こんにちは、朝ドラみ隊です!
よねが皆と距離を詰めている姿に思わず微笑んでしまう本日の放送。
しかし内容はとても残酷なものでしたね……
穂高先生の主張がもっと広まれ!と思いつつ、穂高先生はどんな人生を送ったらあんなに深い考えが出来るようになるのだろうと思ってしまいました。
【虎に翼】第2週4話あらすじ
次の授業までに夫婦の裁判の結果を予想してこいと言われた寅子。
放課後、彼女は図書館に向かい、判例集を大量に借りようとする。ところがほとんど同じタイミングでカウンターに貸し出し券を叩きつけた人物がいた。もちろん、よねのことだ。
甘味処にて
それから少し後、寅子とよねは桜川、大庭、崔と共に甘味処にいた。机の上には大量の判例集。全く譲る気配のないよねに対し、寅子が一緒に読もうと誘ったのだ。桜川のお付きの玉(たま)もご相伴にあずかることとなり、甘味が届いたのを皮切りに議論が始まった。
口火を切ったのは大庭。大庭は着物は諦めて、離婚に専念すべきだと言う。着物なんて所詮ものでしかないという大庭に対し、原告の思いを知っている寅子は、「諦めたらそこで終わりじゃないですか」と返す。
この時代、女性と男性は同じ立場ではない。よねははっきりと言い切るが、これに言葉を返したのは桜川だった。
「穂高先生の著書には、婚姻女性が無能力者となることは、必ずしも悪いことだけではないと書いてある」
寅子が続ける。
「しかしこれは妻を人格者として考えるならば、恥ずかしいことである」
夫による保護を受けなければ、女にはいばらの道が待っている。その現実を前に、寅子は悔しそうに甘味を頬張るのだった。
その後も寅子はよねに相談を続ける。同じ机に座って議論するよねと寅子の姿を見て、穂高先生は満足げに笑んでいた。その後も全力で課題に向き合う寅子だったが、満足のいく答えは出せないまま、時間だけが過ぎていく。
判決の日
1週間後、判決の日。
皆が原告敗訴の結論を出す中、寅子は僅かな勝ち筋を探し出してきた。民事訴訟法第185条。裁判官は両者が集めた証拠や言い分を自由な心象で判断し、結論を出すことを求められるといった内容の法律だ。
寅子は原告が現状の制度で勝訴するにはこれしかないと考え、穂高先生に傍聴の提案をする。クラスメイト達もそれに賛同し、先輩も含む女子部全員が裁判の傍聴に向かった。
女性が連れ立って裁判所内を歩いていく。その大行列は、判事の桂場でさえ見たことがなく、その場の誰もが驚いている。
そうして始まる裁判。
両者の言い分を改めて聞き届けた裁判長は、静かに判決を下すのだった。

敗訴濃厚の裁判!裁判長の【自由な心】に期待してしまう!
よねと寅子が同じ机に座っていることが印象的な第9話でした。
寅子たちだって必死なことが少しずつよねに伝わっていっているのでしょうか?
寅子の真剣さを現すエピソードとしても、今回のお話は非常に印象的でしたね。誰もが敗訴濃厚と言う中で、自分でもそう思いながらも原告のために勝ち筋を探してくる……。凄くカッコいいと思いました!
裁判長の描写も非常に印象的に思いました。
いつもと同じ裁判に向かうはずが、傍聴席には若い女性が沢山いるのですから。裁判の結果を受けて彼女たちが何を考えるのか。想像せずにはいられなさそうですし、その緊張は水を飲んだ程度では収まらなさそうですよね。
ネットの声
【虎に翼】は日本の裁判ドラマではほぼ描かれない、行政訴訟や人権、差別案件を取り扱っている。それだけで見る価値がある