【朝ドラみ隊】虎に翼第88話ふりかえり:被告人に致命的な証拠! 鍵を握るのは同級生の……!? 気になるネットの声も調査!

虎に翼第88話 朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です。

手紙が読み上げられた際の反応の違いが印象的な回でした!

【虎に翼】第18週3話あらすじ

どうしても被告人に肩入れしてしまう寅子は、自分は裁判に相応しくないと思い悩んでいる。

そんな中検察が提出した、被告人の手紙。しかしその文面からは、どうにも違和感を感じる。

悩んだ末、寅子はかつての友人に助けを求めるのだった――

裁判官も人。心が揺れ動いて当たり前。だからこその合議制

提出された書類を確認しながら、先日のライトハウスでの一件を思い出す寅子。

(寅子)ご一緒している裁判に相応しくないかもしれません。

……どうしても被告人側、差別を受けている人たちに気持ちが寄ってしまいます。

航一は「全ての事件に公平でいるなんて無理」だとハッキリ言い切ります。

無理だからこそ、先人たちは合議制という形を取ったのではないか、とも。

新たな証拠

寅子の悩みの種は、公判の際に検察側が提出した手紙にありました。

被告人・顕洙が、弟・広洙に宛てた、罪を犯したことをほのめかす手紙を翻訳したものです。

広洙へ。

広洙 きちんとご飯は食べているか

眠れているか どうだろうか

先日は差し入れをありがとう 私は健康に過ごしている。

私が中を完全に燃やしてしまったせいで心配をかけただろう。

私のせいで お前は お前の人生を 自由に生きられなかったのではないか

解放後 すぐに故郷へ帰った方がよかったのではと 責任をずっと感じていた。

自分はこの先どうなるか分からないから なんとか一人で生きていってほしい

手紙から感じた違和感

(入倉)バカですね、あんな手紙送るなんて

(寅子)……そうなのよね

自分は罪を犯していないと主張する被告人が、果たして重大な証拠になる手紙を送るだろうか?

『私が中を完全に燃やしてしまったせいで心配をかけただろう。』という文章も不自然。

日本語じゃないからバレないと思ったのだろうと入倉は言います。

しかし、寅子はどうしても違和感を無視することができませんでした

山登りの心得を説く寅子、優未に引かれる

そして今日は、優未の山登り当日。

(寅子)崖とか川の近くには不用意に近づかないのよ。

気を抜かないようにね。カッときても人を押したりしちゃ駄目よ

(優未)……そんなことしないでしょ

食い気味の寅子に若干引きつつ、優未は元気に出かけていきました。

確かに文面に存在する「火をつける」という言葉

顕洙の手紙と向き合う寅子。しばらくすると、小野が書類の確認を求めてやってきました。

寅子は事件の真実を探るため、意を決して小野に声をかけます。

(寅子)小野さん…… 嫌なら断ってくれていいんだけど、朝鮮の言葉で「火をつける」とか「燃やす」ってどうやって書くのか聞いてもいいかしら?

やがて小野は単語を紙に書いて、差し出してくれました。

早速手紙の原文と単語を照らし合わせる寅子。確かに「燃やす」に対応する単語があったのです。

寅子、思考がどんどん柔軟になっていく

帰宅後、疲れて倒れていた優未を起こした寅子。

(優未)あ~ ごはん何もやってないや

(寅子)待ってて お母さんが今……

そこまで口にして、寅子はふといいことを思いつきました。

(寅子)今日の夕飯、この前頂いたお菓子にしちゃおうかしら

「困っている人を助けるのは 普通のこと」

こうして、お菓子とお漬物という奇妙で楽しい晩御飯を迎えた2人。

寅子は早速山登りのことを優未に尋ねます。

(優未)何か 負けるのは腹が立つから一番に頂上に行こう! って言いだして……

優未たちは勢いよく山を登り始めました。他の班も黙って見てはいません。

皆が山を登る最中、他の班の子が足を痛め、大事をとって下山することになったそうです。

(優未)それでね、その嫌われてる子が転んだ子をおんぶして、私が荷物を持って山を下りた

自分も山登りしたかったろうに、他の子を優先した優未を寅子は褒めます。

(寅子)優しいのね

(優未)違うよ? だって困ってる子を助けるのは、普通のことでしょ?

意外な来訪者

日曜、優未を稲に連れ出してもらい、寅子はある人物を家に招きます。

(寅子)遠いところ、はるばるありがとう

その相手とは、汐見と高淑でした。

(寅子)……失礼なお願いだと分かっているの。でも、だから、引き受けてもらえると思わなかった

寅子の手紙を受け、彼らも悩んでいたところ、多岐川が背中を押してくれたというのです。

(汐見)それで、香子に読んでほしい手紙というのは?

異なる2つの訳

寅子は顕洙の手紙を香子に差し出します

香子は胸を割かれる悲しい内容に涙しながらも、手紙を読み上げてくれました。

前半部分は同じ。しかし、肝心の部分は全く異なっていたのです。

(香子)『私が気をもませてしまったせいで迷惑をかけただろう……』

検察側の明確な誤訳

当該の部分には、確かに「燃やす」の意味を持つテウダという言葉が使われていました。

しかしテウダの上に「ソグル」という、何かの中を意味する単語が繋がっている。

この状態だと、2つの単語は別の意味を持つというのです。

(香子)「気をもませる」「心を苦しめる」という慣用句になる……

手紙には、明確な誤訳が含まれていたのです。しかし被告人はそれを訂正しなかった。

(香子)諦めちゃったんじゃないでしょうか …………ごめんなさい、少しだけ自分と重ねてしまって

静まり返る室内。しかしようやく光明が見えたと、寅子は2人に感謝を述べます。

すると、佐田家に小野がやってきました。

【虎に翼】相関図[新潟編 第17週~]【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼
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翻訳だけでなく、元の言葉を確認する大切さ

過去の仲間が再び力を貸してくれるという展開、やっぱりアツいですね!!!!

香子ちゃんが力を貸してくれて本当によかった! 旅行、楽しんでいってほしいです。

 

さて進展があった顕洙・広洙兄弟の事件について。

検察が手紙を読み上げた時、僅かに顕洙の表情が変化しています。

この時点で彼は誤訳に気付いていたのでしょう。しかし、訂正はしなかった。

そして手紙を読み終えた後の杉田兄弟の表情。

言葉は口にしていませんが、「やられた……!」といったところでしょうか。

一方、そら見たことかといった入倉と、手紙に違和感を覚える寅子

判決を合議で下すというのは、非常に理にかなったシステムであることを伺わせます。

 

そして密かに杉田兄弟の動向を気にしている身としては、寅子が手紙の誤訳をどう扱うかが気になります。香子ちゃんに証人を頼むわけにもいきません。

裁判所の公式HPによると、裁判官とは本来、提出された書類の審議を確かめるだけで、自ら証拠を作るために動くことはあまりないようです。

寅子の裁判にかける情熱は、寅子本人も肩入れしすぎだと感じるほど強いもの。

明日の公判で、寅子は手紙の誤訳を指摘するはず。それを杉田兄弟が見て、どんな反応をするのか。(特に太郎弁護士)非常に楽しみにしております。

 

さて、今回の鍵は誤訳でしたが、これだけネットが普及した現代においても誤訳は存在します。

そんな世の中の面白誤訳を集めたのがこちらのサイトです。クスッと笑ってしまうこと間違いなしなので、ぜひご覧ください。

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ネットの反応

속을 태우다をGoogle翻訳するとたしかに「中を燃やす」と直訳される。だけど気を揉むという意味の慣用句だという説明もすぐに見つかった。すごいところを突くな……

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