こんにちは、朝ドラみ隊です。
【虎に翼】第16週5話あらすじ
航一曰く、高瀬が怒ったのは「兄の死を受け入れられていなかったから」。
寅子はその言葉が自分にも当てはまることに気付く。
粘り強く、波風を立ててでも高瀬に向き合うと決めた寅子。彼女の決意は高瀬に届くのか?
高瀬が心配なあまり、寅子の下した判断に納得がいかない深田
(深田)支部長! どうしてですか!?
寅子が高瀬に処分を決めたと聞き、彼の同僚が支部長室に押し寄せてきました。
穏便に済ませるため、杉田弁護士たちの手を借りるべきと主張する深田。
高瀬の本心を聞きたい小野。
頭を下げろと前に出された高瀬はおずおずと言います。
(高瀬)僕は……支部長の考えをきちんと聞きたい
法を司る者が、暴力に頼ってはいけない
寅子は高瀬に応え、処分を下した経緯を説明し始めました。
(寅子)……この仕事をしている以上、どんなにひどいことを言われても手を出しては駄目
手を出した時点で相手と同格になってしまう。
法に携わるものが問題解決手段として暴力に頼ることは、即ち法の否定につながる。
だから、正式な処分を受ける必要があった。
それに―
(寅子)穏便に済ませたりして、ああいう人たちに借りなんて作ってほしくないから
穏便な優しさではなく、相手のためになる厳しさを選ぶ
たとえ悪意がなくとも、高瀬を傷つける人もいる。
心のカサブタを事あるごとに剥がそうとしてくる人もいるかもしれない。
(寅子)彼らにずっとへいこらしてほしくない
寅子という後ろ盾は、いずれいなくなってしまう。その時、高瀬が1人でも問題ないように。
処分に至る心境を聞いた高瀬は、丁寧に一礼します。
(高瀬)おおむね自分の予想と一致していました
同僚たちに背中を叩かれながら支部長室を後にする一同。
高瀬はもう一度部屋の方を振り返り、穏やかな笑みを浮かべるのでした。
やっと語れるようになった兄との思い出
深夜、令状を取りに佐田家を訪問した高瀬は、帰り際にキャラメルを寅子に託します。
(高瀬)これ、娘さんに
(寅子)まぁ! 喜ぶわ、ありがとう!
(高瀬)……死んだ兄さんと、図書館の帰りにこれをよう食べていて
高瀬の家は裕福ではありませんでした。
高瀬の兄は、弟が勉強を好きなことを見抜き、大学進学を譲ってくれたといいます。
大切な兄に託された書記官という職。
高瀬は改めて、寅子にお礼を言うのでした。
美味しいものは、2人で分けよう
起きてしまった優未にキャラメルのことを伝える寅子。
明日食べていいと伝えると、僅かに開いていた扉が開かれました。
(優未)今 食べちゃ駄目? おいしいもの、1人で食べてもつまんない
優三のことを思い出し、言葉に詰まる寅子。
それでもなんとか「いいよ」と伝え、2人はキャラメルを口に運びます。
ほんの少しだけ縮まった仲
こっそり、2人で美味しい物……食べよう
キャラメルのおいしさに笑顔になる寅子と優未。
寅子は優三との写真を持ってくると、少しずつ、ページをめくるように、優未に語って聞かせます。
(寅子)お父さんは……すぐ「ごめんなさい」する人だった
自分の言いたいことを我慢して謝ってしまうのに、ふとした時に本音がもれてしまう。
(寅子)そういう不器用で優しいところも……優未は似ちゃったのかもね
その後、「おなかぎゅるぎゅる」の解決策を披露した寅子は優未にドン引きされてしまいます。
「無理に笑わなくていい」と寅子が言うと、優未は安心したように微笑むのでした。
三条のため、”手を取り合う”ことこそ、持ちつ持たれつ
翌日、寅子の元に再び来客がありました。
(寅子)……よく、来られますね?
(航一)心配性なもので
要件を済まし、帰ろうとしたところで、寅子と航一は太郎次郎弁護士とばったり出くわします。
寅子は太郎弁護士に、先日八百屋や魚屋と契約を結んだ話をしました。
1月のメニューを決めておき、それを伝えることで、必要な材料を取り置きしてもらうのです。
(太郎)つまり、手助けは無用らと
(寅子)これからも三条のため、手を取り合って頑張ってまいりましょう
そんな様子を見ていた航一は、寅子を新潟本庁近くの喫茶店を案内すると言い出しました。

次回予告に全部持っていかれる金曜日
航一さんと歩く寅子親子(しかも肩抱いてる!)。洋服も素敵です涼子様!
刑事事件の再現(?)シーンに、深刻そうな顔のたまちゃんと来て、稲さんまさかの再登場。
馴染めない優未に、ミサンガを腕に巻かれる誰か。変顔バトルで気が緩んだところにお母様の面倒を見る涼子様。そして最後の「私がいなくなれば、お嬢様は自由になれるんです……」
情報量多すぎ!! 多すぎます! しかも緩急がえげつない。
ミサンガをまかれていたのは恐らく寅子。お相手は今の流れだと航一さんでしょうか。
仲睦まじく歩く寅子、優未、航一の3人はまるで親子にも見えます。
稲さんといえば花江ちゃんの家で女中をしていた人。花江ちゃんが何か動いてくれたのでしょうか。
そして最大の謎。玉ちゃんの「私がいなくなればお嬢様は自由になれる」発言。
涼子様は母親のために、婿をとる決意をして法律の道から外れていきました。
そのお母様は病床に臥せっているようにも見えます。
つまり玉ちゃんの発言は「お嬢様を普通の女性の立場に戻したい」「でも私には行く先がないから甘えてしまう」と言った内容になるのではないでしょうか。
来週は優未の学校生活と涼子様がメインの内容になりそうですね!
今回高瀬が差し出したキャラメルは今年で111年。
大粒のキャラメルもあるとか……! これは思わず買いにいってしまいたくなります!
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ネットの反応
新潟編、いつもの人たちがいなくて寂しいなと思ってたけど静かに物凄く面白い。来週が楽しみすぎる……っ!