【朝ドラみ隊】おむすび第21話ふりかえり:結の口から語られる「あの日」のこと。気になるネットの声も調査!

おむすび21話 おむすび

こんにちは、朝ドラみ隊です。

今週の視聴には覚悟が必要そうです。

【おむすび】第5週1話あらすじ

普段の結と踊る結の姿の差に、「何故寂しそうな顔をするのか」と尋ねる翔也。

その言葉をうけ、結は9年前、神戸にいたころのことを話す。仲の良かった人たち。好きだったもの。

そして、あの日のこと――。

結に切り込んだ翔也

ハギャレンの一員として、見たことのない笑顔で楽しそうに踊る結

初めて見たその姿に、翔也は思わず尋ねるのでした。

(翔也)おめ、何でそんな顔すんだ?

(結)……多分…………あの日から……。

9年前、神戸での出来事

1995年1月17日。当時六歳だった結は、家族と共に神戸で生活を送っていました。

ちょうどその頃商店街では、アーケード設置がナベさん以外の賛成で決定したばかりでした。

(若林)ありがとうございます、商店街の意見まとめてくれて。さすが米田さんや。

(聖人)でも結局、ナベさん説得できんかったから。

(福田)ええよええよ。あの人。意地張っとうだけやで。

米田家と関わりの深い真紀

そこへトアロードに行っていた歩と真紀が帰ってきます。

(歩)真紀ちゃんが服選んでくれてん。

(愛子)どれ? 見せて? うわ~~可愛い!

モデルを目指している真紀は、センス抜群。続けて結にもお土産を渡します。

(真紀)これ、はい。セーラームーンって、こんなん使って変身するやろ?

(結)やったー! 真紀ちゃん、ありがとう!

「じゃあ、また明日」

(聖人)でも真紀ちゃん、歩と遊んでナベさんに怒られへんか?

(真紀)お父ちゃんは関係ないです。うちとアユちゃんは親友ですから。

しかし、楽しい時間はすぐに終わってしまうもの。

日も暮れ、真紀は家へ帰るために、米田家を後にします。

(真紀)じゃあ、明日、学校で。

(歩)うん、学校で。バイバイ!

地震が起きたのは、その日の晩のことでした。

地震

夜遅く、物が落ちる音で目が覚めた歩。

激しく揺れる家の中で、歩は横に眠っていた結の上にかぶさり、地震が止まるのを待ちます。

当時をふりかえる結は、翔也がよく見る”あの顔”に戻っていました。

(結)うちはまだ小さかったけん。地震の瞬間のこととか、全然覚えとらんくて。揺れが収まったあと……。

妹を庇う姉。娘たちを心配する両親

(結)おねえちゃん、重い

(愛子)結! 歩!

ふすまを力づくで外し、娘たちの無事を確認しに来た聖人と愛子。

結は何が起きているかわからないまま、両親の必死の「大丈夫」を聞いていたのだといいます。

ナベさんと真紀はどこへ?

(ラジオ)――西宮市内や神戸市内で、数か所に渡って高架部分が落ちていて、多数の車が落下して死者やケガ人が出ているということです。また、神戸市東灘区と灘区にかけて、高台から見える場所だけでも7か所で火の手が上がっているほか――

次に幼い結が目を開けるとそこは、小学校の教室でした。

結たちはそこで、後から避難してきた美佐江たちと再会を果たします。

しかし、ナベさんと真紀の姿はありませんでした。

誰もが辛い中で、誰かのために動ける人。

(美佐江)ナベさんやったら河津小学校の方へ行くん見たけど……。多分。あっちに避難したんとちゃうか?

そこへ、周囲の様子を見てきた聖人が戻ってきます。

(愛子)外、どうやった?

(聖人)……かなりひどい。

家族と合流した聖人ですが、涙ながらに助けを求める声を聞きつけ、また外へ出ていきます。

状況を理解できていない子供たちは、一日一緒に遊べる! とはしゃいでいるのでした。

「おなか、減った」

電気もガスもなく、空腹のまま夜を迎えた結たち。

蠟燭しか灯りがない状況で、外からはひっきりなしにサイレンの音が聞こえてきます。

(結)ねえ、おなか減った。

(愛子)……みんなも我慢してるから、もうちょっと我慢しよう?

空腹も限界をむかえる頃、みんなに呼びかける声がありました。

(避難民)皆さ~ん、あの……こちらの方たちが、おむすび持ってきてくれはりました。

冷めてしまったおむすび

少ない量でも全員に行き渡らせるため、ふたりひとつでおむすびを食べる避難者たち。

ところが、おむすびは持ってくる途中で冷えてしまっていました。

(結)これ、冷たい。ねえ、チンして。

(愛子)結!! すみません! 失礼なこと……!

(雅美)ええのええの。……お嬢ちゃん。今な、電気もガスも止まってて、チンできへんねん。ごめんな。おばちゃんち出た時はおむすびホカホカやってんやけどな、街も道路もめちゃくちゃで、ここまで来んのに……えらい時間かかって……冷めてもうた。ホンマにごめんな。

おむすびを持ってきてくれた女性・雅美は、静かに涙をこぼしていました。

大丈夫。絶対、大丈夫やから。

(結)何で泣いてんの?

曇りのない目で尋ねる結に、雅美は、自分が生まれも育ちも神戸の人間であると話します。

大好きな神戸の街はぐちゃぐちゃになってしまい、見る影もない。

しかし、女性は結の目を見て言うのです。

(雅美)でも、大丈夫。絶対、大丈夫やから。

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米田家の苦難は始まったばかりかも。

結ちゃんはまだ被害の大きさを認識できていなさそうでした。本当に厳しいのはここから。

明日以降、彼女は自分の目で壊れた街並みや、大切な家がなくなってしまったことを目の当たりにします。そして、大好きな真紀ちゃんに何かあったことを、いやでも理解することになる。

 

そうして、生きていられるということが、どれだけありがたいのかを理解する今の結につながっていくのでしょう。

 

今週は結の記憶を遡り、糸島に来る辺りまで話が進むのではないかと思います。

しかし、今日の話だと、聖人さんの心配っぷりには説明がつかないような気がします。ということは、この後結(もしくは歩)に、更なる危機が迫るのではないでしょうか。

あまり考えたくはないことですが、今の結を構成する大事な要素であることも事実。

注意深く、見守っていきたいと思います。

 

阪神淡路大震災以降、神戸市には「人と防災未来センター」という施設が設立されました。

こちらの施設のホームページには、「震災を語る」というコーナーがあります。

「あれが大変だった」「これがしんどかった」という話題以外に、「人のあたたかみを感じた」「奇跡だと思った」といった話題を中心に取り扱ったコーナーです。

結たちが感じた人の温かさの一端を感じることもできますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

詳しくはこちら👇

震災を語る 第9回|人と防災未来センター
阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かす。人と防災未来センターは阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に伝え、これからの備えを学ぶ防災学習施設です。

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ネットの反応

小さい子供の素直な反応だよね 冷たいおむすび食べて「おいしい…」と涙流したりなんてならないのよね それに対してご自身も辛いのにちゃんと向き合ってくれる大人 ありのままを伝えてくれて、それがずしんと届いてくる

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