こんにちは、朝ドラみ隊です。
ついに寅子が弁護士としての1歩を踏み出した7週目。オープニングの学友と皆で遊んでいるシーンの映像が悲しすぎませんか?
と思ったのですが……おやおや?今週の展開に楽しみが1つ増えてしまいましたね
【虎に翼】第7週1話あらすじ
猪爪家が迎えたそれぞれの春
昭和14年(1939)、春。
祝賀会が終わり、寅子はついに弁護士への第一歩を踏み出した。スーツに身を包む寅子に対して、寂し気に部屋の掃除をする優三。彼は直言の工場に住み込みで働くため、猪爪家を出るというのだ。優三に別れを告げ、寅子は雲野弁護士事務所へ歩みだす。地元の人にも応援され、元気な足取りの寅子であった。
ここから1年6か月、寅子は雲野弁護士事務所で弁護士修習を受ける。扉を開け、大声であいさつをする寅子。雲野は満足げに笑いながら、寅子を性別関係なくしごくと宣言するのであった。
花岡、もうすぐ判事になる
同年、夏。
昼食のために集まった寅子、花岡、轟。連日調書の写しをさせられている寅子と轟は大あくび。花岡は苦笑いだ。轟の修習先は共亞事件で共に戦いぬいた錦田弁護士事務所。同期には久保田先輩もいるという。一方花岡はもう少しで裁判官に手が届くといった状況。合格したら盛大に祝うという寅子の発言に、花岡は嬉しそうに笑うのだった。
雲野先生、性格が災いし難題を引き受けてしまう
お昼が終わって事務所に戻ってきた寅子は、事務所に響く懇願の叫びに驚いた。声の主は帝大教授落合洋三郎。彼の出版した本6冊が安寧秩序を乱すとして検察に起訴されてしまったのだ。落合の熱意に圧され、雲野は得意分野とは異なるも、依頼を受けることに。
ラジオで流れる『鉄と銅の動員法』。このころの日本は戦時下で、教授が起訴されたのは、著書の中でファシズム批判や政治批判を行ったからのようだった。落合の著書を解説してもらうために呼び出された助教授たちも、言論弾圧は許せない様子。帝大は落合教授を罷免しようとしているそうだ。
そして公判1回目。教授の門下生などが大勢法廷に押し掛けたが、公判は非公開で行われることとなった。
寅子が掴んだ無罪への糸口
季節は流れ、冬。
どれだけ説明を重ねても、検察は『疑いがある』の1点張り。別の切り口を見つけなければ話は平行線のままだ。それを聞いた寅子は、著書を再読することにした。去っていった仲間たちのためにも、力を証明する必要があると意気込んでいたのだ。
そうして寅子が徹夜でまとめた情報が雲野に閃きを与えた。
肝はいずれの本も初版が昭和7~12年であるということと、その内容は初版から今日に至るまで1言1句内容が変わっていないということだ。出版法第33条によれば、控訴の時効は1年であり、昭和14年現在ではすでに時効が成立している。雲野のこの主張により、落合教授は1審を無罪で通過した。
「お祝いは猪爪と2人で」
専門外の裁判を発想の転換で見事勝ち抜いた雲野。寅子はこの感動を誰かと共有したかったのだが、優三のいない猪爪家には、話を真剣に聞いてくれる相手もいない。するとその時、猪爪家に電話の音が響き渡った。
電話の相手は花岡だ。彼は心底嬉しそうな声で、自分の試験合格を告げる。それはつまり、花岡が裁判官になったということ。この喜びを彼は一刻も早く寅子に伝えたかったのだ。寅子は花岡の合格を自分のことのように喜び、早速祝いの席について思考を巡らす。誰を呼ぼうかと考える寅子だったが、花岡は2人でお祝いを行いたいそうだ。
困惑の表情を浮かべつつも、寅子は花岡の申し出を了承するのだった。

花岡、ついに裁判官に! 彼の恋の行方はいかに?
さすが雲野弁護士ですね! 共亞事件の弁護を受け持った彼ならばと駆け込んできた落合教授はいい選択をしたのではないでしょうか。
無罪に繋がるヒントを得たのは寅子が著書に関する情報をまとめなおしていたからなので、そこもナイス寅子! という感じです。
そして花岡くん合格おめでとう!
2人がいいなんて、お祝いの場を通じて告白をするつもりなのでしょうか?花岡ほどのイケメンなら勝利できそうですが、相手はあの寅子。断ってしまう可能性もなきにしもあらずなのがドキドキポイントですね。
頑張れ!花岡!
放送の中から不穏な影を察知せずにはいられないネットの反応
わざわざ今の憲法で『出版に関する犯罪』と明記されているのは、戦時中今回のようなことが横行していたからなんだろうなぁ