こんにちは、朝ドラみ隊です!
う……う……梅子さんカッコいい……っ!!
【虎に翼】第13週1話あらすじ
私生活や子育てを花江に支えられながら、家庭局員として、特例判事として大忙しの寅子。
妻も親権を得られるようになった新民法は、寅子に梅子のことを思い起こさせる。
そんなある日、遺言書の『検認』を求めてやってきた一族。そこには梅子の姿もあった……
花江、上手くいかない1人での家事
はるが亡くなってから2ヶ月の昭和24年(1949)4月。
猪爪家は、働く寅子、学ぶ直明、家事を任された花江を柱に回っていました。
机に突っ伏して寝ている寅子と直明を起こして回る花江。一瞬油断した隙に魚は黒焦げです。
(花江)お義母さんはこんな失敗、1度もなかったのに
(寅子)ごめんね、ここのところ遅くなってしまって
(直明)僕も、いつもまかせっきりでごめん
しかし、寅子は今日、どうしても急がなければならない用事があるのでした。
救われていない人々を救うべく多岐川が提案した『愛のコンサート』
今日は家庭裁判所の独立庁舎が完成する記念すべき日。
祝いの場で、寅子は司会を任されています。
(寅子)皆さま、ささやかですが粗餐をご用意いたしましたのでぜひお召し上がりください
(多岐川)ささやかでは駄目なんだ
祝いの場でも容赦のない多岐川。
彼の怒りの矛先は、エビを食べようとしていた桂場とライアンに向いています。
(多岐川)おい桂場。何他人事のような顔している。救われるべき人々に手が届いておらんのは事実だろう。これは募集しても募集しても人員が増えないせいでもあるんだ! 人事課の怠慢だろ! こりゃ
(久藤)……言われちゃってるよ
そこで多岐川は、突然の提案を行いました。
(多岐川)……というわけで、これから3ヶ月 家裁広報月間とする!
愛の……コンサートだよ
汐見・香子の間に第一子『薫』ちゃん誕生
『愛のコンサート』など、もちろん寅子たちは初耳です。
(稲垣)「愛のコンサートです」って、何する気なんですか?
(小橋)誰が準備するんですか? 皆手一杯ですよ
そんな言い争いをしている家庭局面々の元に、星、ライアン、桂場の重役3人が訪れました。
彼らの用事は汐見にあるようです。
(久藤)ベイビーが生まれたそうだね、おめでとう
先日、汐見と香子の間には第一子が誕生しました。名を薫と言います。
意外と良好な関係の花江・道男
夜、寅子は家族と食事をとっています。今日は道男も一緒でした。
(寅子)家のこと任せきりで申し訳ないわ
(花江)ううん、全然大丈夫
花江は一家の母として、はるの代わりに家事を一手に担ってくれています。
(道男)四の五の言わずに働けよ。寅子が稼がなきゃ皆が困るんだからさ
(直人)……なんでお前普通にうちで飯食ってんの?
道男は日々笹山の元で厳しい修行に励んでいますが、彼にとっては極楽の様子。1つ欠点を上げるとすれば、笹山がひたすらしゃべっていてうるさいことくらいなのだそう。
相変わらず花江の子供たちは道男に敵意全開ですが、花江と道男同士は良好な関係を築いているようでした。
寅子の『特例判事』としての仕事
愛のコンサートの準備に追われる家庭局の面々ですが、彼らの仕事はそれだけではありません。
東京家裁、相談室。
寅子のメインの業務の1つに、ここでの家庭相談の手助けがありました。
仕事内容は主に4つ。
- 戦争で生死不明となった人の失踪宣言
- 本籍を失った人の就籍
- 遺児との養子縁組
- 離婚相談
どれも大事なことです。
特に新民法改定後、離婚の際に妻が子供の親権を得ることができるようになったこともあり、多くの人が役所を訪れていました。
そんな寅子の次の相談者は、死別した旦那の遺言書を持参した妾の女性です。
(女性)旦那様が突然亡くなってね。せめて財産くらいもらわないと割に合わないでしょ?
(寅子)大変申し上げにくいのですが、お妾さんには遺産相続の権利がなくてですね……
(女性)だからね、遺言を残してくれたの
『大庭徹男は、妾の女性に全財産を遺贈する』
女性が望んだのは、家庭裁判所の事業の1つである『検認』という行為でした。
財産の相続権がある人が一同に介し、遺言の存在と中身の確認をするのです。
故人の名は、大庭徹男。
集まった人の中には、梅子や光三郎もいます。
(徹太)時間がもったいない。始めてください。
(寅子)読み上げます。『……遺言者、大庭徹男は死亡の危急が迫ったので~(中略)~辻文雄に対して左の遺言を口授した。元山すみれに全財産を遺贈する』
信じられないといった様子で紛糾する大庭家の人間。
遺言書の有効性は、検認の場では判断できないことです。にやりと笑うすみれに対し、一族は怒りを露わにしました。
梅子さん、頭の中の新民法から会心の一撃
戦前であれば、全ての財産は長男である大庭徹太が相続するはずでした。
しかし新民法では、正式な遺言がなければ、配偶者が全体の1/3、残りの2/3を子供たちが分けることになっています。
(梅子)…………光三郎さん
そっと光三郎に耳打ちする梅子。
(光三郎)………………ああ。
新しい民法によれば、母と僕たち兄弟は父の財産の二分の一を遺留分として請求できるはずです。
梅子が新民法を把握していた。その事実に思わず喜んでしまいそうになる寅子です。
しかし、彼女の言葉を気に収まりかけていた怒りが再燃してしまいました。
(すみれ)本ッ当に邪魔しかしない女ね
梅子は何も言わず、「スン」の表情を浮かべるだけでした。

梅子さんは法律の勉強を続けていた!予告で見た彼女の笑顔がたのしみ
本日の考察は梅子さんについてです。
梅子さんが大学を辞めて以降、一体大庭家に何があったのでしょうか?
まず前提として、私は梅子さんは離婚していなかったのではないか……と推測しています。
梅子さんが離婚していないと考えられる理由は第60話の記事をご覧ください👇

離婚してしまうと、財産相続の権利を失ってしまうからです。
(実子たちには相続権が残りますが、元妻には残らない)
さらにすみれさんのセリフ「本当に邪魔しかしない女ね」より、梅子さんは徹男とすみれに対し、法の知識で的確に動きを制限してきたのではないでしょうか?
恐らくすみれさんの怒りの原因は、
- 常さんの文句に耐え続けて
- 10年も玉の輿を狙っていたのに、梅子さんに妨害され
- 総取りできたはずの財産も梅子さんによって取り分を減らされそうになっている
辺りではないでしょうか。
しかし大庭徹男も弁護士、新民法の改正を知らないはずはありません。
となると、財産をすみれさんが総取りできないことを分かった上で遺言書を書いた可能性もありますが、そうでなければ1949年1月1日以前に大庭徹男は亡くなっていた可能性も考えられそうです。
なんにせよ、明日以降梅子さんのあの優しい笑顔が見れる日が来ることは予告で分かっているので、それが非常に楽しみです!!!!
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ネットの反応
ヒャンちゃんもよねさんも梅子さんも……どうして女子部の面々との再会はいつも訳アリなんだろうか……