こんにちは、朝ドラみ隊です。
花江ちゃん怒り爆発がこんなに早く出るとは思いませんでした!
【虎に翼】第15週2話あらすじ
寅子は「家庭裁判所の母」?
今日の寅子の仕事はラジオへの出演。出演者は寅子と多岐川、そして長官の山本です。
収録の場には、取材のために竹中も座っています。
(山本)いわば多岐川さんは家庭裁判所の父。佐田さんは家庭裁判所の母とでもいったところでしょうか
謙遜する寅子ですが家庭裁判所という組織を、我が子のように考えていることに違いはありません。
多岐川の説明を山本は静かに聞いています。
(山本)だからこそ女性である佐田さんが輝ける。佐田さんの持つ愛情、女性本来の特性をいかんなく発揮できる。家庭裁判所は女性裁判官にふさわしい場所といえるでしょう
(寅子)…………はて?
「機会は男女平等に与えられるべき」
寅子の「はて」に気付いたのか、外で収録に立ち会っていたライアンがニヤリと笑いました。
(寅子)家庭裁判所の裁判官の適性は個々の特性で決められるべきで、男女は関係ないのではないでしょうか?
家裁は女の場所といった思考は、いずれ必ず間違った偏見を生みます
最初はつまらなさそうに取材していた竹中も、この発言には思わず立ち上がってしまいます。
山本も寅子の考えを認め、表面上は納得した様子を見せていました。
寅子の救う相手に性別は関係ない。しかし世間はそうは思わない
ラジオが放送されてから、寅子の名前はさらに有名になっていきます。
調停を担当することになった福田夫妻にも、その名は知られていました。
(福田)あっ! 佐田寅子! 凄いわ、私運がいい!
調停員の根本に窘められ、ようやく話が本題に入ります。
今回の調停は離婚について。夫は妻の不貞行為に呆れ、離婚しようとしていました。
妻の不貞行為の理由は「寂しくなったから」。妻の1度の不貞くらい、男ならば許せというのが彼女の主張でした。しかし、不貞は不貞。男も女もないと寅子は冷静に告げます。
(福田)助けてよ! 困ってるんだってば!
このままではらちが明かない。寅子は別々に話を聞くことを提案しました。
無条件に女性の味方をするわけではない。寅子の信条は理解されがたい
別室に入るなり妻は泣き崩れてしまいます。
寅子は彼女をなだめ、離婚してほしくないならもっと相手の気持ちに寄り添うべきとアドバイスしました。
(福田)……何よ、偉そうに
ぎろりと寅子をにらむ福田。彼女はそのまま個室を飛び出してしまいました。
突然の新潟支部への異動命令。判事への昇格だけど……
憂鬱なことはさらに続きます。
何かに激怒している多岐川。彼と共に向かった最高裁で、寅子は新潟支部への異動を命じられます。
問題が山積みの家裁から人員を引き抜くなど言語道断だと主張する多岐川。
ライアンと桂場に連れ出された多岐川のあとを追うように、寅子も部屋を出ました。
「優未は置いて、あなたは仕事に専念してください」
(直明)新潟か……
(花江)そう
夜、直明と花江に説明をした寅子は、優未を連れて新潟に引っ越すつもりであると話します。
(直明)いや、申し訳ないけど、それには僕、賛成できない
寅子は仕事で忙しく、優未が家に1人でいる時間も長くなる。それではあまりに可哀そうだ。
直明は精一杯寅子に伝えます。
(花江)直明ちゃんの言う通り、優未は置いていって。私が責任をもって面倒を見ますから
溢れる花江の涙。寅子は何を思う?
今日の花江は様子がおかしい。寅子は薄々勘づいていました。
異動の話も「そう」とだけ。いつもは表情豊かな彼女が、「スン」とした顔。
優未のことにしたって、あえて寅子を突き放すような態度をとるのです。
(寅子)ねえ、何を怒ってるの? 言いたいことがあるなら言ってよ
(花江)言ったって仕方がないでしょう! そう思わせてきたのはトラちゃんよ
一家の稼ぎ頭である寅子は、実質家の主。
仕事の邪魔をするわけにはいかないから、優未も必死に我慢しているのです。
それに寅子が気付いていないのに、優未を連れていくなど言語道断。花江の感情は爆発し、涙となって溢れていきます。
(花江)トラちゃんが見てるのはね、本当の優未じゃないの……

寅子の異動。突然に見えるけどこれって……
寅子の異動を決めたのは桂場さんだったようです。
長官を守るためにそう言ったのかとも思いましたが、彼の信条から考えても違いそう。
そういえば寅子はラジオで、「女性の社会進出とは男女平等の機会が与えられること」と言っていました。彼はその機会を寅子に与えただけなのではないでしょうか?
さて、金曜に向けて問題が出揃ったところで、改めて展開の予想をしたいと思います。
調停問題は予告でも出ていましたね。ですがこの問題は比較的すぐに解決すると考えています。
「自分は法に基づき、男女区別なく、判断を下す」これを明言するだけで終わりますからね。寅子が司法試験に合格したあと口にしていたあの言葉です。
新潟への異動も仕方のないことだと推測できます。
問題は優未です。彼女のことを考えると、猪爪家に置いておくのが最善ではあると思います。
寅子は時の人で多忙を極めていますし、優未が不安定にならないのは、甘えられない不満を花江ちゃんが受け止めているからです。
ですから今後の展開として、たとえば木曜日くらいの放送で異動期間が提示され、「これまでの間、待っていてね」と寅子が優未と話すパターンが考えられます。(モデルの三淵さんの任期は1年半ほどでした)
次点で家族に転勤のことをきちんと話して、「ついてきてくれ」と頼み込む展開でしょうか。
いずれにせよ、寅子と優未の問題は今週で片付くようなものではない気がします。
何せ自分の気持ちを明確に言葉にするのに、優未は幼すぎます。
「本音を言って」と言っても、飲み込んでしまうでしょう。
個人的には寅子の異動を竹中記者がどう報じるか、気になる次第です。
ところで最近の寅子は、人並み以上に働き、成果を出すことに必死になっているように見えます。
この状況は三淵さんも同じだったようで、彼女にお世話になった藤田さんという方は三淵さんに言われた言葉が非常に印象に残っていると仰っています。
もし裁判官になるなら、特に男性以上に頑張って仕事をするように心掛けなさい
新時代を切り開いていくことの大変さが非常に伝わってきますね。
記事全文はこちら。短い中に女性法曹の苦労がぎっしりと詰め込まれ、とらつば視聴者としてはぜひ読んでおきたい記事となっています!
ネットの反応
花江ちゃんのブチぎれ演技とそれにビクつく直明の演技が凄くて、思わず本編そっちのけで感動してしまった