こんにちは、朝ドラみ隊です!
なんとなく口にしてはいけないお月のものをガンガン口にする寅子に驚かされ、桜川の「こんな人間になりたい」に驚かされ、放送後にSNSを見て驚かされる……。
今回は驚きに満ちていました……。
【虎に翼】第3週4話あらすじ
「私とあんたらは違う」と冷たく言い放つよね。
そんな彼女に対し、寅子はかける言葉を必死に選んでいた。謝罪? 論破? 正論? 何を言っても、今寅子がかけたい言葉ではないような気がする。
店の奥に戻ろうとしたよねに、寅子は咄嗟に声をかけた。突き放そうとしても食らいついてくる寅子に、よねは本心を告げる。
「私には余裕がない。だから、余裕があって恵まれた奴らに腹が立つ」
よねは生理で学校を休んだ寅子を「余裕がある」と表現したのだ。しかし、酷い生理痛に悩まされ、学校に行きたくても行けない思いをしている寅子は思わず聞き返してしまう。
「あなた、お月のものは……?」
酷い痛みを感じる寅子や、肌が荒れる崔に対し、よねは生理でそんな経験をしたことはないようだ。何を言っているのか全く分からないと苛立つよねに、今度は桜川が声をかける。
「あなたはかっこよかった」「私も声をあげられるようになりたい」
そうこうしている間に、お店の開店時間が近づいてきた。寅子はよねに、介抱したお返しとして、法廷劇の再検証に参加するよう求めたのだった。
「戦わない人を愚かなんて言ってはいけない」
後日、寅子は家に皆を招き、はると花江の協力を得ながら饅頭づくりに勤しんでいた。手作り饅頭とは恐ろしく手間がかかるもので、本当に殺害の手段として饅頭を選ぶのかと疑問に思う寅子。そもそも毒物として使用された防虫剤では、どう頑張っても饅頭の中には入り切らない。
その事実が明らかになった時、またしてもよねが突き放すように言ったのだ。
「もう分かっただろう。甲子は無知だから復讐を果たせなかったばかりか、罪が重くなったのだ」と。よねにとって、恵まれたから行動する女も大概だが、恵まれていないからと言って何もしないで現状に甘んじる女はもっと愚かな存在なのだ。しかし寅子はその言葉を否定する。
「それは違う。戦わない人を愚かなんてくくったら駄目」
「それは弁護士以前に、人として大事なことだ」
法という盾を得た自分たちだからこそ、戦えない人に寄り添ってあげるべきなのだ。寅子の一連の言葉を聞いたよねは、またしても苦い顔をする。
すると突然、桜川が謝罪の言葉を告げた。
「私たちは、都合よく使われていたに過ぎない」
桜川曰く、どうやら劇の筋書きは、学長の手によって元となった事件からかなり変更が加えられているのだと言うのだ。
元の事件では、殺人事件が起きる前に甲子が乙蔵を相手取って裁判を起こし、しかも勝訴していた。それだけではない。彼女は女中ではなく医者の身分を持っており、饅頭に混ぜた毒も、より毒性の強いチフス菌だったというのだ。
どうして改変したのかと言う寅子に、よねは無知な女のほうが同情を誘うからだと断言する。
「可哀想な女を弁護する女子部の連中……」
「私たちは部の宣伝のため、都合よく使われていたのだ」

冷たく突き放すよね!寅子はその手を取れるのか?
同じ女性であっても、生理の辛さは人それぞれ。まさかそんな話題を朝ドラで放送するとは思いませんでした!(しかも心の声じゃなかった!)
生理が重い人は、「生理なんかで学校を休むなんて甘えてる」と言われたら、寅子でなくとも声をあげてしまいたくなりますよね。
前回の話で明らかになったよねの過去。それを受けて寅子が何を言うのか気になっていましたが、まさか「何も言わない」を選択するとは……。今回の話も非常に見ごたえがありましたね!
寅子とよねを中心に、いつものメンバーの認識が少しずつ変化していっているような気がする【虎に翼】。
部の宣伝のために利用されただけと気付いた彼女たちがどんな反応を示し、どう行動するのか、明日も楽しみです……!

脚本家は反響を見越して筋書きを書いていた!?種明かしに騒然とするネットの声
実際の判例をTLで知って条件が全然違うじゃんと思ったらそういう……