こんにちは、柱になり隊です。
ギャグ回かと思いきやしんみりしつつ、炭治郎の成長も感じられる良回でしたね!
善逸の全力ツッコミも何だか懐かしく感じてしまいました。
【鬼滅の刃 柱稽古編第6話「鬼殺隊最強」】
鬼殺隊最強の男、悲鳴嶼行冥。
彼の修行それぞれ滝行・丸太担ぎ・岩を押して運ぶこと。
どれも足腰を鍛える基礎訓練だ。……普通のスケールであれば。
最強の男直伝:3つの簡単な修行
岩柱、悲鳴嶼行冥。
彼が戦闘において最も重要と考えるのは、足腰の強さだ。
足腰を鍛える事こそが、正確な攻撃と防御に繋がる。
(悲鳴嶼)私の修行は、この3つの簡単なもの……
極寒の滝行。極太の丸太3本の同時運搬。そして身の丈倍以上はある岩を100メートル以上押して運ぶ。
待ち受ける無茶苦茶な修行の前に、善逸は気を失ってしまった。
岩で暖をとる?
早々に気絶した善逸は、悲鳴嶼の命で川に浸けられる。
そのあまりの冷たさに悲鳴を上げて飛び起きた善逸。そこで彼が見つけたのは、岩場に張り付く他隊士の姿だった。
(村田)岩に……くっつけ…………あったかいぞ……
光の速さで岩に貼りついた善逸は涙を流しながら暖をとることに成功した。
炭治郎、修行に取り掛かれない
善逸が復活したことを確認した炭治郎は滝の元へ向かう。
水の冷たさになかなか進めずにいる炭治郎だが、先に滝で頑張っている伊之助を心の支えに足を進める。ところが伊之助も、炭治郎が到着した頃には意識を失ってしまう。
岸まで戻って伊之助に心肺蘇生を促した炭治郎は、ようやく滝の元に辿り着く。
一足先に滝行を始めていた村田にアドバイスをもらいながら、炭治郎も滝行に励んだ。
”鬼殺隊最強”悲鳴嶼行冥
お昼時、炭治郎の焼いた魚を食べる隊士たち。魚を骨まで平らげた伊之助は唐突に言う。
(伊之助)間違いねェ……奴は鬼殺隊最強だ
炭治郎もその考えに同意。なんでも悲鳴嶼は他の隊士と匂いが違うのだとか。
しかし、善逸は信じない。彼を説得しようとする炭治郎だったが、説得の効果はなさそうだ。
そんな時、お昼休憩中の彼らの後ろを、悲鳴嶼が岩を引きずりながら通っていった。
悲鳴嶼が運ぶ岩のサイズは、炭治郎たちよりも大柄な悲鳴嶼の2倍近くもある。
(炭治郎)うわぁ……! 凄いなぁ! 悲鳴嶼さん! 俺もあんな風になれるかな!?
善逸の全力ツッコミを受けつつ、お昼を終えた炭治郎たちは再び滝に打たれ始めた。
なんとか滝行をクリアし、丸太担ぎに向かう炭治郎。
こちらもクリアしたものの、時刻は夕方。
視線の先に佇む大岩を動かすため、炭治郎は気合を入れなおすのだった。
禰豆子を追う無惨。決戦の時が迫る
夜の街を肆を刻まれた目玉が駆け回る。
目玉の主が琵琶を鳴らすたびに映像が切り替わっていく。
(鳴女)また1人見つけました……
彼女の能力によって、すでに鬼殺隊員の6割が、その所在を把握されている。
その実力に無惨も満足しているようだが、肝心の禰豆子は未だ見つかっていない。
しかし、椅子に腰かけ、鳴女に指示を出す無惨は満足そうに笑う。
(鬼舞辻)禰豆子も産屋敷も……もうすぐ見つかる
思いを託され、心機一転修行に励む炭治郎
今日も熱心に岩を押す炭治郎だが、岩はうんともすんとも言わない。
岩に押し負け、こけた炭治郎。そのはずみに靴紐が壊れてしまった。
修理に向かった先で、彼は隊士たちと出会う。
彼らは、過酷すぎる修行についていけず、これから山を下りるらしい。
後方支援に回ると告げる隊士たちに、後方支援を俺からも頼みますと頭を下げる炭治郎。
(炭治郎)皆さんが後方支援してくれたら、俺たちも安心して鬼と戦えます
鬼殺隊全員の力で無惨の首をとるのだと宣言した。
その言葉に奮い立たされ、隊士たちは山を下りていく。一方、想いを託された炭治郎も、また修行に励むのだった。
涙を誘う食事風景
今日のお昼は炭治郎お手製の握り飯。
現在の柱の多くが継子を持たない理由を考察しつつ、炭治郎の料理を食べて母を思い出す隊士たち。
嬉しそうな隊士たちの顔を見て炭治郎もまた、家族を思い出して在りし日を懐かしんでいた。
決意を新たに岩に力を籠める炭治郎だが、岩は一行に動かない。
そして6日目。活路を見出せない炭治郎の元に、玄弥がやってきた。
玄弥がもたらす大岩攻略の鍵『反復動作』
実弥との一件で謹慎していた玄弥は、開口一番炭治郎のあざに言及する。
(玄弥)お前……額のあざ濃くなってないか?
