こんにちは、朝ドラみ隊です。
100話超える間に寅子も変わったなぁ……と思っていましたが、
まさかこんな形でそれが生かされるとは……!
【虎に翼】第22週2話あらすじ
結婚したら、どちらかは必ず名字を変えることになる。その考えが腑に落ちない寅子は夢の中で会議を開く。
翌朝、改めて『婚姻』の定義を耳にした寅子は、轟に謝罪すべく彼の下を訪ねた。
轟は過去を悔やむ寅子に対して、自分が立ち直ることができた理由を話す――
寅子の脳内会議
(寅子)結婚すれば、夫又は妻の名字を名乗る。それはつまり、どちらかは必ず名字が変わる……どちらかの名字は名乗れなくなるということでしょ? 個人の尊厳や平等とかけ離れてはいないかしら?
白く靄がかかったような空間で、『佐田』寅子が言います。相談相手は『弁護士の』寅子です。
(寅子)では、あなたが名字を変えたくない理由は?
目を閉じ、答えを探す『佐田』寅子。その答えは『戦時中の』寅子が持っていました。
(寅子)申し訳なくなった? 優三さんに。
『猪爪』『佐田』名字と共に経験してきた様々な困難
(寅子)佐田寅子でなくなると、優三さんと夫婦だった時間が消えそうな気がする?
『戦時中の』寅子の言葉は、『佐田』寅子が感じている悩みをずばり言い当てます。
(寅子)怖くはある。佐田寅子として生きてきた自分が消えてしまう気がして
『佐田』寅子と『戦時中』の寅子は、いくつもの苦悩を共有し、それでも前に進んできた戦友。
佐田寅子として築いたものが全て壊れていくのではないかと、同じ不安を抱えていました。
そこに現れたのは『猪爪』寅子。まだ幼い頃の寅子です。
(寅子)はて? その理屈で言うと猪爪寅子だった私は佐田寅子になった瞬間、あなたの中では既に消えてしまったということ?
(寅子)いえ、そういうわけでは……
(寅子)じゃあどうして佐田だけ特別なの?
『佐田』が特別なのではなく、名字が変わったという事実にこそ意味がある。
そのことを一番理解している『弁護士の』寅子は、『戦時中の』寅子と共に過去を振り返ります。
(寅子)あの時は、いち早く弁護士として認められることが仲間たちのためだと思って、焦っていた。だから社会的地位のために名字を変える必要があった。
しかし、その考えに異を唱える者が現れました。
『星 寅子』登場
(寅子)はて? 星 寅子。悪くないんじゃない?
その人物こそ『星 寅子』。彼女は社会的地位を得たいなら『星』姓を名乗るべきだと主張します。
(寅子)つべこべ言わずに星 寅子になっちゃいなさいよ。それで丸く収まる
しかし、その意見はいずれの寅子にとっても、受け入れられるものではありませんでした。
自分の夢の中だというのに収拾がつかなくなり、寅子は絶叫と共に目を覚まします。
(花江)……あぁ~もううるさ~い
(優未)うるさい
2人の他に、直明も寅子の叫び声で目が覚め、心配して駆けつけてくれたようでした。
(寅子)……ごめんなさい
婚姻とは『両性の合意のみによって成立する』
その日、寅子は轟にアポをとり、山田轟法律相談事務所を訪れていました。
きっかけは朝食の際に直人が言ったとある言葉。
(直人)『婚姻というのは両性の合意のみによって成立するんだ』
(直治)『りょうせい?』
(直人)『男と女ってこと』
この言葉を聞いた寅子は、自分の行為が如何に残酷なものであったか、理解したのです。
寅子を快く出迎えてくれた轟に対して、寅子は開口一番頭を下げるのでした。
(寅子)ごめんなさい。轟さんと遠藤さんの前で何も考えず「結婚の意味を見出せない」なんて
(轟)…………そうか。ハハ、まぁ座れ。茶でも出そう
轟の「今振り返ってみれば」
(轟)話したのか、相手と結婚について
(寅子)……改めて色々と考えてはいるんだけど、名字を変えなければいけないことに引っ掛かって
寅子は今回の一件を通して、名字が変わるという事実と初めて向き合ったのです。
『自分事になるまで気づかなかった』と反省する寅子に、轟は優しく言いました。
(轟)人間なんてそんなもんだ。今振り返ってみれば……の連続
