こんにちは、朝ドラみ隊です。
うおおおおよねさん~~~~~最高です!!
【虎に翼】第21週1話あらすじ
寅子がよねを尋ねたのは、「結婚する意味」について意見を聞きたかったから。
しかしよねは答えを出さず、「自分たちで話し合うべき」だと突き放す。
意を決し、航一に相談する寅子。ところが航一から返ってきた返答は、寅子をさらに混乱させるもので……
轟から寅子への熱い信頼
山田轟法律相談事務所を訪ねた寅子は、見知らぬ男性と仲睦まじげに眠っている轟を目にします。
(轟)驚かせてすまない。……こちらは遠藤時雄さん。今、俺がお付き合いしているお方だ!
(寅子)お付き合い……
寅子の反応を見た遠藤は、交際を伝えるなどいきなりすぎると轟に訴えました。
しかし、轟はすっきりした顔で言います。
(轟)佐田には時雄さんとの関係をうそで取り繕いたくなかったんだ
寅子とよね。お互いを理解しあう戦友
なんとなく気恥ずかしい雰囲気の事務所に響く、ドアが開く音。
(よね)何だ、また来てたのか。遠藤も……お前も
よねは周囲を一瞥し、轟が交際を寅子に伝えたことを理解しました。
しかし、あえてその話題に触れることもないよね。
水を飲むよねに、寅子はこぢんまりとした花束を差し出します。
(寅子)よねさん、随分遅くなってしまったけれど、改めておめでとう。私、よねさんが弁護士になってくれて本当に嬉しいの!
(よね)別に、お前に喜んでもらうためになったんじゃない
よねらしい返事を諫める轟と、満面の笑みを浮かべる寅子。
その様子を見ていた遠藤が、ぽつりとつぶやくのでした。
(遠藤)梅子さんといい、素敵なお友達をお持ちですね
(よね)素敵なんかじゃない。こいつが私のところに来るときは、大抵自分の話を聞いてほしい時だ
芯を突くよねの言葉
自分の内心を言い当てられた寅子は、否定するどころか感心してしまいます。
(寅子)よねさんって、本当に私のことよくわかってるのね
(轟)うん……えっ?
寅子は単刀直入に用件を話し始めました。
(寅子)実は私、お付き合いしている人がいるんだけど…………思ってしまったの。今さら結婚する必要があるのかなって
よねはちらりと遠藤の方を見てから、答えます。
(よね)それを私たちに話して何になる? 相手に今の言葉をそのまま話せよ
梅子の考え
後日、寅子は航一と待ち合わせをするために竹もとに来ていました。
轟と遠藤に失礼な態度をとってしまったと自省する寅子に、梅子は優しく言います。
(梅子)あの2人、素敵よね。最初は驚いてしまったけれど、よく考えれば、驚く方がおかしいのよね
思わずうつむいてしまう寅子。しかし、店の入り口の方から待っていた人物がやってきました。
航一、最初から結婚を申し込む気でいた
(航一)それで、話って?
(寅子)この前話していただいた、プロポーズのことです
寅子は自分の考えを正直に打ち明けます。
航一との時間は楽しい。一緒に暮らせたら、それもまた楽しいに違いない。
けれど、寅子たちはお互い、経済的に自立していて、子供もいる。
そもそも永遠を誓わない愛を交わしたはずなのに、何故結婚しなければならないのか?
寅子の質問を、航一は真っ向から受け止めます。
(航一)僕は東京に戻る日まで寅子さんとお付き合いが続いていたら、結婚を申し込む気でいました
結婚は永遠を誓うわけではないという考え
元々結婚を申し込むつもりだったと言われ、面食らってしまう寅子。
寅子の「はて?」を解決すべく、航一は結婚する理由を3つに分けて説明し始めました。
(航一)理由その1。新潟は単身での赴任でしたので僕も時間の融通がききましたが、東京に帰れば、そうはいかないこと。
(航一)理由その2。婚姻することによって、互いの家族を養い、財産を残すための法的な後ろ盾が生まれます
(航一)理由その3。……民法第763条
(寅子)……『夫婦はその協議で離婚をすることができる』
航一は大きくうなずき、言葉を続けます。
(航一)婚姻自体が永遠の愛を誓う訳ではなく、永遠を誓わない愛であることに気付いたからです
結婚するということ
夜の猪爪家は大忙し。
着々と近づく直明と玲美の結婚式の準備に加え、直人の司法試験の準備も必要なためです。
花江の隣で雑誌を見ていた優未は、ウエディングドレスの特集ページで手が止まりました。
(優未)素敵……
(玲美)そうでしょ? それを真似してウエディングドレスを作ろうと思うんだけど、母が『自分の着た着物着ろ』って
どっちも着ればいいと提案する直明。予算の面から難しいと考える花江。
そこに割り込んできたのは直治でした。
(直治)お母さんは心配性だなぁ! 困ったらトラちゃんがバババ~ンと出してくれるって!
(花江)直治!
(寅子)花江、いいのよ。かわいい弟の結婚を盛大に祝う。……これって、死んだお父さんとお母さんに出来る最後の親孝行かも……って、最近そう思っているの
結婚すると、どちらかは氏を名乗れなくなる?
寅子の言葉が嬉しかった直明は、ふと寅子に尋ねます。
(直明)お姉ちゃんはさ、どうするか決めたの? 航一さんと
(花江)結婚となれば星家に住んで、星家の家の人になるんだから……
花江の言葉に引っ掛かった寅子。寅子の脳内に浮かんだのは民法第750条。
反射で六法全書を開いた直明は、750条の条文を読み上げていきます。
「夫婦は 婚姻の際定めるところに従い 夫又は妻の氏を称する」
「はて?」が止まらない寅子は、眠りについたあと、夢の中でも750条について考えてしまいます。
登場人物は2人。いつもの寅子と、法服に身を包んだ寅子です。
(寅子)「結婚すれば、夫又は妻の苗字を名乗る」それはつまり、どちらかは名字が必ず変わる。……どちらかの名字は名乗れなくなるということでしょ?
(裁判官寅子)……はて?
寅子とよね。言葉にせずとも深まっていく友情
最後の寅子の夢に思わずふふっと笑ってしまった月曜日。
今日はよねさんと寅子の言葉にされない信頼関係について考察していきます。
寅子が結婚を機に法曹の道を離れた際、完全に別たれてしまったように見えた2人の道。
その後なんとか再会するも、相変わらず雰囲気は最悪。
それでも2人を繋いでくれていたのが、「法の下の平等」でした。
互いに目指すものは変わっていないことを理解した2人は、自然と交流を深めていきます。
今日の「こいつが来るときは話を聞かせたいとき」は最高でしたね。
また寅子にとっても、よねさんは「理想の体現者」なのだと思います。
寅子が法曹界に入るきっかけとなった『女性は無能力者』。
試験合格の際の『男女平等の社会を目指す』宣言。
戦後憲法が変わったことで、よねさんはよねさんのまま弁護士になってみせた。
ズバッと芯を突くよねさんは、「はて?」を解決しないとすっきりできない寅子にとって友人以上の存在だと思います。親友であり、ライバルであり、戦友でもある。
明確に仲直りをしたシーンがあるわけではありませんが、2人の関係は以前よりも一層強くなっていることは見るに明らかです。これからもそのままでいてほしい!
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ネットの反応
「相手にそのまま話せよ」突き放しているようで、一番的確なアドバイスをくれるよねさん