こんにちは、朝ドラみ隊です。
ハギャレンって呼び方がかなり好きです。
【おむすび】第1週2話あらすじ
ずぶ濡れの結を呼び止めた4人の女子高生。彼女たちは博多ギャル連合「ハギャレン」メンバーらしい。
結をハギャレンに勧誘したい、クラスメイトの理沙。恵美を手伝った先で出会った書道部の風見。
様々な人との出会いが、ゆっくりと物語の歯車を回していく――
結、ハギャレンにスカウトされる
海に落ちた帽子を拾い、野球のユニフォームを着た青年に助けられた後。
結は4人のギャルに囲まれていました。
(瑠梨)ねえ、この子?
(理沙)そう、この子。
4人の内1人はクラスメイトの柚木理沙。しかし教室で見た姿とはずいぶん印象が異なっています。
(瑠梨)ねえ、アユの妹ちゃんだよね? 妹ちゃんさあ…… ハギャレンの総代表になってくんない?
博多ギャル連合初代総代・米田 歩
博多ギャル連合、略してハギャレン。
最盛期は100人近い大所帯だったものの、今のメンバーは4人だけ。そして初代総代は結の姉・歩。
瑠梨は「アユの妹」を代表に据えることで、連合の活発化を図りたいようです。
(瑠梨)ねえ、一緒にやろ?
(結)無理です、すみません。
瑠梨がハギャレンの復活にかける覚悟
瑠梨たちの言葉を待たず自転車で走り去る結。
その後ろ姿を見ながら、メンバーの1人・珠子が瑠梨に声をかけます。
(珠子)ルーリー、もうよくね?
(鈴音)うちはルーリーが総代で全然いいけど。
(瑠梨)でもこの1年、メンバーやめてくのうちじゃ止められんかったやん。
今は人数こそ少ないものの、理沙のようにギャルをやりたい人は必ずいるはず。
瑠梨が連合復活にかける想いは、並々ならぬものがありました。
(珠子)やけんって、あんなガキ総代に担ぐとか 筋通ってなくね?
(瑠梨)え~? アユの妹ちゃんならガキでもなんでもよくない?
人を助けるのは祖父・永吉の教え
その日の夕食時、結は昼間にあった出来事を家族に話していました。
(聖人)なんも海に飛び込まんでも……
(結)そうなんやけど、気づいたら体が勝手に動いとって。
(永吉)困っとんしゃあ人がおったら何を置いても助けてやる。それでこそ米田家の人間たい。
(聖人)また言いよう。俺も結もオヤジん その呪いの被害者やぞ
幼い頃から「人を助けるように」と教わってきたからか。
聖人も結も、困っている人を見ると体が動いてしまうようです。
(佳代)ばってん 結が飛び込んだけん そん男の子に出会えたんやろ? 何かのお導きかもしれんよ
ギャルを警戒する父。連絡のつかない姉。
海で出会った青年の話が一通り終わったあと、話題はハギャレンのことへと移っていきます。
(聖人)ギャル!? なんでそれを早く言わんとか!? そいつらになんされた? ケガは? 金とられたんか?
(結)大丈夫。何か訳分からんこと言われたけん、逃げた。
歩は東京に行く前、「死んでもこの家の世話にはならん」と言って出ていきました。
それ以来、家族は歩が何をしているか、詳細を全くつかめずにいるのです。
「平穏無事に過ごせればそれでいい」
翌日、教室の話題は始まったばかりの部活動の苦労や楽しさで持ち切りです。
浮かない顔の結に話しかけてきたのは、野球部に入部した陽太でした。
(陽太)おむすび、マジで部活何もやらんと? 小学校も中学校も部活せんかったよな、いいと?
(結)うちは毎日何事もなく、平穏無事に過ごせて、おいしいもんさえ食べられたらそれでいいと。
(理沙)それ、本心?
いつの間にか結の背後をとっていた理沙。
陽太に友達になったのかと尋ねられ、結はすかさず否定。そのまま教室を出て行ってしまいます。
結は毎日楽しいと思えているのか。
(理沙)ねえ、一緒にやらん? ギャル!