(寅子)でも……
納得がいかない様子の寅子。そんな寅子に轟は、自らの『振り返ってみれば』を語ります。
よねがいたからこそ、花岡への思いを自覚できた轟
(轟)今振り返ってみれば、俺は子供の頃から、やたらと「男らしさ」にこだわっていた
振り返ってみれば、佐賀にいた時も、花岡と話すために登校時間を調整していた。
花岡が夢を語る姿を見たくて同じ道を選び、同じ大学で学べることを喜んだ。
(寅子)それは、つまり……
(轟)花岡への気持ちを知ったのは、それこそあいつの死をきっかけに自分を振り返って……いや
轟はそこで言葉を切り、柔和な笑顔を浮かべます。
(轟)山田が俺に「私の前では強がらなくていい」と言ってくれたからだ。山田と話せていなかったら、一人答えも出せずに心が壊れていたかもしれん
結婚を法で認められる ということ
(轟)……今振り返ってみれば、自分の気持ちを知った後でも、どうせ俺のことは世の中には分かってもらえないと諦めていた
しかし、そこで轟は遠藤と出会うことができた。
2人でいられればよかったのです。ですが、2人の関係は法的に認められないもの。
(轟)俺らが死ねば、俺らの関係は世の中からなかったことになる
それでも、自分が年をとった時に心の底から幸せだったと言えるようになりたい。
堂々と自分の考えを語る轟に、寅子はまた相談をさせてほしいと頼み込みます。
そして、一連のやり取りを聞いていたよねも、寅子に言葉をかけてくれるのでした。
(よね)別にわがままなんかじゃないだろ。結婚しても名字を変えたくないと思うこと。当然の権利だろ。……誰の顔色気にして弱気になってるんだ
夜、優未と航一 秘密の電話
夜、航一の下に電話がかかってきました。
(優未)夜分遅くにすみません。佐田優未と申します
(航一)優未さん?
(優未)航一さん……お母さんのことで、お話があります
「結婚したら佐田航一になる」猛反対の百合
そして日曜日。寅子と優未は再び星家を訪れていました。
和やかな昼食の場で、航一は覚悟を決めたように話始めます。
(航一)今日、皆にも話そうと思っていたんだ。……結婚したら、僕が佐田姓になるって
航一の名字が変わっても、朋一たちとの親子関係がなくなるわけではない。
何より、航一自身『星』という名字に思い入れがない。
だから、自分が佐田姓を名乗る。
航一の言葉に最も早く反応したのは、意外にも百合でした。
(百合)そんなこと絶対いけません! 私は絶対に認めませんよ!

佐田か星か。それぞれの名字になった場合の展開を予想!
予告の「絶対に認めません!」は、航一が猪爪家に行く……ということだと思っていたのですが、まさか名字を変えるということだとは。
百合さんは昨日の放送でも、今は亡き星長官の写真をそっと触るなど、長官のことを大切に思っている描写が挟み込まれていました。
もう亡くなってしまった長官の一人息子が「星」姓を捨てることなど、百合にとっては考えられないことだというのも納得です。
寅子、百合共に譲れない名字問題、一体どう解決に持っていくのでしょうか。
史実から考えれば、寅子が「星」姓になることになりますが、その結論に至るにはまだ寅子の考えがまとまっていない気がします。
では航一の言うように、寅子が佐田姓のままの場合はどうなるのか。
航一と寅子が新居を構えるとしても、航一と百合の関係性は最悪になることは間違いありません。
そしてここまで沈黙を貫いていた航一の子供たちが何を感じるのか……。
こちらもまだまだ問題は山積みです。
どちらにせよ、最終的には皆が笑って食事を食べられるようになることを祈るばかりです!
個人的に、星家といえば鰻というイメージがあります。
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ネットの反応
航一が「栄養があるから」と尻尾を食べていたけど、この人寅子と会うまでは余生のつもりだったんだよね……今は長生きしたいと思ってくれるようになったのか。