こんにちは、朝ドラみ隊です。
まだだ……まだ終わってない……! まだ優三さんが生きて帰る道はあるはず……!
と、オープニングが始まる前に書いたのですが、次週予告を見る限り直言さんこれ……。
【虎に翼】第8週5話あらすじ
猪爪の家を国に回収され、寅子たちは直言の会社の社員寮に引っ越していた。そんな寅子の元を訪れた”来客”とは、女子部後輩の小泉だ。彼女によれば、女子部は廃止になり、高等試験も今年は行われない。小泉は先輩の後に続けないことを必死に謝るが、寅子の返事はどこか生気のない「そう」だけ。こうして、寅子たちが10年かけて切り開いてきた女性法曹の道はあっけなく閉ざされたのだった。
しかし、それを除けば寅子の日常は随分穏やかなもので、近所の人と協力しながら戦争を生き抜くことを第一に考え始めた矢先、優三に赤紙が届いた。
「頑張んなくてもいい。後悔せずに、生きてほしい」
家族が集まり、優三に赤紙が来たことを伝える。花江だけは「おめでとうございます」と言えたものの、他の者はそんな余裕はない。出征の前に何かしたいことはないかと尋ねられた優三は、寅子と1日出かけたいと答える。
「そんなことがいいのか?」
驚く直言に答えたのは、はるだった。
「そんなことがいいんですよね」
はるは、優三の気持ちを痛いほど分かっていたのだ。
そして翌日、いつもの河原。
手渡されたお弁当の中には目にも楽しいおにぎりが2つ。優三はおにぎりはすべて寅子にあげるつもりのようだ。しかし寅子はおにぎりなど眼中になく、優三の前方に回り込むと、土下座し始めた。
「私の我儘で結婚させてごめんなさい。試験を諦めないでと言えずにごめんなさい!」
寅子が優三にしたかったこととは謝罪だ。彼女は自らが弁護士として出世したいばかりに優三を利用したことをひどく後悔していた。寅子との結婚生活は普通のそれではなかっただろうし、優三の優しさにつけこんで子供を作り、結局法曹の道を諦めたのだから。しかし優三は寅子に顔を上げてほしい一心で口を開く。
「…………はて?」
寅子は当然「はて?」に怒るものの、毒気を抜かれてしまい、まっすぐ優三の方を見た。
「寅ちゃんが出来る事は、謝ることじゃない。寅ちゃんの好きに生きる事です」
優三は続ける。
「また弁護士をしてもいい、別の仕事をしてもいい。優未のいいお母さんでいてもいい」
何かに無我夢中になって頑張っている寅子の姿が自分は好きだと言いつつ、優三はさらに言葉を付け加えた。
「やっぱり頑張んなくてもいい。後悔せず、人生をやりきってくれることが僕の望みだよ」
その言葉は、寅子には今生の別れのように聞こえてしまい、彼女は取り乱す。そんなつもりはなかったと優三は弁明し、おにぎりを寅子に勧める。しかし、寅子は両手に持ったおにぎりの片方を優三に差し出した。
「おいしいものは一緒に」
「……だね」
こうして2人の穏やかで幸せな時間は、瞬く間に過ぎてしまう。
その日の夜、隣で眠る優三を見つめながら、寅子は針仕事をしていた。
「行ってきます!」遠ざかる愛した男の背中
出立の日。
寅子は優三にお手製のお守りを差し出した。
「寅は千里を行って千里を帰る。五黄の虎生まれの私が力をこめたお守りです」
裁縫の不得手な寅子が一生懸命作ったお守り。それがどれだけ嬉しいことか。優三はお守りを大事に抱きしめ、寅子に感謝を伝える。
そして、いよいよ出発の時。
近所の人が優三の出発を見送る中、寅子は俯き暗い表情。優三は寅子に変顔で元気を出させようとするが、これは失敗。最後に謝罪と感謝を伝え、優三は旅立つ。
「優三くんの武運長久を祈って、万歳!」
皆が万歳で彼を送る中、寅子は優未をはるに預け、弾かれたように走り出した。優三に追いついた寅子は大声で彼を呼ぶと、とびきりの変顔を見せる。優三はすぐさま変顔返しをするも、笑顔に戻った彼の顔は涙をこらえようとくしゃくしゃになっていた。
「行ってきます!」
どんどん遠ざかる優三の背を見送りながら、寅子は涙をこぼさずにはいられなかった。

過去1,2を争う不穏な次回予告!優三さん直言さんどうか……!
ぐわああああどうしてなんだよおおおお! 木曜で安心させておいてこれですよ! 鬼の所業!
というか最後の最後まで笑顔でい続けた優三さん凄すぎでは? ラストのシーンでも泣き出すようなことはなかったですし、精神が強すぎる。……戦いに赴くも、いつもの腹痛のせいで戦場に出られず無事生還……とかないですかね?次週で戦争編が終わるなら、優三さんの死に関連するシーンを予告で流さないのはさすがにないと思いたいです。一方直言さんは花江ちゃんの涙のせいで生存の可能性がだいぶ下がってしまった気がしなくもないですが、猪爪家は全員無事に生きて帰ると信じています!! そう思わないとやってられないです!
ちなみに五黄の虎とは36年周期で訪れる、最も運が強いとされる年のことだそうです。特に女性は強運で、寅子のモチーフとなった三淵さんはもちろん、石原さとみさんや北川景子さんなども五黄の虎年生まれなのだとか。なんだか納得の顔ぶれですね。

優三さんに一刻も早く安全に帰ってきてほしいネットの反応
ラストの涙をこらえて笑う優三さんのシーンで涙が止まらなかった