こんにちは、朝ドラみ隊です。
今日の内容は昨日の考察を見てからの方が楽しめそう!
ということで、本編前に昨日の記事をぜひご覧ください!

それでは、今日のあらすじと本題に参ります
【虎に翼】第19週2話あらすじ
友人と共に補導されるもすぐに帰され、何事もなかったように日々を送る美佐江。
彼女はある日寅子の元を訪ね、「罪が罪とされる理由」を問う。
「すぐに答えは出せない。だから一緒に考えよう」そう答えた寅子に美佐江は心を開きかけるも――
悪人に悪いことをして何が悪いのか? 理解できない少女たち
(入倉)知り合いの刑事が「特別に」って、教えてくれました
入倉がこっそり教えてくれたのは、補導された美佐江とその友人たちに関することでした。
友人たちは非行を認めたものの、頑なに主張していることがあるそう。
(入倉)取り調べで「女生徒に色目を使うおっさんから金を巻き上げて何が悪い 私は特別なんだ」なんて繰り返しているそうですよ
一方美佐江は「友達と一緒にいただけ」と主張。すぐに家に帰されたのだとか。
美佐江の友人は2人とも、赤い腕飾りをつけていたそうでした。
事件があっても、何事もなく振舞っているらしい美佐江
複雑な心境ながらも、寅子はいつもの習慣でライトハウスに向かいます。
店内では昼間にも関わらず、多くの学生が勉強していました。
(寅子)あの、最近美佐江さんはここに来てますか?
(涼子)ええ。受験も追い込みですからね
食事を終え、店外に出ようとした寅子は店の向かいに立つ青年に目が留まります。
(寅子)あの子、例の窃盗事件で怪我をした……
(元木)美佐江!
元木は相変わらず赤い腕飾りをつけていました。
何事もなかったように挨拶をする美佐江。動揺する寅子
(元木)美佐江!
美佐江は元木に返事を返すどころか顔も上げず、店内に入ろうとします。
そこで、ドアの向こうにいた寅子たちを発見。静かに微笑みます。
(美佐江)こんにちは、佐田先生、星先生
顔をこわばらせる寅子に一礼し、美佐江は店内へ入っていきました。
美佐江が寅子の元に来る理由
翌日、深田に来客が来ていると言われた寅子。深田の奥から現れたのは美佐江でした。
(寅子)今日はどうしたの?
(美佐江)これから新潟市の家裁に行って、調査官の方と面接なんです。……とんだ災難に遭いました
自分の主張を寅子に話す美佐江。
しかし寅子には、どうしても確かめたいことがありました。
(寅子)…………その子たちは、腕飾りをあげる特別な存在?
(美佐江)……どうでしょう
不敵に微笑みつつも、旗色が悪くなったのを察した美佐江。
帰ろうとする美佐江を、寅子は腕を掴んで引き留めます。
(寅子)待って! ……お願い、本当のことを話してくれない?
「罪」の基準はどこで決まるのか
(寅子)美佐江さん、ここに来たのも本当は全部話したくて来たんじゃないの?
寅子の問いかけに対し、美佐江はまるで呟くように、表情を変えず、口を開きます。
(美佐江)自分でもよ~く分かっています。私は、とても恵まれているって
家庭環境も、美佐江自身も、人にはない恵まれたものがあるから、人が集まってくる。
そして、その恵まれた環境で育ち、学ぶうちに、美佐江は1つの疑問とぶつかりました。
罪だとされることが何故罪に該当するのか、美佐江には分からなかったのです。
心から納得できる理由を求めて
(美佐江)佐田先生は、心から納得する答えを出せます?
どうして悪い人から物を盗んではいけないのか。
どうして自分の体を好きに使ってはいけないのか。
どうして人を殺してはいけないのか。
(寅子)……答えが欲しくてやってるってこと?
(美佐江)……心から納得できれば、きっとすっきりするんでしょうね
遠くを見つめ、美佐江は今度こそドアの外へ出ます。
寅子への期待。そして失望
(寅子)美佐江さん! 私、今すぐにはあなたが納得する答えを出せないと思う。だから……一緒に考えてみない?
美佐江が答えるよりも早く、寅子に声をかけた人物がいました。
(優未)あっ、お母さん!
図書館帰りの優未は、寅子と一緒に帰宅しようと、寅子の元を訪ねたのです。
しかし、優未を見る美佐江の目があまりにも恐ろしくて。
(優未)……お母さん?
寅子は思わず、優未を守るように抱きしめてしまいます。
その様子を見ていた美佐江は、何も言わずその場から去っていくのでした。
美佐江への溺愛っぷりを見せる森口
翌朝、寅子の元にまたもや来客がやってきました。
(森口)昨日娘がば~か憔悴して帰ってきて、佐田判事に犯罪者みてえな扱いをされたと言うじゃねえですか!
森口は怒りを露わにし、寅子にまくしたてます。
しかし寅子は弁明も言い訳もせず、毅然とした態度で言いました。
(寅子)どうかもう一度だけ、娘さんと話す機会をいただけませんか? 私が難しいならば、どうか今一度、娘さんとじっくりお話していただけませんか?
寅子の言葉は森口には届かず、寅子を訴えてやると息まきながら部屋を出ていきます。
結局寅子が訴えられるという話は太郎弁護士の活躍でどうにか取り下げられました。
じわじわと広がる赤い腕飾りの輪
そして年明け。
美佐江が審判を受けないことに決まった事実に釈然としない寅子、航一、入倉の3人。
それでも気持ちを切り替えようと向かったライトハウスには、今日も大勢の学生がいました。
そこには、美佐江の姿も。
(美佐江)「fail to」で失敗。「You can not」つまり二重否定……
(男子学生)ありがとうございますっ……
男子学生の腕には、きらりと光る赤い腕飾りがつけられていました。

