こんにちは、朝ドラみ隊です。
【おむすび】第5週5話あらすじ
本当に悪いのは誰なのか。
歩は補導されたものの、被害届を出されることはなく、一家は歩を連れて帰宅します。
(聖人)何で暴力なんてふるったんや。
歩は聖人の言葉を完全に無視。ポケベルの着信音を聞き、画面を確認しようとします。
(聖人)話してるときポケベル見るんやめろ。
(歩)……悪いの、向こうやし。
(愛子)じゃあ向こうに何かされたってこと?
(聖人)そんなこと関係ない。どんなことがあっても暴力をふるったお前が悪い!
あくまで中立の立場から話を聞こうとする愛子と、手を出した側が悪いと主張する聖人。
二人の間でも口論が始まろうとし、歩は席を立ちます。
大事に思っているからこそウザくなる。
(聖人)待て! まだ話終わってへん!
(歩)……マジウザい。
(聖人)ウザいってあの……まさかあの「ウザい」言うたんか!?
聖人は手を持ち上げるも、愛子の声のおかげで歩に振り下ろされることはありません。
(歩)叩けば? 叩けばええやん。
しばらく様子を窺い、聖人が何もしてこないと判断した歩は自分の部屋へ帰ります。
聖人は歩を追いかけ、腹の底から叫びました。
(聖人)歩! お父さんはな、ウザくてもウザくてもお前が不良やめるまで、ウザいからな!!
それ以降、現在に至るまで、二人の仲はこじれたままなのです。
聖人、飲みの席に連行される。
(聖人)俺はできることなんでもやったつもりや。それなのに……。
(井出)聖人! お前何一人で飲みようとや! こっち来いや! はよう!
悔し涙を流す聖人は、他の男性陣に連れられて酒の席に戻されてしまいます。
その隙を見計らって、翔也が顔をのぞかせます。一足先に帰るという翔也を玄関まで送る結。
二人して玄関を出た直後、後ろから結を呼び止める声が聞こえます。
(陽太)送る必要ないやろ。男なんやけん。
翔也を全力で警戒する陽太。
家から出てきた陽太は、開口一番翔也に問いかけます。
(陽太)お前、おむすびと仲いいんか?
(翔也)……おむすび?
(陽太)米田 結たい。
結には母親が世話になったのだと、これまでの経緯を説明する翔也。
しかし陽太の疑念はまだ解消していないようです。
(陽太)こいつにおかしなことしたら許さんけんな。俺は永吉のじいちゃんに頼まれとうっちゃけん。
戸惑いつつも帰る翔也。すると、外まで来ていた恵美がカバンを手に取ります。
(恵美)うちも帰る。陽太君、送って?
乗り気ではない陽太。しかし結に背中を押され、恵美を送るために出かけていきました。
歩は「ニセモノ」
玄関先で3人を見送る結に、今度はハギャレンが声をかけます。
その後、一向は歩の部屋の前に立っていました。
(結)みんなが、お姉ちゃんに話があるって。
ゆっくりと扉を開ける歩。ハギャレンの要件は歩から活動を続ける許可を得る事でした。
断りなどいらないと突き放す歩に、尊敬するギャルであるアユに認めてもらいたいと力説する瑠梨。
やがて歩は、心底面倒だと言いたげな顔で、ハギャレンに言いました。
(歩)私、あの頃からギャルじゃなかったから。私……ニセモノだから。
父の苦悩。
言葉の意味を捕らえあぐねる結。しかし結の思考は、1階から聞こえた聖人の声で掻き消されます。
慌てて下の階へ降りると、ふらふらの聖人を男性たちが支え、着席させているところでした。
(聖人)俺やってたまには酔っぱらうっつぉ……。
どうやら宴会場では、ずっと神戸にいたころの話が繰り広げられていた様子。
(聖人)……地震が起きて、家も店も潰れて、世話になった神戸の街がめちゃくちゃになって……神戸から出たくても、行く場所もなくてずっとあっちで暮らしよう人もおる。そげん人達、ほっとけるか!?
酒の力でようやく言えた本音
初めて聞く聖人の言葉に、何も言えない結。様子を窺いに降りてきた歩にとっても、聖人の独白は初めて耳にするものでした。
(聖人)……俺はできん。やけん、なんでもいいけん。何でもいいけん。自分がやれることをやろうとした。困っとう人達、もっと助けたかった。それのなんが悪いとや!?
聖人自身、被災地支援に回ったせいで家族に気を回すことができなかったことを後悔しています。
それでも「子どもたちのために」と、ウザがられても努力を重ねてきたのです。
しかし歩はギャルになり、今や結も同じ道を歩もうとしている。
(聖人)俺はもう……父親として情けんか…………。
その言葉を最後に、聖人は眠りについてしまいました。
歩の気持ちを話すとき。
委員長の聖人が潰れるとともに飲み会はお開きとなり、大人たちはひみこさんの店で飲み直しだと出ていきます。
結もハギャレンを送りに行き、静かになったリビングに、そっと歩が降りてきました。
(愛子)聞いてた?お父さんの大演説。
(歩)まあ……。
(愛子)じゃあ次は歩の番だね。
結、ハギャレンに別れを告げる!?
一方そのころ、ハギャレンと共に歩いていた結。
新たなイベントを考えるハギャレンに向かって、結は声をかけます。
(結)じゃあ、うちはこれで。……短い間ですが、お世話になりました。

聖人さんの慟哭が胸に響く金曜日
なんでも気が付いてしまうから、なんでも自分がやらなくてはいけないと思う聖人さん。
1週目で彼がとっていた行動は、歩ちゃんでの失敗をうけてのものだったということでした。
米田家は、皆が皆誰かのために動いています。
しかし、震災を経て、「誰か」が家族以外の人になってしまいました。
聖人さんなら神戸の人々。歩さんは真紀ちゃんといったかたちです。
皆、誰かのために一生懸命だから、今回のように酒などのきっかけがないと、うまく本音をぶつけることができないのかもしれません。
愛子さんは歩さんに「次は歩の番」と、きっかけを作ってみせました。
まだしばらくは米田家の問題が続きそうですが、一家がかつてのように笑いあえる日が来ると信じて、視聴を継続したいと思います!
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ネットの反応
それにしても物わかりのよいギャルたちに結は甘えすぎだとは思う。お父さんのことを思って「ギャル辞めます」と言ってるのだろうが、あんなバッサリと切る言い方は相手が傷つかないかな。 あとあんだけギャル=不良とレッテルを貼られてんのに笑顔なの、ルーリーたちマジですごい。