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【書評】コンプラ無き時代に乾杯! 若き日の本田圭佑を「首脳」はどう見たか。フットボールサミットをサミットしてみる。【サッカー大考察】

「サミット」の日本語訳は「首脳会議」。というわけで表紙に「サッカー界の論客首脳会議」とぶち上げられた「首脳」たちは元川悦子、西部健司、木村元彦などたしかに錚々たる顔ぶれ。彼らが「本田圭佑という哲学」を大テーマを元に喧々諤々語るという内容。 ...
大考察

【書評】片野道郎が紡ぐ、「モウリーニョの流儀」。フィジコにフィジカルトレーニングをさせず、モウリーニョは巨人と戦う。【サッカー大考察】

片野道郎といば、まずそのどことなく陰りのある文体が神聖なる被写体の人物像とマッチしてスパークしてしまった傑作、「天の扉 ロベルト・バッジョ自伝」。「ヨーロッパでは○○。だから日本は遅れている」論調一辺倒だったスポーツ・ジャーナリズムにおいて...
Jリーグ

【書評】オシム号は「ツァ」がポイント!? フットボール批評を批評してみる。【サッカー大考察】

そもそも批評文化がほとんどない日本でひとり気を吐くサッカー批評誌、フットボール批評issue25の表紙は白髭を蓄えた元日本代表監督イビツァ・オシム。Jリーグ登録名は「イビチャ」であったところをより原音に近い「イビツァ」と表現するのは木村元彦...
大考察

【書評】小澤一郎「サッカー選手の正しい売り方」から読み解く日本サッカー界の未来とスポーツジャーナリズムのあり方。そして若き日のファラオと大津祐樹。【サッカー大考察】

「メガネロック」ボーカリストさながらの甘いマスクと優しい語り口で知られるサッカージャーナリスト、小澤一郎の著作は、ビジネス書でもなく戦術論でもない意欲的な表題から始まる。「サッカー選手の正しい売り方」。何かへのアンチテーゼなのか、それとも別...
大考察

【書評】木村元彦「オシムの言葉」が変えた日本サッカーの戦術とは【サッカー大考察】

イビチャ・オシムといえば2003年にジェフ千葉、2006年には「あっオシム、言っちゃったね」という川淵三郎がサッカー史に残した名(?)言ととも日本代表監督の就任が露わにされた名将中の名称。結果と内容をともなうサッカーマネジメント、類まれなる...
書評

【書評】自身を生まれながらのリーダーと評するシメオネの「信念」があぶりだす成長への原則。(訳・江間慎一郎)

選手時代は当時世界最高峰だったセリエAやアルゼンチン代表。1998年フランスワールドカップでは執拗な威嚇の末ベッカムを退場に追い込んだり、ドサクサ紛れに中西永輔へアイアンクロー(というかほとんど目つぶし)をぶちかます「潰し屋」として大活躍し...
書評

【書評】これ一冊でサッカー戦術まるわかり! 西部謙司が挑む戦術書の新たな可能性。

「サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単にわかるようになる本」。戦術とは何かと聞かれれば、それは「戦うための術」でしかないけれど、その言葉の根源に挑むがごときタイトルがまず意欲的。著者はサッカージャーナリスト界きっての戦術論客、西部謙司とSAL...
書評

【サッカー書評】排出したJリーガーは60人以上!「ボールに○○回触れ!!」静学学園が貫く名手育成の秘訣。

こんにちは、新井一二三です。今回は異能のテクニック集団、「静岡学園」の名将、井田勝通の著書「静学スタイル-独創力を引き出す情熱的サッカー指導術-」をご紹介します。 ◇ そのサッカーを実際見たことがなくても、「静岡学園」といえばどんなサッカー...
書評

【書評】ドリブルはヘソで抜け! 99%の成功を謳う世界のドリブルデザイナー、岡部将和の理論は嘘か誠か。

サッカー村の住人なら一度は目にしたことのある「ドリブルデザイナー」岡部将和の一冊。2007年原初のFリーガーとして、当時名古屋と2強を形成していたバルドラール浦安で選手権の優勝を経験。その後唯一無二の肩書を背負って世界各地で活動。宇佐美や堂...
サッカー良書

【サッカー良書】夏休みは海に行け、彼女を作れ!? 南野も輩出。一年一人以上のプロを輩出する興国高校サッカー部の育成哲学。

稀代の監督が語る、プロ内定選手に共通するもの。 南野拓実は高校時代、年度代別代表にも選ばれるエリートであったにもかかわらず、まじめで謙虚。常にどうすれば自己を高められるかを考えていた評判の生徒だったという。そんな彼が過ごした興国高校を率いる...