こんにちは、朝ドラみ隊です。
昨日の放送でヒャンちゃんが言っていた「寅子の想定とは違っても、いい方向に進むはず」という言葉がこんな形で回収されるとは思ってもみませんでした……。
【虎に翼】第6週4話あらすじ
筆記試験当日。席についた寅子は精神を集中させる。去っていった仲間のため、女子部の未来を切り開くため、絶対に失敗するわけにはいかないのだ。
試験を終え、優三と話しながら帰宅した寅子。2人を迎えたはるが握りしめていたのは、結局姿を現さなかった梅子からの手紙だ。そこには梅子の現状と謝罪の言葉が、美しい文字で書かれていた。
『光三郎と家を出ました。もっと早くこうしていれば……』
梅子の夫は長男と次男を連れて、若い女と再婚するそうだ。梅子は文中で自分のことを自業自得としながらも、自分のような立場の女性たちを助ける弁護士になることを寅子に望み、手紙は締めくくられていた。
寅子、筆記試験通過
それから少しして、試験の結果を知らせる官報が猪爪家に届いた。ずらりと並ぶ名前の中から自分の名前を探す寅子。
「あった……!」
寅子の名前があった。寅子だけではない。優三も、よねも、轟も中山先輩も皆名前があったのだ。こうして一行は、昨年筆記を合格していた久保田先輩と共に、口述試験対策を行うようになった。
そんなある日、試験官役の久保田の問いに対し、よねの表情が硬すぎることを中山が指摘した。よねは、法の知識を問う場なのだから愛想はいらないと反論するが、久保田はあることを思い出したようだ。
「結婚の予定はあるのかと尋ねられた」
『その質問は試験に関係ないのでは?』と答えた久保田。手ごたえがあったはずなのに落ちた原因に、その問答があるのではないかと思い至ったのだ。
あくる日、笹山と共に傍聴をした帰りに、寅子はその話を笹山にした。去年の試験も、女子部の面々は皆手ごたえがあったのにと首をかしげながら階段を下りる寅子。その問いに対する答えは隣ではなく、上階から聞こえた。
「同じ成績の男と女がいたら男を取るというものだ」
声の主は桂場だ。いつものように心無い言葉をかけただけかと思いきや、彼の言葉には続きがあった。
「”かなり”ではなく、”誰もを凌駕する”成績でなければ受かりはしない」
猪爪寅子”弁護士”、誕生
口述試験当日、寅子は月経痛に苦しんでいた。いつもより1週間近く早く訪れてしまったため、試験日と丸被りしてしまったのだ。そんな中で試験を受けた寅子は、試験終了後、家に帰るなり無言で自分の部屋へと引きこもってしまう。
少しして台所へ降りてきた寅子の目元は少し赤い。しかしはるは何も言わずに、寅子のごはんを準備し始める。
「具合は悪かったけどやり切りました。悔いはありません」
「嘘おっしゃい」
はるにはすべてお見通しだった。家にお金を入れるなら、何も言わずに応援すると言われた寅子は、必死で涙を抑え込んだ。
そして昭和13年(1938)、11月。
寅子のもとに合格の知らせが届いた。同時に、轟、中山先輩、久保田先輩も合格したが、優三とよねの名前はない。優三は寅子におめでとうと言ったあと、もうこれで終わりにすると言うのだった。
直言もはるも、彼の努力を知っているだけに、諦める必要はないと説得を試みるが、今回の試験で優三は自分の実力不足を思い知ってしまったのだ。
「今回は緊張も腹痛もなく、全力を出せた。もうここが潮時です」
悲しそうに笑う優三を、誰も留めることはできない。直言もはるも、そして優三も、皆目元に浮かんだ涙をこぼすまいと必死にこらえる。優三は落ちてしまったが、寅子の合格は素晴らしいことなのだ。同じように泣きそうな顔の寅子に、もっと喜ぶべきだと優三は優しく声をかける。
長い時間をかけて、ようやく勝ち取った女性弁護士の道。
しかしその景色は、思っていたものと全然違っていたのだった。

明暗分かれた試験。ずっと応援してきた身としては……
まずは寅子おめでとう! しかし正直、よねさんが落ちてしまったショックと優三さんが諦めてしまったことの方が衝撃の度合いとしては大きいです。よねさんの実力が足りないとは考えにくいので、やはり去年の久保田先輩のようにNGワードを踏んでしまったのではないでしょうか?
そして優三さんはシンプルに実力が足りないから諦めると。そんなのあんまりです! ずっと先輩として、共に合格を目指す同士として歩んできた優しい優三さんが弁護士になれないなんて……。
学んだことは無駄にはならないかもしれませんが、やっぱり夢を掴んでほしかったです。
明日は週最後の放送。
正式に弁護士になった寅子の苦労と活躍への第一幕が描かれると期待しながら明日を待ちたいと思います……。

凄まじい情報量の今話を様々な視点で考察するネットの反応
とても”日本初の女性弁護士誕生!”なんて華々しい回じゃなかった……。戦友が次々倒れ行く中、最後に切符を手に出来たのが寅子だけだったという話。鬱すぎる……