19-20 クラシコ(マドリーvsバルセロナ)リーガ優勝を賭けた一戦をユニークレビュー。(動画あり)

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                             ( https://www.realmadrid.com/ja より)

雨のベルナベウ。気迫のこもった好ゲーム。

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リーガの優勝争いはニアイコールマドリーとバルサの争いである。近年アトレティコが割って入ったりしたが、結局のところそれは変わらない。しかもそれが2戦目となればなおさらで、特に順位下の士気は高まること必死。2020年3月2日、サンチャゴ・ベルナベウで開催されたクラシコはその典型ともいえる熱気のこもった好ゲームとなった。

マドリーは2ポイント差をつけられているので、とにかく勝つしかない。マドリーは主だったところではヴィシニウスとマルセロは先発。特にマルセロは先のシティ戦で大活躍だった「良いほうの」メンディ(悪いほうはシティのやつ)を差し置いての先発。地元各紙もメンディ先発の予想だったから、これはちょっとしたサプライズである。

主役はヴィシニウス? それを阻むテアシュテーゲン。

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小雨模様の中で試合開始。マドリーはさっそく(珍しく)気迫のこもった守備で観客をうならせる。ベンゼマとイスコ以外はきちんとスプリントしてバルセロナにボール回しを許さない。マドリーが毎試合これだけ走れば地球上のマドリスタは倍増すること間違いない。対してバルセロナは物足りない。雨の日はそのテクニックが浮き彫りになるというけれど、たとえばペップ・バルセロナ、それにライカールト・バルセロナよりもうまくない。インサイドのトラップひとつで観客をうならせる時代はやはり終わりを告げたのか。

20分を過ぎても0-0だが不可解なイエローが3枚出るくらいでテンションは下がらない。33分、バランがサイドに張り出すという不可解なポジショニング。それ何やねん!を突かれグリーズマンからアルトゥールへのスルーパスは50m級の大カウンター! しかしクルトワがこれをビッグセーブ。

マドリーが試合を操り、ビダルは悲しむ。

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しかしバルサはビダルの無視されっぷりがすごい。パスが来ないから走らない。走らないからパスが来ない。遠慮して前を向ける時でも振り向けない。この転校生使えない……。それもありやなしか、試合はマドリーがポゼッション、バルサがカウンターを狙う様相。時代は動いている。メッシのカウンターがこんなに恐ろしいなんて。決定機はむしろバルサが多く、前半は0-0でクローズド。しかし眠気を覚ます好ゲーム。目立つのはメッシ、ヴィシニウス。

後半開始。バルサが徐々に走れなくなる。ビダルはあいかわらずよくなく、中盤省略の様相に。だったらマドリーに一日の長がある。マルセロからボールを渡されたイスコがPAの角からファーへ強烈なシュート。だがこれはテアシュテーゲンが掛け値なしのビッグセーブ。今宵最高のセーブである。その後58分、マルセロが空振りでメッシのダーティーファールを要求する「ネイマール」を披露。今宵最高の珍事。おいおいそりゃないだろうとメッシ、コーチ、主審はそろって苦笑い。

マルセロの「ネイマール」から歓喜の瞬間へ。

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60分が過ぎ、バルセロナにナイーブなパスミスが続く。こういう時、誰が怒る?そいつが居ない。誰も怒れない。プジョルは、チャビは怒っていた。かつてイブラはバルセロナを寄宿舎の生徒だと評していた。優等生なら成績で示さなければならない。68分、ビダルont、ブライスライトin。さっそく光のようなスピードでクルトワの牙城を脅かす。が、好事魔多し。ブライスライトがクロースのノールックスルーパスの餌食となってヴィシニウスがテアシュテーゲンとワン・オン・ワン……。

やすやすと抜け出したヴィシニウス。ブライスライトはぼっ立ちで戻れない。ピケが焦って飛び込むもその足に当たって守護神の逆を突く。情けのない星のボールがゴールへ吸い込まれていく。やってのけた! 値千金の先制ゴール。その後マルセロがメッシのカウンターを防ぐとマドリディスタを大いに煽る。ベルナベウは歓声でもう、はちきれそうな勢い。観客は時間がたつのも忘れる最高潮。プレミアリーグさながら歌い出す。オーオーオー。

レアルにヴィシニウスという新たなアイコンが誕生。鬼軍曹の居ないバルセロナはどこへ行く。

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モドリッチin。ヴィシニウスはそのまま。結果ジダンはベイルの序列を下げたことを表明。直近のCLシティ戦のパフォーマンスではいたしかたなし。88分、ゴール前絶好の位置でSラモスが直接FKを蹴るという異常気象も発生するがおおむね問題なし。91分、ベンゼマに変わって入ったマリアーノがファースト・タッチ・ゴールで花を添える。タイムアウト。

これでマドリーは勝ち点差1をつけてリーガ首位へ。ヴィシニウスは紛れもないスターダムであることをこの試合で証明した。ほかは? バルセロナには重さが必要で、ビダルは現状仕方がない。マドリーはマドリー。ここに例えば世界最高のCFが居れば世界中のタイトルを欲しいままにするかもしれない。だけど彼はもうい居ない。たとえば久保建英はどうだ。今日のイスコなら十全にタケフサの方が活躍するだろう。

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