こんにちは、朝ドラみ隊です。
過去の朝ドラを知っているとより楽しめそうだと噂の今作……!
【おむすび】第1週1話あらすじ
2004年4月。米田結は高校デビューを果たす。
高校最初の友達・恵美。恵美と良い関係が築けそうな矢先、結の姉が「アユ」であることがばれてしまう。
海を見ながら考え事をしていた結は、海に帽子を落として泣いている少年を見かけて――
結の高校デビュー姿はギャル?
時刻は朝の7:50。米田家の朝食の時間です。
ところが、食卓には空席が2つ。父の聖人はしきりに時計を気にしています。
(聖人)結、遅くないか?
(愛子)今日から高校生だし いろいろ準備があるんでしょ
ひたすら結の心配をする父・聖人。祖父・永吉は聖人を見ながら結の支度を予想します。
(永吉)髪の毛ば 茶色に染めとったりしてな。ほんで化粧もして、長~か靴下ば はいとったりな
(聖人)つまらんこと言うな! 結がそげん不良みたいなまねするわけなかろうもん!
普通に制服を着て下りてきたヒロイン・結
制服に身を包み、リボンの位置も確認し、準備万端。
食卓にやってきた結を、家族の温かい声が迎えます。
(愛子)何やってたのよ もう
(聖人)おお、よしよし。似合っとう、制服
(佳代)かわいいかよ? 結
ところが、永吉だけは様子が違いました。
(永吉)なんね 髪が黒か
(結)えっ!?
すかさずフォローを入れる愛子。
(愛子)おじいちゃん、結がギャルの格好で下りてくると思ったみたい
(永吉)歩がそうやったやろ?
朝食はたべずともおにぎりは忘れない
(聖人)やめれ! 思い出しただけで頭痛うなる!
(結)うちがそんなことするわけないやん。大体ギャルとか、今どき古いもん
ようやく食卓についた結ですが、時刻は既に8時をまわっています。
朝食をのんびり食べている時間はないと判断した結。
まるまるとしたトマトと、みずみずしそうなきゅうりを手に取り、さらには聖人のおむすびを1つ。
急ぎつつも食事をとって、家を飛び出していきました。
高校生活初めての友達・隣の席の恵美
2004年、4月。この春から高校1年生になった結の初登校日。
教室に着くと、早速隣の席の子が結に話しかけてきます。
(恵美)そのお守り、うちと同じ!
隣の席の子・恵美は、結と色違いのお守りを持っていました。
彼女は西区から引っ越してきたため、まだ友達がいないのだと言います。
(結)じゃあうちが糸島の友達第一号やね!
幼馴染・陽太
続けてやってきたのは幼馴染の陽太。
結のことを「おむすび」と呼ぶ、甲子園出場を目指すスポーツ少年です。
(恵美)おむすび?
(陽太)ん? こいつん名前。「こめ」「むすぶ」やろ? やけんおむすび
(結)ま、おむすびとか言いようのもう陽太くらいやし
自分のノートを陽太の手から取り返し、呆れた顔で言う結。
(陽太)あっそうか。みんなアユの妹って呼ぶもんな
結が隠したかった「アユの妹」である事実
陽太の言葉を聞いた瞬間、結は陽太の口を塞ぎます。
(結)あの子はお姉ちゃんのこと知らん。余計な事言ったら……
結の伝えたいことを理解した陽太。彼はすかざず話題を切り替えます。
しかし結の努力も空しく、ホームルーム中に結の隠し事はあっさり暴かれてしまいます。
(松原)お~君ね、米田 歩の妹って
(恵美)アユってまさか浜崎あゆみ!?
(松原)あ~違う違う。うちん高校の有名人。入学早々停学食らったアユたい
ざわざわと盛り上がるクラスメイトたち。
浮かない表情の結を、陽太は心配そうに見つめています。
米田家の呪い?
放課後、結は1人、海を見つめていました。
思い出すのは「アユの妹」として紹介されてしまった学校での記憶。しかし、突如聞こえた泣き声が結の意識を引きもどします。
(武人)駄目だ! 取れん!
泣きじゃくる子供の視線の先には、海に浮かぶ水色の帽子。
結は無我夢中で海に飛び込みます。全身ずぶ濡れのまま、帽子を掴む結。
その胸の内は、「何故飛び込んでしまったのか」という疑問でいっぱいでした。
(結)(なんで飛び込んだっちゃろ。うちは「朝ドラ」ヒロインか? 人助けって……これ絶対米田家の呪いやん!)
結を助けるため、迷いなく飛び込んできた青年・翔也
結が飛び込んですぐ。その様子を見ていた野球部らしき青年が結を追って海に飛び込んできます。
(翔也)だいじか! つかまれ! つかまれ、早く!
青年の手も借りつつ、結は無事男の子に帽子を返すことができました。
(翔也)お前 服着たまま海に飛び込むなんて危ねえべ
(結)あんたも服着とったやん
結と翔也は交互に「危なかった」「平気」と押し問答を始めます。
しかしそこで、またしても少年の泣き声が聞こえてくるのでした。
美味しいものは、悲しかったことを忘れさせてくれる
(武人)泣かんと。流されなかっただけ、よかったやろ?
(勇二)けどお母ちゃんが買ってくれた帽子がぐちゃぐちゃや!
泣き止まない勇二に、結はそっとトマトを手渡します。
(結)はいこれ。……美味しいもん食べたら 悲しいことちょっとは忘れられるけん。はい、食べり
(勇二)僕……トマト嫌い
(結)分かる。うちも小さい時嫌いやった。けど、このトマトは最高やけん
結がトマトを丸かじりし、それを見た武人もトマトを口に入れます。
それを見て、覚悟を決めたように勇二もトマトにかじりつきます。
(勇二)……おいしい!

「うちは朝ドラのヒロインか!?」込められた製作者の思い
今作の朝ドラで製作統括を担当されている宇佐川さんは、1話のタイトル回収と水落ちについて、
「朝ドラへのラブレターのようなもの」とインタビューで語っています。
今回の水落ちはラブレターの一環で「あまちゃん」オマージュだと思われます。
さらに恵美が「浜崎あゆみさん」と発言したことから、「おむすび」世界での流行なんかも見えてきますね。この辺りも、登場人物の内心を読み解いていく鍵となりそう!
宇佐川さんも朝ドラが非常に好きということですので、今回の水落ちのように過去のオマージュが今後も出てくるのかも……!?
各種オマージュについては記事でも取り上げていきますので、ぜひ当サイトで内容の振り返りを行っていただければ幸いです!
製作統括・宇佐川さんのコメントはこちらの記事をご覧ください!

最後に、編集長の感想をコピペして終わりとしたいと思います!