玄弥に鏡を借り、あざの様子を確認する。
彼の言う通り、確かにあざが濃くなっていた。
驚く炭治郎をよそに、玄弥は大岩を見上げる。彼もこの訓練に取り組んでおり、岩も動かせるとか。
炭治郎の苦戦を聞いた玄弥は、反復動作について話し始めた。
感情を高ぶらせるのは、どんな時か
夕暮れ時。隊士たちが炭治郎を呼びにやってきた。
彼らは炭治郎の味が忘れられないらしい。炭治郎は修行を切り上げ、夕食を作り始めた。
その後、帰ってきた玄弥と訓練について話す炭治郎。
そんな時、玄弥がふと言った。
(玄弥)炭治郎。お前にとって、感情が強く高ぶるときって、どんなときだ?
炭治郎は天井を見ながら思案する。その横顔はどこか寂しそうだった。
咄嗟に謝罪し、炭治郎ならできると玄弥は励ます。
翌朝、まだ日ものぼらないうちから炭治郎は稽古に励むのだった。
心を燃やして極限集中。訓練を乗り越える炭治郎!
岩の前に立つ炭治郎は、玄弥から教わったことを思い返す。
全集中とは異なる”反復動作”。同じ行動をとることで、集中を一瞬で極限まで高める技。
炭治郎にとっての反復動作は、大切な人の顔を思い浮かべること。そして、煉獄の言葉を思い出すこと。
(煉獄)心を……燃やせ!
炭治郎の全身を力が走り、あざが燃える。全力で力を込めると、岩が少し動いた!
コツを掴んだ炭治郎は、反復動作から全力を出す行為を何度も繰り返す。
次第に体が一連の流れを覚えていく。
しばらく後。善逸と伊之助が見たのは、あざを燃え上がらせながら岩を押す炭治郎の姿だった。

新技『反復動作』について考察。ルーティンとはどう違う?
実力不足を痛感して山を下りる隊士たちに「後方支援のおかげで安心して戦える」と伝えられる炭治郎、かっこよすぎませんか。
あの言葉がどれだけ隊士たちに勇気を与えたか、想像するだけで胸が熱くなってしまいます。
さて、今回は炭治郎が身に着けた『反復動作』について考えます。
どこかで聞いたことがあるような無いような言葉だと思いませんか?
似た言葉だとルーティンでしょうか。
ちなみに私が真っ先に思い浮かべたのは反復横跳びでした。
反復動作とは、玄弥によると以下のようなことだそう。
(玄弥)集中を極限まで高めるために、あらかじめ決めておいた動作をする
反復動作をすることで、感情を増幅させ、力に変えるという説明でしたよね。
Weblio辞書に収録されている『実用 日本語表現辞典』によると、ルーティンとは
「routine」とは、日常的に行われる決まった手順や仕事、習慣のことを指す。
同辞書ではルーティンの効果について3つ挙げており、そのうちの1つが
いつも通りの行動をすることで、リラックスし、集中力を高められる。
と、記載されています。
つまり、反復動作とルーティンが与える影響は、実は正反対なのです。
しかし、ここにもう1つ反復動作と似た言葉『反復運動』というものを交えて考えます。
繰り返し行ったり来たりする運動のこと
反復運動自体は、反復練習などに代表されるように、繰り返すことで体に覚え込ませていく動作のことです。
つまり『反復動作』とは、『雑念を飛ばし、膨らんだ感情を力に変える』行為を繰り返すことで、精神集中から全力発揮の時間を短くする技なのです。
道理で聞いたことがあるはずなのに、調べてもクリティカルな記事が見つからないわけです。『反復動作』は、鬼滅の刃の造語なのですから。
しかしこの言葉の持つ説得力は凄まじいものがありますよね。
現実に証明されているものを組み合わせることで、造語の説得力を増す……。匠の技ですね!
こちらの記事はスポーツ科学の観点から『反復動作』を解説しているようです!
👉https://number.bunshun.jp/articles/-/846132?page=4
ネットの反応
炭治郎の焼きおにぎりが飯テロすぎる