【朝ドラみ隊】虎に翼第39話ふりかえり:寅子はもう法の道には戻らない!? 気になるネットの声も調査

朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です。

寅子はつらかっただろうし、苦しかっただろうけど、よねさんに何も伝えてなかったのはさすがによろしくないと思いました……。一緒に戦ってきた仲間じゃないか……もっと頼ってくれよ……

でもあんな辛い道にもう戻りたくないと思ってしまうのも理解できてしまう……どうすれば……

【虎に翼】第8週4話あらすじ

轟の帰郷を聞かされ、よねは寅子にひとりではないと告げる。それは、自分も必ず合格して女弁護士になるという決意表明でもあった。

ところが事務所に戻って、よねは穂高先生から先日の講演会の折寅子が倒れた事を聞かされる。それだけでなく、寅子は懐妊のことを皆に隠していたのだ。

「弁護士を休んで子育てに専念すべき」

「女性弁護士が来ると聞いた時点で、こうなることは分かっていた」

「弁護士の資格は持っているんだから、仕事への復帰はいつでもできる」

次々と声をかけられ、小さな声で「はい」と返事をする寅子。よねの唇は怒りに震え、言葉も出ない。一言もなく去っていったよねを、寅子はふりかえることすらできなかった。

「法の道に二度と戻るつもりはない」

退勤後、寅子はよねの暮らすカフェー燈台へ向かった。昼から酔っ払いで溢れていた上野の街からは人気がなくなり、カフェー燈台の店内も薄暗く、軍歌が流れている。寅子を見かけたマスターの増野はそっと状況を説明してくれた。

「このご時世、不真面目な商売は上がったり。今は喫茶と街の法律相談で細々と生きてるってわけ」

よねは客席で女性から法律相談を受けている。依頼人の女性はよねに感謝を告げ、嬉しそうに帰っていった。こうして増野、寅子、よねの3人だけになった店内。訳ありげな寅子が切り出した言葉を聞いたマスターは気を利かせて店の奥へ行く。

「黙っていたことは謝る、ごめんなさい。無責任だって言いたいんでしょ?」

よねは『消えていった仲間のために』と使命感に燃える寅子を、ずっとくだらないと思っていた。結婚も、出産も好きにすればいい。しかし、寅子の悲劇のヒロインのようなふるまいが気に食わなかった。もちろん、寅子にそんなつもりはないのだが、よねの言葉は続く。

一人で背負ってるって顔で恩着せがましいくせに、男どもに優しくされたらほっとしやがって

男に守られてる方がお似合いだと、声を荒げるよね。対して寅子は静かに問い返す。

じゃあ、私はどうすればよかったの?

寅子の選択が賢いものであったことはよねも理解している。しかしそれでも、よねはどうしても寅子に怒りを抱いてしまうのだ。

心配ご無用。女の弁護士はまた必ず生まれる。だから、こっちの道には二度と戻ってくんな

……言われなくてもそのつもりよ

寅子は涙をこらえながら、よねの元を後にした。

 

帰宅した寅子ははるに、事務所に辞表を出してきたことを伝える

行く道にどれだけ地獄しかなくても自分なりに頑張った。でももう降参です

はるは深くは追求せず、寅子に着替えてくるよう言う。寅子がいなくなったあと、はるは1人、深いため息をつくのだった。

一方寅子の部屋。

寅子は棚から出した箱の中に、これまでの努力の結晶を仕舞い込んでいく。淡々と作業を進める寅子だったが、不意に手にした六法全書を見て、こらえきれず泣き出してしまう。何度もしまおうとしては失敗し、やっとの思いで、使い古した六法全書を箱の中に入れる寅子だった。

同時刻、明律大学。

寅子の辞表を、穂高先生が静かに読んでいた。

地獄から抜け出した寅子を迎える平穏な日常

険しい法律の道を歩くことをやめた日常は、非常に穏やかなものだった。

優三は何も聞かずに寅子に寄り添ってくれる。新聞も読むことをやめた。唯一の心配と言ったら、離れて暮らす直明からの手紙がないことくらい。花江と直言は今も手紙のやり取りを続けているようだが、直言の手紙が”らしくない”と花江は愚痴をこぼす。戦地にいるのだから、ふざけたことは書けないと寅子が推理し、2人は静かに笑いあう。のんびりと過ぎていく時間は、女学校時代に戻ったようだと花江は言った。

「こんなこと言っちゃダメなんだけど、とらちゃんが家にいてくれて嬉しい」

直言はお国のために働いているのだから、寂しがってはいけない。けれど、親友の前で花江は本音をこぼしてしまった。寅子は花江に「これからはそばにいる」と返す。

 

そして昭和19年(1944)、春。

空襲などに備えて道を広くするため、猪爪の家は国に明け渡すことになった

直言の提案で、猪爪家一同は家の前で写真を撮る。この度新しく家族に加わった優三と寅子の娘優未も一緒の、家で撮る最後の集合写真だ。

撮影後、寅子は優未を抱いて河原を歩いていた。口ずさむのはいつもの「うちのママとうちのパパが喧嘩して……」だ。そんな寅子に優三が声をかけてきた。自分に来客だと聞かされた寅子は、ぐずる優未に笑いかけながら、優三の元へ向かうのだった。

連続テレビ小説「虎に翼」 キャスト・出演者相関図 【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼
連続テレビ小説「虎に翼」の出演者相関図・キャストをご紹介します。主人公は伊藤沙莉さん

諦めないでと言いたいけど、寅子のことを考えると……

穂高先生は寅子に「資格はあるのだから戻ってこれる」と言いました。もちろん、今のように復職を歓迎してくれるような時代ではなかったとは思うのですが、雲野先生に相談してみるとか……!

よねさんに「もう戻ってくんな」と言われて「戻ってくるつもりはない」と言い返しちゃうのも寅子らしくない気がします……。心身ともに疲れ果ててるからなんだろうけど思い直してほしい……!

一方よねさんですが、法律相談を開けるのは彼女のおかげですよね。なんだかほっこりしてしまいました。ついつい厳しく言う人ですが、彼女だって試験合格を目指して頑張り続けている身。「悲劇のヒロイン」発言は、もっと自分を頼れ!という裏返しなのかな? なんて考察しています。

何にせよ、寅子の来客とは一体誰なんでしょう?今週はすっきり終わらなさそうです。

「虎に翼」の“新しい男たち”は本当に新しいか 男を茶化す歌「モン・パパ」が男たちだけにウケる“深い理由” | 文春オンライン
4月から放映されているNHK連続テレビ小説『虎に翼』の快進撃が止まらない。日本初の女性弁護士である三淵嘉子をモデルとする主人公・猪爪寅子(いのつめともこ)が、結婚こそ女の幸せという周囲に「はて?」と…

予告の優三退場は嘘だった! 安堵したネットの反応

先週の予告の寅子が抱えていたのが位牌じゃなくてよかったって皆思ったよね……

タイトルとURLをコピーしました