんの大事な人の代わりになるしかない。先の発言は、焦りの心が生んだ行動だったのです。
(道男)でも、俺がなりたいのは直人や直治、優美なんだよな……
道男の本当の願いは、失ってしまった子供時代を猪爪家でやり直すこと。しかし、心がそう望んでも、大きくなった体がそれを許してはくれないのです。
彼を見て、寅子は言いました。
(寅子)産んであげることはできないけど、もう概ね同じようなもんよ
(花江)そうね。これから先はもっとそうなっていく。……それじゃ、駄目かな?
少しだけまばたきを多くして、首を横に振る道男。
その様子を見て微笑んだ直明は、子供だけを連れて食事の準備をすることを提案します。
もちろん、道男も一緒に。
「いついなくなるか分からない相手と話すことなどない」
道男は戦争孤児時代、スリなどの軽犯罪に手を染めていました。今後の扱いを決めるには、役所の調査・許可が必要です。今日は、道男の面接日。
個室から出てきた道男に、寅子は厳しいことは言いません。ただ、上野に用事があるから、彼にもついてくるか尋ねるだけでした。
数日ぶりの上野。
道男が街の子供たちと遊んでいる間、寅子は目的の場所へ向かいます。
(よね)話が通じないのか? ここには来るなと何度言えば……
寅子がここを訪れたのには訳がありました。
(寅子)私、道男を引き取るべきなのかしら
よねは即座に否定を返します。どれだけ寅子が語り掛けてもよねの態度は変わりませんでした。
(よね)いついなくなるか分からんやつの言葉は届かない!
よねがどんな表情をしているのか、横髪に邪魔されて寅子の位置からは見えません。
寅子は「自分なりに考えてみる」とだけ言い残し、轟法律相談事務所を出ました。
轟、よねの苦悩を理解する
(轟)今やっとお前の気持ちを理解した
(よね)おい、お前……
轟はのれんの奥から今のやり取りを聞いていたのです。
(轟)佐田が去った時、お前は心の底から傷ついた。だから怖いんだな。また関わるのが
生きていれば、道が離れることも近づくこともある。
轟の言葉を飲み込むように、よねは大きく1つ息をするのでした。
道男の中に息づく、はるの言葉
道男の審判が近づくある日、面接前の道男に寅子は「自分は何も力になれていない」と謝罪します。
(道男)お天道様はちゃんと見てる。だからしょぼくれんなよ
道男は、はるの言葉を覚えていました。それだけ残し、部屋に呼ばれた道男。
するとその直後、裁判の傍聴を求める声が聞こえてきます。家庭裁判所の裁判は、原則非公開。声の主は不満をあらわにしていました。
家庭局の職員として、何事かと様子を伺いに行った寅子はそこで随分懐かしい人と顔を合わせることになるのでした。
再会! 懐かしの笹山
(笹山)おいちゃん、もうかれこれ15年、トラちゃんのひいきなの
裁判所に訪れていたのは笹山。彼は田舎に戻ったものの、すし屋を諦めきれず、またこっちに戻ってきたと言います。さらに、嬉しいことはそれだけではありませんでした。
(笹山)トラちゃんから君の話を聞いてたら、君のこと雇いたくなっちゃってね
それは道男にとって願ってもない提案。彼はすぐさまそれを了承し、一人前になったら皆に寿司を振舞うと意気込むのでした。
日記ではるの思いを知る
その日の夜。寅子は花江と一緒に手帳を燃やしていました。
しかし、丁寧に思い出がつづられた日記を、2人はなかなか火にくべることが出来ません。
(花江)お義母さん……何か悟ってたのかな
寅子の前に、1冊の日記が開かれます。そこには家計簿と、将来のためのお金のやり繰りが事細かく書き込まれていました。その量、なんと10年分。
さらにページを進めていくと、寅子に関するページも出てきました。
(はる)『寅子ならこの辺りまでいけるはず』
(花江)……随分期待されちゃって。自慢の娘ね
寅子自身は、自慢の娘だなんて思っていません。それどころか、迷惑と心配ばかりかけて。親孝行もまともにできていないとさえ思っていました。しかし、日記を見ながら、寅子は声を震わせます。
(寅子)でも…… 私のお母さんがお母さんでよかった
道男、不処分決定! 感慨深そうな多岐川さん
それから少しして、道男は不処分として判決が下されました。
彼は自分で立ち直れると、裁判所が判断した形です。
その知らせを聞いた多岐川は、汐見とスルメを焼きながら、感慨深そうに言いました。
(多岐川)佐田君を見ていると思わんかい? 愛が理想を超えて、奇跡を起こすわけだよ
その後も家庭局には戦争孤児たちが次々運び込まれてきます。
中には轟が子供たちを連れてくる日もありました。よねは決して顔を出しませんが、事務所で子供たちに食事を配っています。
結局戦争孤児問題が解決するのは、20年先のことでした。

来週の梅子さんが待ちきれない! 来週の展開を考察!
よねさんの言葉を受けて、寅子がどう返すのか非常に気になっていたのですが、ラストの予告ですべて吹き飛びましたね!
X(旧Twitter)でもトレンド入りするなど、梅子さんの人気が凄すぎる!
ところで「死んだら日記を燃やしてくれ」って現代で言う「ハードディスクは壊しておいてくれ」ってことですよね……そう考えるとちょっと面白いかも
実は他人にお願いする際には色々問題があるようです👇
閑話休題。
梅子さん再登場前に、彼女と周囲について情報を整理し、来週の展開を考察したいと思います!
ずばり、梅子さんに関する裁判の担当判事となった寅子が、よねさんに相談しに行くというものになるのではないでしょうか!
そう考える根拠は3つ。
- 離婚している(はず)の梅子さんに財産分与の権利はない
- 予告でのよねさんの言葉「なんでまだ大庭の家にいる?」
- 同じく予告で「分からん!」と言いたげに寅子がうなっていた理由
12週以降の章名は公式サイトによると「裁判官編」(リンクはこちら。)
ですが今週の寅子は家庭局の人間として行動していることが多かったはず。
家庭裁判所にはもう1つ、「親族や夫婦間の争いを解決する」という職務があります。(リンクはこちら。)
寅子の判事として初めての事案が、苦楽を共にした梅子さんの事案だといいなと妄想しつつ、本日はここで終了させていただきます!
裁判官の仕事についてはこちら👉https://www.courts.go.jp/saiyo/saibankan_shigoto/index.html
ネットの反応
戦後すぐも思ったけど、猪爪家に複数人人が残ってるというのは本当に心強い。直明や花江がいたから両親を亡くしても寅子は立ち直ってこれた