理沙は幼い頃からギャルに憧れを抱き、特に90年代後半のギャルに対する熱意が高いようでした。
お手製のギャルノートを結に見せながら熱弁する理沙に、結は尋ねます。
(結)それの何が楽しいと?
(理沙)なら そっちは今楽しいと? さっき言ったやん。毎日平和に過ごせればいいって。ホントにそう思っとう?
(結)……あんたにうちのなにが分かると。
そう言い、今度こそ理沙から離れる結。
廊下で見かけた恵美の荷物運びを手伝い、結は書道部の部室に向かうことになりました。
結の青春が始まる?
部室に荷物を運びこんだ結と恵美。
恵美はこっちへ来るよう手招きをすると、奥で書に励んでいる男子生徒に近づきます。
彼が書いていた文字は『青春』。無事書き上げた彼に恵美は声をかけます。
(恵美)あ、風見先輩。同じクラスの子で……。
(風見)どうも、風見です。
まっすぐ風見に見つめられ、思わずパニックに陥る結。
すると風見は結の顔を覗き込み、抑え目な声で言うのでした。
(風見)君 書道に興味ない? 俺と一緒に書道せん?

ギャルとハギャレンの過去と未来予想
テンポ良い会話が心地よい「おむすび」。今回は結と共に話の中心となりそうなギャルについて。
ギャルの歴史をふまえて、ハギャレンに何があったのかを考察していきます。
■ギャルの歴史
80年代に生まれたギャル文化。理沙がノートにまとめていたように、大きく花開いたのは90年代だと言われています。アムラー、渋谷ギャル、ヤマンバなどがその代表でしょうか。
「ギャルサー」と呼ばれるギャルのサークル活動が盛んだったのもこの頃。
歩がハギャレンを立ち上げたのもこの時期ですね。人物紹介には他の連合のキャラクターも登場していましたから、歩時代のギャルの話はどこかで掘り下げられるのではないでしょうか。
しかし、2000年以降、ギャル文化は様々な要因から衰退していきます。
その理由として若者に経済的余裕が減ってきたこと。インターネットの普及などが挙げられます。(詳しくはこちら)
ハギャレンもこうした時代の流れを受けたグループなのだと推測できます。
現実でギャル文化の復活が起こるのは2018年。休刊していたギャル雑誌「egg」のデジタル復刊がきっかけです。ということは、結の高校時代にギャル文化が目に見えて復活することは難しいはず。
何が結の心を掴み、ギャルの道に足を踏み入れるきっかけになるのか。非常に気になるところです。
■ハギャレン衰退の理由と今後
ハギャレンの現総代・瑠梨。
彼女が代表になったのは、作中からここ1~2年のことであることが分かります。
ギャルの歴史から考察するに、恐らく瑠梨が総代になる以前から、メンバーの減少は始まっていたのではないでしょうか。
ちょうどこの時期は、インターネットの普及で若者の熱中するものが分散していった時期でもあります。瑠梨がメンバーの減少を防げなかったのは、時代の流れのようなものも影響していそう。
そして今、瑠梨はハギャレン復活のため、伝説のアユの妹・結を勧誘しようとしています。
結はばっさり断っていましたが、瑠梨に諦めるつもりはなさそうです。
ここで個人的に気になるのが理沙の存在。
彼女は結にギャルの魅力を説き、ギャルを好きになってもらいたいと考えているように見えます。
もし、結をハギャレンに勧誘できるとしたら、それは瑠梨ではなく理沙なのではないでしょうか。自分が好きなものを好きになってもらいたいという気持ちは、強く相手の心を動かすはず。
明日以降の展開が非常に楽しみです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
今回ご紹介するのは、ヤマンバギャルについて考察されたこちらのサイト。
ヤマンバギャルに限らず、当時のギャルの格好に秘められた思いを知ることができます!

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ネットの反応
海落ちの人助けで河童と出会い、同級生の荷物持ち人助けで書道イケメンと出会ってるのね。子供の頃の人助けでは何と出会ったのか