【シナリオ研究室】無職転生第1話「無職転生」の面白さを研究&解説!

無職転生1話 シナリオ研究室

面白さを作中の要素から考察!

今話の重要な要素

  • 【緊張感の持続】転生するまでの流れの中、主人公の情報や飛び込んだ理由をチラ見せ
  • 【異世界感の強調】「言語が分からない」「電気やガスがない」
  • 【失敗を描く】魔術の習得までに何度も苦労することで、主人公に感情移入ができる。
  • 【ほどよい裏切り】魔術に失敗。木を折ってしまうなど、想像を少しずらしてくる。

非常に丁寧に世界が描かれている第1話でした。

特に【ほどよい裏切り】が随所にちりばめられているのが、視聴中のテンションを維持します。

異世界に行ったら言葉が分かるの転生ものの常識!→分からない

初めての魔術が発動成功!→飛ばない などのことです。

このほどよい裏切りは、【予定調和】を崩すことで生まれます。

 

予定調和の崩し方

ではどうすれば予定調和を崩せるのか。

ずばり、シナリオを書く際は「読み手にどんな気持ちになってほしいか」を念頭に置く

今回のエピソードなら、「転生後に言語が分からない」「電気もガスもネットもない」描写で、異世界に転生したことと作中の時代を描写しています。

魔術の鍛錬を重ねるシーンでは、視聴者がルーデウスを応援したくなるように失敗する姿を見せ、中級魔術の成功という盛り上がりで、視聴者にも喜びを感じてもらう……といったところです。

 

まとめ

予定調和の崩し方の塩梅は非常に難しいですが、意識するだけでも作品に良い影響が出ます。

ぜひ、作品に取り入れてみてはいかがでしょうか?

読み手に狙いの感情を味わってもらうべく、【予定調和】を崩す!
予定調和で進むストーリーについて考察している方がいらっしゃいます。
一読の価値アリ! です。

ネットの反応

作画がいいのはもちろん最高なんだけど、見どころは演出・脚本だったな。
分かりにくいところが一切なかった。
ビジュアルで説明できるところはビジュアルだけで説明してたし、一話内の情報量に過不足がない。

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