こんにちは、朝ドラみ隊です。
【虎に翼】第15週５話あらすじ
寅子の実情を、面白おかしく記事にしてほしい
優未の新潟行が決まった翌日、寅子は竹中と約束を取り付けていました。
（寅子）……私という人間が、完璧とも理想ともほど遠い人間であることを面白おかしく記事にしてほしいんです
寅子が渡したのは、家族の寅子に対する評価が書かれた紙。
それはお利口さんなものではなく、辛辣に、赤裸々に書かれたものです。
寅子はこの記事で、時の人として高くなった自分の鼻をへし折ろうと考えていました。
（寅子）これをしないと、家族との土台を作りなおせないから
多岐川邸での壮行会。香子との対話
その夜、多岐川主催の壮行会に招かれた寅子。会場は多岐川・汐見の自宅です。
（香子）いらっしゃい、トラちゃん
娘・薫と共に顔を出した香子。寅子は久しぶりに、彼女と２人で話をします。
壮行会会場を多岐川邸にしようと提案したのは香子であること。かつて寅子が届けたおにぎりのお礼を言いたかったこと。寅子が伝えた同級生の現状を聞き、嬉しそうに眼を細める香子。
（寅子）……会いたくないよね、みんなに
（香子）ううん。すっごく会いたい。でもね、崔香淑は捨てたの。娘のために
それでも、今の生活は幸せだから、だから気にせずいってらっしゃい。
寅子と香子はかつてのように、熱い抱擁を交わしあいました。
久しぶりの滝行。抱き合う同僚たちを見て、寅子も思わず笑顔
香子は壮行会に参加している小橋と稲垣には会わず、寅子を皆の下へ送ります。
縁もたけなわ。締めの挨拶を頼まれた多岐川は、立ち上がったまま硬直してしまいました。
かと思いきや、いきなり着物の帯を外し始める多岐川。
あれよあれよというまに、汐見によって滝行の準備が整えられていきます。
（多岐川）佐田寅子君！ この先の輝かしい人生を祈って！ …………こっちは任せろ!!
しかし、手塩にかけて育てた寅子がいなくなるのは寂しくて仕方がないと弱音を吐く多岐川。
同僚たちは、団子のようになりながら寂しさを抱擁で紛らわせるのでした。
轟・梅子・よねへ別れのあいさつに
翌日、寅子は轟たちに挨拶をしていました。
轟は寅子の昇進を喜び、梅子は手紙を書くと約束してくれます。一方、よねは机に向かったまま。
ちょうど帰ってきた子供たちの世話をするため、その場を離れた轟と梅子。
気を利かせてくれた２人に感謝しながら、寅子はよねに近づきます。
（寅子）よねさん、ごめんなさいね。何度も何度も来てしまって
（よね）……お前の鬱陶しさにはもう慣れた
（寅子）……怒られそうだけど、鬱陶しいついでに言っちゃおうかな
怪訝そうに寅子を見るよね。
（寅子）司法試験、受けてみるのはどうかしら
かつてよねが試験に挑戦していた頃から比べて、今の法曹界は変わってきている。
よねにしか救えない人がいる。そう確信する寅子は、彼女に受験を勧め、事務所を後にしました。
始まった「スンッ」の優未との２人きりの生活
昭和27年・春。
寅子は優未と共に、新潟は三条を訪れていました。
居間には写真が３つ。そのうち１つは、竹中が「餞別に」とくれた家族写真です。
相変わらず優未の「スンッ」は取れないまま。それでも寅子は決意を新たに生活を送るのでした。
よね・香子・寅子。それぞれの生き方を考察！
あいさつ回りを終え、新潟へ旅立った寅子。
優未の無表情は「スンッ」であったことが明言されましたね。
まさかよねさんが試験を受けていなかったとは驚きました……が、仕方のないことでもありそう。轟と一緒に孤児たちを支える必死の生活。そんな中で勉強できる余裕があったかは難しいところですからね。
恐らく寅子はその話を轟から聞いていたのでしょう。
寅子の激励には、よねに「もう一度隣に立ってほしい」という思いが隠されていたように感じます。
無視しきれないのも、よねさんが変わっていないことを表しているようで、なんだか嬉しかった。
香子ちゃんも様々な苦悩があったのだと思います。
しかしまさか笑顔で迎えてくれるとは。その心境に至るまでに何があったのか知りたいですね。
そして「娘のために名前を捨てた」という言葉。
あの瞬間、寅子は「自分にその覚悟はあるか？」と問いかけているようにも見えました。
学生時代から、エネルギッシュに走り抜けるタイプだった寅子。
対して香子は熟考したうえで、その道を貫きとおすタイプだったように思います。
だからといって、寅子がよねや香子のようになる必要はないのです。
そのエネルギッシュさを見込んだ人は大勢います。寅子は寅子のまま、優未との関係を築き直せるはず。次回予告の「仕事行きたくない～～！」は、仕事一筋の母だと思っていた優未にとって、良いインパクトになるのではないでしょうか？
裁判官・佐田寅子の物語を追う楽しみと共に、寅子と優未の家族関係も見どころですね！
来週月曜は祝日ですが、問答無用で記事を更新しますので、ぜひお楽しみに！
NHK公式にトラつばオフショットギャラリーなるページがあるのを発見しました！
笑顔以外の表情になることが難しいくらいのほっこりページです。
皆さんもよろしければご覧ください！
ネットの反応
視聴者も寅子に負けず劣らず皆と離れるのが寂しいよぉ！
