こんにちは!
今回から朝ドラみ隊と題して、現在放送中の朝ドラ、【虎に翼】を語っていきたいと思います。
それまでの常識をブチ破り、自分らしく前に進んでいく主人公の物語は、毎朝15分という短い時間で、前に進むエネルギーを与えてくれます!
朝ドラ【虎に翼】の基礎知識
【虎に翼】とは、2024年4月1日より朝7:45からNHK総合にて放送開始されている連続テレビ小説です。
後に日本初の女性弁護士となる三淵嘉子さんの人生を題材に、女性が弁護士になれなかった時代に”法律”という翼を得て、力強く羽ばたいていくさまを描いています。
主人公は伊藤沙莉さん演じる猪爪寅子(いのつめ・ともこ)。
女学校を卒業後、お見合い結婚を勧める母親を振り切って、唯一女性に法律を教えていた大学に入学します。
世間知らずで自信家な面ですが、全てに全力な女性で、”トラコ”というあだ名で親しまれています。
第1週第1話あらすじ
1946年、東京の河川敷。静かなこの場所で、1人の女性が新聞を食い入るように読んでいる。
「すべての国民は法の下に平等であって、政治、経済、社会的関係において差別されない」。
女性の名は猪爪寅子。のちに、日本初の女性弁護士となる人物である――
すべて国民が平等な社会に向け、踏み出した1人の女性
昭和21年(1946)、東京。
のどかな河原に1人、新聞を読む女性がいる。彼女が見ているのは、先日公布された日本国憲法。その第14条だ。
【すべての国民は法の下に平等であって、政治、経済、社会的関係において差別されない】
女性はスーツを着込み、確かな足取りで司法省の人事課に足を運ぶ。
彼女が尋ねた人物の名は桂場等一郎。後に最高裁判所長官となる男であった。
猪爪寅子。断固としてお見合い拒否
時は遡り昭和6年(1931)、初夏。
女学校最終学年となった主人公猪爪寅子は、父直言と母はると共に、東京のレストランでお見合いをしていた。しかし寅子は終始仏頂面だ。
それもそのはず。彼女は昨夜、母はると朝まで続く大喧嘩をした。そのまま無理やりお見合いの場に連れてこられたのだ。結婚などしたくない寅子は、眠気も相まってお見合いの場で居眠りをしてしまう。
当然お見合いは失敗。その後別のお見合いも失敗した寅子は、親友の花江に自分の考えを共有する。ところが花江の意見は母と同じだった。
「嫁入りをすることが幸せ」「自由に生きたいという考えは親不孝だ」
その晩、両親の元を訪れた寅子。拳を握りしめ、体を強張らせながら、寅子はお見合いを頑張ると両親に伝えた。
女だからわきまえろとはどういうことか
3度目のお見合い相手は帝国大学卒のエリート、横山太一郎。
結婚相手とは様々な話題で語り合いたいと言う太一郎は、寅子が望んだ対等な関係を築ける結婚相手かもしれない。お見合いを成功させたい寅子は3度目の正直を逃すまいと語り続ける。
ところが寅子にかけられた言葉は、「分をわきまえなさい。女のくせに生意気な」というものだった。席を立つ太一郎の背を見ながら、寅子は「……はて?」と首を傾げるしかなかった。
