こんにちは、朝ドラみ隊です。
貯金箱を持っていくのが健気すぎて……
【おむすび】第4週3話あらすじ
歩の言葉。結と歩の関係。ハギャレン解散を決意した瑠梨だったが、結はどうしても腑に落ちない。
一方そのころ、家を出た歩は天神乙女会の明日香と大食い勝負のあと、迎えに来た愛子と昔話をしていた。
翌日結は瑠梨たちをいつもの場所へ呼び出し、気持ちを伝える。「みんなの大事な場所を、なくしちゃダメ」――
ハギャレンにとどめを刺す言葉
ギャルなんてやめたほうがいい。
ハギャレンなんて解散したほうがいい。
もう今日で、ハギャレンの活動やめる。……ごめんね。
結は自分のベッドに体を横たえ、今日あったことを思い返していました。
結が怒るのは、糸島に来てから初めてのことだった
同時刻、米田家のリビングにて、帰宅した聖人が事の顛末を聞いていました。
(聖人)結が歩にどなった?
(愛子)うん。あの子があんな風に怒ったの、初めて見た。
聖人もかける言葉が見つからず、どんよりとした空気のリビング。
するとそこへ、永吉が降りてきます。
(佳代)……はあ?
金色に輝くスーツを身に纏った永吉が、そこには立っていました。
永吉の野生の勘
(永吉)おい、歩、おるか?
聞けば、永吉はマジックで糸島フェスティバルに参加するのだとか。
そしてそのアシスタントとして、歩に協力を求めようとしていたのです。
(聖人)出てった。今頃、東京やろ。
(永吉)うんにゃ。あいつはまだ福岡におるん違いない。
(佳代)何でわかると?
(永吉)フン、野生の勘たい。フフフフフフ…………。
ライバルであり憧れの存在・アユ
永吉の野生の勘は正しく、歩は天神乙女会の明日香と対決をしていました。
(明日香)マスター、替え玉もう一つ。
(歩)……ねえあんた、このあと仕事なんでしょ? もうやめよ。
(明日香)ならうちの勝ちでいい? ……よっしゃ~! 長年の恨み晴らした~!
歩は負けを認め、明日香は「歩に勝った!」と大はしゃぎ。
自分を恨んでいたのかと尋ねる歩に、明日香を首を横に振ります。
(明日香)ううん。アユに憧れとった。
(歩)でも、だからってなんで大食い対決?
アユではなく、歩の友達になりたい明日香
歩の問いに答えることはせず、明日香は次なる質問を歩にぶつけます。
(明日香)てかさアユ、東京でギャル雑誌のモデルしとったよね。なん? その格好。ギャルやめたん?
(歩)やめたっていうか、私……。最初から、ギャルなんかじゃなかったから。
憧れのギャルだった人が、最初からギャルではなかった。
歩の口から告げられた言葉に納得できない明日香に、出勤をせかす連絡が届きます。
(明日香)アユ、次はラーメンやなくて普通に飲もう。友達として。
深くため息をつき、俯く歩。すると明日香が座っていた席に、誰かが座ってきました。
(歩)お母さん!? なんで!?
母は強し
(歩)何でここにいるって分かったの?
(愛子)野生の勘……って言いたいところだけど、昔あんたたち、未成年のくせによくここに集まってたでしょ?
素直に驚く歩に、愛子はそんなことはないと言います。
(愛子)あの時の歩と同じだよ
神戸でのこと
平成7年、1月。
一家が神戸にいたころ、結が行方不明になったことがありました。
歩や真紀はほうぼうを駆けずり回り、聖人は各所に結がいないか電話して、米田家は大騒ぎ。
結局、結は神社で発見され、歩と共に帰宅します。帰ってきた結に、愛子は優しく尋ねました。
(愛子)何で神社になんて?
(結)結、神様にお願いしに行ってん。みんなケンカせんと、仲良うなりますようにって。
結がいなくなったのは、みんなのため
大切な貯金箱を握りしめ、怖い中、ひとり神社へ向かった結。
結の気持ちを聞いて、真紀を連れ戻しに来ていたナベさんは、何も言わずに出て行ってしまいます。
次に口を開いたのは、アーケード設置推進派の福田でした。
(福田)聖ちゃん。ナベさん以外の店はほぼ賛成してくれとう。計画通り、アーケードは2月に設置しようや。な!
あの時、愛子と歩は、気づかれないように苦い顔をすることしかできませんでした。
(歩)あったなぁ、そんなこと。
愛子の説得により、帰宅を決めた歩
(愛子)ほな、おうちに帰ろうか。
(歩)……いや。結、私の顔……見たないやろし。
(愛子)そんなことないよ。あの子ね、こっち来てからほとんど、神戸のこと話したことなかってんよ。……歩だって、みんなと神戸の話するために帰ってきたんやないの?
(歩)…………。
(愛子)お母さんも話したい。だから、おうち帰ろ。
愛子の言葉に促され、歩は糸島の実家に戻ることに決めたのでした。
結の相談相手・佳代
一方そのころ、ふさぎ込んでいた結は、佳代のおにぎりと共に話を聞いてもらっていました。
(佳代)ばってん、ちょっと残念やねぇ。だってもうギャルちゃんたちとイベント出らんのやろ?
踊りを見るのを密かに楽しみにしていた佳代は、少し寂しそうに結の部屋を出ていきます。
結は机の引き出しの中に隠していたプリクラを握りしめ、携帯で文字を打ち始めるのでした。
「お願いしたいこと」
翌日、天神のゲームセンターにて。
(瑠梨)ムスビン、これどういう意味? 「お願いしたいことがあります」って。
結からのギャル文字メールを見て現れた瑠梨たちは、いつものように結に話しかけます。
結は立ち上がり、4人を見つめながら、自分の考えを話し始めました。
(結)うち、思ったんです。ハギャレンはもうお姉ちゃんのものやなくて、みんなのものやって。あの人が言ったからといって、みんなの大切な場所を、なくしちゃダメだと思うんです。
ギャルはダサくない。ハギャレンは、ダサくなんてない。それを、イベントで証明しましょう。

バリケード設置に潜むトラウマの種
神戸であったことがまた1つ明かされた今日の放送。
商店街バリケード問題は、年をまたいでもまだ続いていましたね。
逆に言えば、それだけの間、聖人さんが根気強く説得を続けていたということでもあります。
しかし期日の2月はもうすぐそこ。建設を始めたくなる福田さんの気持ちも分かりますが、聖人さんの心中を思うと一概には頷けません。
唯一安心材料があるとすれば、震災は工事完成前に起こっていそうなことでしょうか。
ですがまだ安心はできません。
「2月に設置」とは、「2月に完成」と同義である可能性があるのです。
つまり、震災当日の1月17日は工事の真っただ中である可能性が浮上します。
みんなのためを思って計画されたアーケードが、誰かの命を奪ってしまうのではないか。
嫌な想像が、どうしても脳裏をよぎります。
そんなことはなかったよと早く否定してください……!
そして、シネマサルーンではX(Twitter)のフォロワーを募集しております!
朝ドラ放送日は毎朝記事を更新していますので、
最新の内容ふりかえり、感想、考察を見逃さないようXのフォローをお願いいたします!
ネットの反応
名古屋出身の愛子ママが、糸島ではあまり訛ってないの不思議だったんだよね 神戸では方言出てた ママもあの日からずっと蓋してきたのかもね