ダイジンを求めるネットの声
「ダイジンはね、すずめの子にはなれなかった。」 何百年もミミズを抑え続けてやっと解放されたのに再び要石としてミミズを抑え始める 何回も映画館で泣いた
映画公開直後、ダイジンに幸せになって欲しい願望が強すぎて書き殴った
ダイジン視点だとすずめの「うちの子になる?」は環さんがすずめに言った「うちの子になろう」と同じくらい重いものだったけど、あの時のすずめは「何も知らない高校生」だし猫に言葉が通じるとも思ってないから、「自分の言葉に責任を持て」と言えないのがツライ。

震災を知らない視聴者層へ向けた「今描かないといけない」物語
【すずめの戸締り】をご覧になって、皆さんはどんな感想を抱かれたでしょうか?
私は何度見ても、最後にミミズを鎮める直前の「いってきます」のシーンで涙腺を刺激されてしまいます……。
後ろ戸となった扉が見届けてきた、沢山の人の往来や営み。賑やかだったかつてを名残惜しいと感じながら、扉は後ろ戸へと変わっていきます。その中には、地震や津波によって失われた数多くの「おかえり」があります。それは人から人だけでなく、人から場所へ、あるいは場所から人へ向けたものだってあったことでしょう。
そういった思いがあること自体に思いをはせ、お疲れ様という言うように扉を閉める閉じ師は、とても素敵な家業だと思います。
新海誠監督は公開当時のインタビューにて「震災を知らない10代と11年前をつなぐ作品にしたい」と仰っていました。
返ってくることのない「いってきます」も、在りし日の光景が浮かぶ瞬間も、新海誠監督作品の美しさがあるからこそ、より寂しいものとして映り、鮮明に記憶に残るのだと思います。
今作は映画を見終わったあとに、知らずのうちに色んなことを考えてしまう名作中の名作でしたね。金ロー放映の際も、表現が変わったりすることがなくて本当によかったです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!
