【朝ドラみ隊】虎に翼第79話ふりかえり:ぐいぐい人をリードする寅子節炸裂! 気になるネットの声も調査

虎に翼第79話 朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です。

今日の放送で、実は誰も悪者なんていなかったのではないかと考えてしまいました……

【虎に翼】第16週4話あらすじ

航一曰く、高瀬が怒ったのは「兄の死を受け入れられていなかったから」。

寅子はその言葉が自分にも当てはまることに気付く。

粘り強く、波風を立ててでも高瀬に向き合うと決めた寅子。彼女の決意は高瀬に届くのか?

死を知るのと受け入れるのは全く違うこと

(航一)思い出にできるほど、お兄さんの死を受け入れられていなかったんでしょうね

死んだことを知ることと受け入れることは違う。

次郎弁護士は、それでもいい大人なら乗り越えなければいけないと言います。

(航一)そう言われると分かっていたから、乗り越えたふりをするしかなかったんでしょうね

寅子の良さは”諦めが悪い”ところ?

(寅子)……自分の話を、されているようでした

次郎弁護士が出ていったあと、寅子はとつとつと話し始めます。

娘が夫のことを知りたがっていること。その期待に応えられていないこと。

母子の間に出来た深い溝を埋めるには、この方法しかないこと。

(寅子)溝を埋められるならば、話したくはないけど……話せるようにはなりたいといいますか……

(航一)佐田さんは……とんでもなく諦めが悪いですね。あっ、褒めたつもりでした

諦め悪く、高瀬に向き合う寅子

(航一)では、諦め悪く、頑張ってください

帰路の最中、寅子は高瀬を見かけます。

体調不良と聞いていたものの、体調に問題はなさそう。

寅子は思い切って声をかけました。

(寅子)本当に本が好きなのね!

驚いた高瀬は、寅子の近くに来つつも、先日のことは謝らないと言い切ります。

ところが寅子の反応は、彼を責めるようなものではありませんでした。

(寅子)高瀬さん、ごめんなさい。私、この先も、きっと波風を立ててしまう

高瀬の胸に芽生えた”信頼”の火種

(寅子)あなたが嫌でも、高瀬さんのために。上司として、人として、出来る事をしたいと思ってしまう

寅子は高瀬の目を真っ直ぐ見つめます。

高瀬の視線はずっとそらされたままでしたが、やがて彼は胸の内を吐露しました。

(高瀬)……変わると思ったんです。書記官になれば、周りが…………毎日の息苦しさが

でも何も変わらなかった。相変わらず居心地は悪いまま。

高瀬に対する周囲の評価も変わらない。彼はとうに諦めてしまっていたのです。

(寅子)……そんな中でも、仕事の手は抜かずに、一生懸命頑張っていて、ありがとね

(高瀬)でも結局、面倒起こして……

(寅子)ふふ、本当よ! 高瀬さんがいないと仕事がまわらなくて大変なんだから!

だから明日はちゃんと来てね。

寅子はそれだけ伝え、帰り道を進んでいきました。

諦め悪く、優未に向き合い続ける寅子

寅子が帰宅すると、優未は食事の支度をしていました。

諦め悪く、頑張ってください

航一の言葉に背中を押されながら、寅子は優未に声をかけます。

(寅子)あのさ、優未

(優未)いいからね、もう

2人の間の亀裂は、一層深刻なものになっていました。

突然の新証拠。これで円満解決?

翌日、職場に最初に来ていた高瀬と共に、調停のための書類探しに励んでいた寅子。

苦労のかいあって、図書館で江戸時代の境界線が記された書類を発見します。

書類を携え、関係者を集めて質問の場を設けた寅子。

ところが寅子よりも先に口を開いたのは太郎弁護士でした。

(太郎)実は、新たな証拠が見つかりました。明治初期に近隣5村との間で作られた地境協定文書です

ところが証拠にある地境線は、現代のものとはまるで違う。

つまり今回調停の原因となった地境線は間違いであり、

発見された文書に基づいて土地を割り振るべきである。

この太郎弁護士の提案に、何故か皆、賛同します。

(太郎)これにて、円満解決ということで

議場で笑顔なのは太郎弁護士だけ。

彼の依頼人である森口ですら、笑顔を浮かべてはいませんでした。

互いの距離感が近いからこそ、穏便に、平和に。

(高瀬)……事前に話合いを済ませてきたってことですね

(寅子)あんなに言い争っていたのにね

互いにうまみのある取引がなされればおかしなことではない。

しかし、どこか浮かない様子の寅子と高瀬の下に、太郎弁護士が顔を出します。

(太郎)つまり丸くおさまっていかったってことらて

(寅子)……杉田弁護士はいつからあの協定文書の存在をご存じだったんですか?

寅子の問いに、はっきりとした回答は返ってきませんでした。

(太郎)私はここらのもんがむやみにいがみ合わねえようにみんなが平和に穏やかに生きていけるよう守ってるんですて

だから、高瀬の件もなかったことになる。

寅子は太郎の提案をきっぱりと断ります。

(寅子)高瀬さんは書記官としてあるまじき行動をした。しっかりと処分されなければ、裁判所の信頼に関わります

【虎に翼】相関図[新潟編 第16週~]【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼
連続テレビ小説「虎に翼」の出演者相関図・キャストをご紹介します。

信頼には信頼で返す。胸が温かくなった寅子の言葉

高瀬くん…………!!

作中で何度も「直明に似ている」と強調された高瀬くん。

疎開先で直明は寅子と同じ……あるいは高瀬くんのような扱いを受けたのではないでしょうか?

よそ者と厄介がられたり、好きな事を否定されたり……。

もし本当にそうならば、そんな環境でキラキラを失わずに育った直明くんはやっぱりすごい。

閑話休題。

高瀬くんがお兄さんのように戦地に赴かなかった理由は語られていません。

ですが、彼のお兄さんは亡くなり、村民からは兄と自分を比較され続けた

彼の真面目な性格は、休みの翌日に1番乗りで仕事をしていたことからもうかがえますね。

彼の同僚は、当然事情を知っていたでしょう。

ですが赴任してきた寅子は事情を知りません。

「関わるな」という高瀬くんの叫びは、本心であり寅子への優しさでもありました。

 

一方寅子は、昔からまっすぐな人として描かれています。

ずっと兄と比較され続けた高瀬くんにとって、「あなたがいないと」という言葉は深く心に刻まれたことでしょう。

寅子なら信頼してもいいかもしれないと、思ってくれたのです。

図書館での資料探しは、村が持ちつ持たれつでやっていくには不要な行動ですから。

そのことで、たとえ後ろ指を指されるとしても自分に向けられた信頼に応えたいと思ってくれたのなら、こんなに嬉しいことはありません。

彼の同僚も、復帰した高瀬君を見て嬉しそうにしていましたよね。

最近の寅子は仕事一筋だった自分を後悔している節があるように見えます。

しかし、私は言いたい。そんなことはないよと。

寅子がいたから、道男は失った子供時代を取り戻せている。

寅子が来たから、高瀬くんは踏み出すことができた。

寅子の”諦めの悪さ”は、きっと優未にも届くはず。

それを信じつつ、明日の放送と予告を楽しみにしています!

 

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ネットの反応

優未ちゃんはテストで緊張こそしてしまうけど、頭はいいし寅子の顔を見て先回りして言葉を使えちゃう……。必要以上に大人びてしまってるのが辛い

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