美佐江の悩み解決には、父親が必要不可欠かも?
サスペンスのような展開になってきた本日の放送。
今日も昨日に引き続き、美佐江の深掘りを行いたいと思います。
昨日は美佐江が何故事件を繰り返すのかについて考察しました。
美佐江は週題にあるような悪女ではなく、適切な息抜きの仕方を知らないのではないか? というもの。
今日、そこに追加で美佐江の悩みと、父親の溺愛っぷりが描かれましたね。
今回の内容を踏まえると、森口さんが美佐江問題解決の鍵なのではないかと予想できます。
「何故悪いことは”悪いこと”なのか」
法の道を目指す美佐江は、この問題を無視することは絶対にできません。
学校でも、ライトハウスでも、あるいは家庭でも、これが頭を渦巻いているのかも。
美佐江にとって寅子は、同じ道の先を往く先輩です。
だから、何度も寅子の元を訪れては、試すような行動をとるのではないでしょうか?
そして、森口さんについて。
娘の話を聞いて、即座に寅子を訴えてやると怒鳴り込んできた彼にとって、美佐江は最高の娘。
目に入れても痛くなさそうです。
ですが、その気持ちは同時に、目に見えるものを曇らせてしまっているのかもしれません。
だから美佐江は相談もできず、非行に走った…… という考え方も出来そうですが、私はそうは思いません。
美佐江にとって、自分を全て肯定してくれる父の存在は大きいはずです。
父親に迷惑をかけたくない。
父親に心配させたくないから寅子の元を訪れているのではないでしょうか?
もっと言うなら、父の存在があるから自ら犯罪に手を染めずに済んでいるのかも。
森口さんが美佐江の問題を解決する大きなカギとなるのは間違いなさそうです。
Yahoo知恵袋にて、このような質問を見つけました。
美佐江には、この回答者のように、社会的に常識であることについて一緒に悩んでくれる人が必要なのかもしれませんね。詳しくはこちら👇

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ネットの反応
「どうして人を殺してはいけないのか」難しい問題だけど、「あなたが死んだら私が悲しい!」を伝えるほうが先かもしれない