こんにちは、朝ドラみ隊です。
【おむすび】第5週2話あらすじ
結は、状況を理解できる年齢ではない。それでも二口目のおにぎりの味は、少し違う気がした。
一晩経って、事態の深刻さが明らかになる。壊れた街、救援に来られない消防車。そして、倒壊した我が家。
困難はさらに続く。結たちの避難所に来ていたナベさん。彼の口から語られた事実は、歩の心を凍り付かせる。
二口目の味。
(結)これ、冷たい
小さな結の疑問に、おにぎりを配っていた女性は涙ながらに、冷えてしまった経緯を語ります。
(女性)ごめんね……でも……大丈夫、大丈夫やから。
女性は去り、結は冷えたおにぎりをもう一度口に運ぶのでした。
体力も限界の中、手伝いを続けていた聖人。
翌日、煤だらけになりながら聖人が避難所へ帰ってきました。
(聖人)いろんなところから消防車来てくれとんやけど、道が狭いし水が出えへん。
(福田)線路も駅も崩れてもて、阪神高速も横倒しになっとった。
とにかく休むよう声をかける愛子。しかし聖人は再び立ち上がります。
(聖人)家、見て来る。ずっとほかの手伝いしとってまだ行ってへん。
ついていこうとする歩と結を残らせ、聖人はふらふらの状態で避難所を出ていきました。
結・歩、家に帰る。
聖人と入れ替わりになるように、避難所の運営が皆に声をかけます。
(大崎)手ぇ空いてる人、救援物資が届いたんで仕分けを手伝っていただけませんか? それから、名簿を作りたいので、こちらの紙に順番に名前を書いていってください……。
その声に従い、部屋を出ていった愛子。
両親がいなくなった隙を見計らって、歩は立ち上がります。
(結)お姉ちゃん、どこ行くん?
(歩)家。
帰る家はもうない。
結たちが家へ向かうと、潰れた建物の前で聖人が座り込んでいました。
(聖人)歩……結……何で出てきたんや!
そこへ、二人を探しにやってきた愛子も合流します。
(愛子)結、歩! 行ったらあかんって言ったでしょ!!
しかし、結は愛子の怒りに反応することはなく、崩れた家を見上げながら、静かに尋ねます。
(結)これ何?
”これ”
(結)これ何?
(聖人)これが……俺たちが暮らしとった家や。お父さんとお母さんが仕事しとった、店や。
(結)……うそや。
昨日までみんなで暮らしていた家が、突然なくなってしまった。
その事実は、幼い結には耐えがたいものでした。
ナベさん、生存確認。
それから少しして、聖人たちは避難所にナベさんが来ているのを目撃します。
聖人たちが声をかけるよりも早く、そばにいた福田が、米田一家の下へ駆け寄ってきました。
(愛子)河津小学校にいたんやないの?
(福田)それが、中央病院におったらしいわ。
情報共有を行う大人の横をすり抜けて、歩はナベさんの前に進み出ます。
(歩)おじさん、真紀ちゃんは?
酒でも飲まなければやっていられない。
ナベさんは焼酎カップを手にしたまま、ピクリとも動きません。
歩はひざを折り、目線をナベさんに合わせて、もう一度尋ねます。
(歩)ねえ、真紀ちゃんはどこ?
(孝雄)…………死んだ。
生存者を苦しめる後悔。
(聖人)ナベさんの店、崩れてへんかったやろ……!
(孝雄)タンスが全部倒れて……下敷きになって…………。
ナベさんの声は震え、やがてそこに涙が混じっていきます。
(孝雄)何で真紀なんや……何で俺やなかったんや……まだ中学生やぞ……!
歩は言葉にならず、思わずその場を離れます。
ふらふらと歩きながら、地震発生前日のことを思い返す歩。
(歩)また明日ね……って言うたのに。また買い物行こうなって、言うたのに……!
ふたりの思い出がつまった宝箱
真紀の訃報を聞いてから、抜け殻のようになってしまった歩。
聖人は、歩に寄り添う役目を家族に任せ、休みもなく動き回っていました。
(聖人)家から使えそうなもん持ってきた。……歩。
聖人は歩に、花柄のケースを手渡します。
守られた親友との思い出
結が翔也と浜辺で会話をしている同時刻。
歩は自室で、あの花柄のケースを開けていました。
そこにあったのは数枚の写真と、3枚のCD。CDをプレイヤーに入れると、音楽が流れ始めました。

失ったもの、守られたもの
聖人さんが歩に届けた箱は、糸島の歩の部屋にちゃんと保管されている。
そして、中に収められている思い出のCDは、今もなお聞くことができる……。
涙腺にくる展開でしたね。
さて、今週放映分の2話は、いずれも結の回想と、その隙間に現代の映像を差し込むという方法で、より印象を高めながら放映されてきました。
今日の最後に出てきた永吉おじいさま。
彼は空気を軽くするために出てきたと共に、明日以降、結たちが何故糸島に来ることになったのかを解説する役として投入されたのではないかと推測します。
(とはいえ、翔也くんもいる中で、どこまで昔の話をすることができるかは未知数ですが。)
そういえば、聖人さんと永吉さんは1話からその不仲さが強調されてきました。
家を飛び出し、しかし道半ばで夢を諦めざるを得なかった聖人さん。そんな息子に、永吉さんはどのような言葉をかけたのか……。
そして予告の「結と向き合うことができなかった」という言葉も気になりますね。
とはいえ、まだ火曜日。話の山場はまだ残されているはず。
まだしばらくは、緊張しながら放送を追う必要がありそうです。
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ネットの反応
アユちゃんは、真紀ちゃんの夢やたぶんやりたかったことをなぞるようにここまでやってきたんだろうか。モデルとか、ギャルとか