【朝ドラみ隊】虎に翼第64話ふりかえり:「ごきげんよう!」大庭家から飛び立った梅子!気になるネットの声も調査!

虎に翼64話 朝ドラみ隊

こんにちは、朝ドラみ隊です!

いやお前かーい! 優しさと強さは違うということを学べたよい回でしたね……。

【虎に翼】第13週4話あらすじ

ラジオに出演し、戦争孤児の委託先も見つかり、大庭家問題以外は順調な寅子。

しかしある日、小橋との帰り道ですみれと密会する光三郎を見つけてしまう。

どうあがいても梅子は傷つくしかない。梅子が下した決断とは……。

「家庭裁判所」愛と法律で問題ごとを解決する、市民のための裁判所

寅子と多岐川は女性代議士の立花と共に、婦人向けのラジオ番組に出演していました。

事前の広報活動が功を奏し、多くの人が聞く中で3人は話し始めます。

(立花)人によっては、家庭裁判所は子供を刑務所に入れる裁判をするところと考えているかもしれません

(多岐川)決して刑務所に入れるような裁判は行っていません

(寅子)子供だけでなく、ご家庭の離婚や相続などの問題についてもご相談を受け付けております

寅子の元にも、連日多くの女性たちが相談に来ていました。

しかし寅子は、女性たちを「守らなくてはいけない」か弱い存在だとは微塵も思っていません。

むしろ彼女たちは孤独に戦ってきたのです。家庭裁判所は、そんな彼女たちの手助けができる場所。

(多岐川)つまり、愛の裁判所なんですよ。家庭裁判所は

上野の街で抱き合う光三郎とすみれ

ラジオのおかげか、戦争孤児たちの委託先も増え始め、梅子の件以外は順調な寅子。

彼女と小橋が新規の委託先から帰る最中、街で抱き合う男女を見かけます。

(寅子)……光三郎ちゃん?

すみれ、梅子からすべてを奪っていく女

後日開かれた大庭家家族会議。

その場には追い出されたすみれもいました。彼女こそ、先日、光三郎と抱き合っていた女性です。

轟とよねから、光三郎の裏の一面を聞いていた梅子は、まだ信じられない様子。

(梅子)光三郎、何かの間違いよね? ……光三郎?

光三郎は互いの関係を否定しません。

悪いのはすみれを妾にし続けた父であり、すみれ自身は悪くないと主張します。

(光三郎)僕が彼女を幸せにしたいんだ!

(すみれ)ごめんなさいね。いつもあなたから大切なものを取り上げてしまって

すみれを追い出せと命じる常に、取っ組み合う徹太と光三郎。

場が混乱を極める中で、梅子は突然笑い出しました。

梅子、すべてを捨てて自分の人生を生きることを決意

(梅子)もう駄目、降参。……私は全部失敗した。

結婚も、家族との付き合い方も、子育ても。大庭家に入ってからのすべての行いは間違っていた。

(梅子)私はすべてを放棄します。相続分の遺産も、大庭家の嫁も、あなたたちの母としての務めも!

梅子が持ち出したのは民法第730条『直系の家族や親族は互いに扶け合わなければならない』。

この条文は、新民法議論の場で神保教授が強引に押し通したものでした。

まさに前時代の家制度の名残。

寅子たちが忌々しく思っていたこの条文を、梅子は味方につけます。

(梅子)お義母様のことは兄弟3人で話し合いなさい。

……育ててあげられなくて、ごめんね

でもお互い誰かのせいにしないで、自分の人生を生きていきましょう?

精一杯の笑顔で「ごきげんよう!」と挨拶を残し、その場を去っていく梅子。よねもニヤリと笑い、轟と共に梅子のあとを追いかけていきました。

うめ・とら・はなえ 3人で15年ぶりのおしるこ

ライアンのつてで、大物歌手。茨田りつ子をコンサートに招くことに成功した寅子たち。

後日調停員から、大庭家の顛末を聞き、調停申し立てが取り消されたことを知ります。

そして、再度開店した竹もとにて。

(寅子)梅子さん!

(梅子)トラちゃん! ……花江ちゃん? えぇ~!?

(花江)15年ぶり♡

3人はおしるこに舌鼓をうっていました。

よねや轟も誘ったものの、2人は忙しくて来ることが出来なかったそう。

あれから梅子は轟法律相談事務所の居候となりました。

寅子は改めて、その後の大庭家について話します。

梅子が財産を放棄した後、調停が取り下げられたこと。3人で挨拶に来たこと。

梅子は子供たちのことを、あまり心配していない様子でした。

(梅子)あの子たちは、なんだかんだでおばあちゃん子だしね。

立場の弱い人を縛り付ける法律を、解釈でやり返す

(寅子)あの……お聞きしてもいいですか? 民法第730条について

(梅子)「直系血族及び同居の親族は互いに扶け合わなければならない」ね……

(花江)わざわざそんな当たり前のこと、法律にする?

花江の疑問は、かつて寅子も口にしたこと。

梅子は珍しく感情を大きく前に出して、言います。

(梅子)私は腹が立った。

『扶けあう』って言葉で、また全部私のような人間に面倒を押し付ける気だなって

だから息子たちに押し付け返してやったの。法律は、本当に使い方次第だわね

またこうして気兼ねなく法律談議が出来ることが、たまらなく嬉しい寅子でした。

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730条は伏線! 梅子さんの失ったものを挙げたら壮絶すぎた

光三郎くん……全然光ってなかったじゃん……

道男みたいにキミだけは違うと信じていましたよ私は……。

ところで、梅子さんが逆転に使用した730条。これは第50話で、保守の神保教授が頑なに条文に残した言葉です。(詳しくは以下のリンクからどうぞ!)

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この回の記事を見ると、やはり寅子も花江ちゃんと同じようなことを言っていますよね。

家族は対等な立場で、互いを尊重しあい、困ったことは助け合うことは当たり前のこと。

【虎に翼】の流れだと、この条文は立場の強い人が弱い人を縛り付けるために残された……と思ってしまいます。それを解釈で自分の武器へと変えた梅子さん、さすがだと思います。

 

ですが、確かに結果オーライかもしれませんが!

梅子さんが奪われたものが多すぎます!

私は梅子さんの「あの子たちはおばあちゃん子」という言葉がひどく辛く感じました。

梅子さんが3人を育てていれば、なんだかんだで梅子さんのことが好きな子に育ったはず。

彼女が子供たちに注いだ愛情は返ってきません。

彼女が夫や子供から受けた心の傷はそう簡単には治りません。

子育て、介護……奪われた時間は返ってきません。

光三郎くんすらあの様子では梅子さんが子供に伝えたかったことは何一つ伝わっていないでしょう。

これだけの仕打ちを受けて、得られたお金もありません

 

財産は分割したようですが、大庭家の緩衝材となっていた梅子さんがいなくなった以上、彼ら彼女らが苦労するのは目に見えています。1視聴者としては、梅子さんがあの家のごたごたにもう二度と巻き込まれないことを祈るばかりです。

 

ところで轟くんの事務所、寅子の友人が集まる隠れ家みたいになってませんか……?

 

最後に、「年寄りっ子は三文安い」という恐ろしいことわざがあるようです。

今週の話は、このことわざにもかかっていそうですね。詳しい意味はこちら👇

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ネットの反応

遺言書偽造に光三郎が関わっているとしたら、すみれに「財産を光三郎が独占することで、祖母と母を養える」とでもそそのかされたのかな

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